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静岡ユースの注目選手紹介【高体連編】DF窪田佑介、FW湯山大輔、FW山崎絢心<SBSカップ国際ユースサッカー>

アットエス


静岡サッカー応援アプリ「シズサカ」の編集部が、8月22日に開幕する「2024SBSカップ国際ユースサッカー」の静岡ユース注目選手をピックアップ!高体連編と、Jクラブ編に分けてお届けします。今回は高体連編。

>>>静岡ユースの注目選手紹介【Jクラブ編】MF土居佑至(清水ユース)FW山本将太(磐田ユース)

DF窪田佑介(浜松開誠館高)

肉弾戦にひるむことなく、相手のロングボールをヘディングでガンガンはじき返していくスタイルは爽快だ。自慢のフィジカルが海外勢相手にどれだけ通用するか。

東京都新宿区出身。中学時代にプレーしていたFC千代田に、浜松開誠館の青嶋文明監督と同じ清水商業高(現清水桜が丘高)出身のコーチがいたことがきっかけで静岡に。

「球際の強さや走力のレベルが高くて、開誠館を選びました。開誠館のセンターバックははじく能力が求められる。一つのプレーを極めれば試合に出られるようになるかなと思いました」

それまで小学校時代の区トレセン止まりだったディフェンダーが、入学後に自分の持ち味を磨き続け、県選抜に入るほどの力をつけた。

5月の県高校総体準々決勝で敗れた後、自ら進んで丸刈りになった。「もう高校最後なので、気合を入れようと思って」。ピッチを離れれば温和な雰囲気をまとうが、今は闘争心を隠そうとしない。サッカーと真摯に向き合う日々だ。

「自分のプレーで開誠館の『戦う、走る、粘る』のチームカラーを感じてもらって、多くの観客の方々に開誠館に興味を持ってもらえたらいいなと思います」

FW湯山大輔(藤枝東高)

県高校サッカー界屈指の点取り屋だ。プリンスリーグ東海では現在9試合12得点で得点ランクトップを独走中。全国の視線を集める大会で、その存在をアピールできるか。

武器は決定力。最前線で球を受けてさばいた後、ゴール前に嗅覚鋭く飛び込んでいく。エリア内では巧みなワンタッチシュートだけでなく、懐にボールを収めてシュートまで持っていく力強さも光る。

静岡市清水区出身。キューズから清水ジュニアユースに進み、中学時代は日本サッカー協会が全国の有望なフォワード16人を集めた「ストライカーキャンプ」に参加したことも。

SBSカップに出場する静岡ユースの中盤には、川合徳孟(ジュビロ磐田U‐18)や矢田龍之介(清水エスパルスユース)ら前線の動き出しを見逃さないパサーがそろう。湯山が欲しいタイミングでボールが出てくるだろう。

注目はアルゼンチンや韓国の屈強な守備陣に体をぶつけられた時に、どこまで耐えられるか。激しいタックルをかいくぐってネットを揺らす体験ができれば、静岡のエースはさらに一段階レベルアップする。

FW山崎絢心(富士市立高)

2年生ながらメンバー入りした期待のアタッカー。海外チームの強固なブロックを高速ドリブルで突き破るシーンが見たい。

元々備わっていたスピードに、技巧派集団の富士市立で磨かれたテクニックが加わった。敵陣の密集地帯をするするとすり抜けていくドリブルはエンタメ要素たっぷり。海外勢のディフェンス陣を手玉に取れれば痛快だ。

富士宮市出身。小学時代は清水エスパルス三島、中学時代はFC Fujiでプレーし、富士市立高へ。プリンスリーグ東海には1年時から開幕戦に先発出場した。杉山秀幸監督の期待の大きさの表れだろう。

静岡ユースのFW陣は山崎のほかに、山本将太(ジュビロ磐田U-18)と湯山大輔(藤枝東高)がいる。先発争いは激しく、2年生の山崎は切り札的な役割が多くなるかもしれない。

ただ、ジョーカーの仕事もこなせるプレースタイルだ。ピッチを縦横無尽に走り回って相手を混乱に陥れる姿を想像するのは難しくない。

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