戸塚区・秋葉中学校 人気ライターが職業講話 「仕事の信用」など語る
戸塚区の秋葉中学校でこのほど、1年生を対象とした職業講話が実施された。
当日は弁護士や消防署員、カフェのオーナーや美容師など各界で活躍する人々が講師として来校。生徒たちは事前に話を聞きたい講師を選択したうえで当日に臨んだ。
仕事の覚悟を聞く
ノンフィクションライターの村瀬秀信さんが講師となったクラスでは、横浜DeNAベイスターズの歴史をまとめた自身の著書『4522敗の記憶』を紹介。
様々な立場の人々の話を一冊にをまとめる苦悩や、取材の過程で球団の歴史の暗部まで切り込んだことから、出入り禁止となる覚悟をもって執筆したことなどが語られた。
「この仕事はいかに信用してもらえるかが大切。まずは信用してもらうことで面白い話も聞ける」と話し、誠意をもって対応するなど人間関係をしっかりと築いていくことの大切さについて語った。
また自身の中学時代について、あまり勉強をしてこなかったと振り返り、勉強して選択肢を広げ「面白いことを見つけるアンテナ」を持つことが重要だと語った。
同校の本間健太郎教諭は「将来の進路について少しでも考えるきっかけになってくれれば」と話した。