「楽しまないともったいない!」 パワフルな別所さんも苦しい留学時代があった
メインパーソナリティ佐藤隆太さんと佐々木舞音アナウンサーが個性豊かな様々なゲストをお迎えして、幼少期のターニングポイントや、やる気スイッチの入った瞬間を深掘りしていく子育て世代に寄り添い活かすゲストトーク番組。
9月9日(月)の放送のゲストは、先週に引き続き俳優の別所哲也さんが登場!!長年朝のラジオ番組のMCを務め、舞台やミュージカル、映画でも活躍する別所さんのモットーなどを聞いてみました。
佐々木:長年、朝のラジオやられてますけど、あんなに元気なの羨ましいです!
別所:朝って嬉しくないですか?New Dayですよ!!New Day!
佐藤:すごいですね!(笑)
「遠くに行くときはみんなで行こう」舞台や映画を成功させるために大切にしているモットー
佐藤:朝、スイッチを入れるルーティーンなどはありますか?
別所:朝はスッキリ起きれるんですけど、ワンちゃんが2匹いまして。この子たちが起こしてくれるんですよ。
佐藤:へぇ~!でも時期によってはラジオのあと、稽古などに向かわれる訳ですよね?「これ、きついな」って時はありましたか?
別所:大河ドラマに出演したときに、武士の役なので声の出し方が変わっちゃって、ラジオの時も「拙者は~」みたいなサムライ言葉みたいになりそうになっちゃった時がありましたね。
佐藤:強烈な役を演じると、テンションが変わっちゃったりしますもんね。
別所:「大丈夫かな~」って思ってたんですけど、ラジオの現場に行ったら行ったで、楽しかったから踊ってたっていう。
佐藤:結局楽しんじゃってるんですね!(笑)
佐々木:そんな別所さんが、大切にしているモットーなどはありますか?
別所:アフリカの言葉なんですけど、「急ぐときは一人で、遠くに行くときはみんなで行きなさい」って言葉でがあって、人生で何か決断する時は仲間を作って、速度を落としてでもより遠くに行くことを目指すって素敵だなと思ってて。映画祭や舞台やるにしても仲間がいるし、家族の存在もあるし。でも時には一人で急がなきゃっていうときもあるし。
佐藤:別所さんはお一人でいる時はすごいスピードで行きそうですけど。
別所:はい、せっかちなんで。(笑)なんなら瞬間移動したいです!
「もう、いいんじゃない?俺、日本人だし」“タフでマッチョ”なアメリカでは、学んだことも多かった
佐々木:留学のご経験があるということで、どんな世界を見ることができましたか?
別所:留学というよりは、仕事で行ったので。それから現地で演劇の学校に入って。英語には自信あったんですけど、先生に「お前の英語は何言ってるか分からない」って言われてショックで…そこから頑張りましたね。「学び」という意味では、色んな演技の理論やアプローチがあるって知って、世界って広いなって思いましたね。
佐々木:気持ちが落ち込んだりしなかったですか?
別所:やっぱり人とコミュニケーション取るのが不安になっちゃって。「理解してもらえないんじゃないか」って思ったし。気を遣って話しかけてくれることもないし、自分でアピールしていかないといけないんですよ。とてもタフでマッチョな世界なんです。
佐藤:そこからどうやって振り切れましたか?
別所:やっぱり、ずっとそうしてると「もう、いんじゃね?」「第2言語だし、俺日本人だから完璧に話せないの、当たり前だよな」って思ってからは開き直ったんです。そしたら、やっていけるようになりましたね。
佐藤:今って、何をやってる瞬間が一番楽しいですか?
別所:これよく言われるんですけど、決められなくて。(笑)「根っこ」が一緒っていうか、楽しいと思うことを全部やってる感じです。じゃないとラジオも続いてないですからね~。
佐々木:楽しむ天才ですね!
別所:だって、楽しまないともったいなくないですか?
(TBSラジオ『やる気スイッチラヂオ アストルム』より抜粋)