フジ・メディアHD、フジテレビ問題に「経営刷新小委員会」を設置も年齢層に大竹ら疑問「半数が70台以上。これで大丈夫かなという不安はよぎります」
2月7日(金)、お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。2月7日の放送は日刊ゲンダイの「フジ・メディアHD経営刷新委に吉田真貴子氏の名前…”高級和牛ステーキ接待”で辞職→天下り疑惑の元総務官僚」という記事を取り上げ大竹やジャーナリストの青木理らがコメントした。
フジ・メディア・ホールディングスが設置を発表した「経営刷新小委員会」は5日、会社側に「経営の透明性確保」「コンプライアンス確保の体制」など5つの項目の点検を求める要望書を提出したことを明らかにしている。
「3月末を目標とした第三者委員会の結論が出るまでの間に、フジがどういうふうに変わっていくのかを表明できる材料を表に出していきたい」
文化放送の斎藤清人社長(60)がこう話すように、《今般のタレントと女性のトラブルに関する会社の対応、対外説明等による影響に関する調査》を目的とした当該委員会は、中居正広氏の女性トラブルを巡り、フジテレビ幹部社員の関与が疑われている問題などの調査を開始している第三者委員会とは別組織だ。
しかし、その実効性に疑問の声があがっている。メンバーは斎藤氏をはじめ、伊東信一郎(74)、清田瞭(79)、熊坂隆光(76)、島谷能成(72)、茂木友三郎(89)の各氏など、フジ・メディアHD社外取締役から構成されているからだ。しかも、半数が70代以上のベテランだ。
壇蜜「ベテランというか…」
大竹「フジ・メディア・ホールディングスが、設置を発表したのは第三者委員会とは別の「経営刷新小委員会」を作りました。ちゃんとやりますよって言ってるんだけど、そのメンバーが 結構お年を召した方が多いと。79歳76歳72歳89歳それ以外にもいらっしゃるんでしょうけども、半数が70台以上。これをベテランと呼ぶかどうかはちょっと話は別ですが。 だから別の委員会の設置を発表したんなら、もうちょっと前向きな人たちというか、 お年を召している感じがあって、これで大丈夫かなという不安はよぎりますよね」
青木「まあ加えて言うのであれば日刊ゲンダイの記事にも書いてありますけど、ベテランという言い方はともかくとして、70代以上の男性ばかりなんですよね。女性が唯一入っているのは、吉田真貴子さん。元総務官僚ですよね。安倍政権の時なんかにいろんな問題で注目された方。女性が一人という問題もあるし、それから総務省というのはいわゆるあれじゃないですか?ラジオ局もそうですけど、テレビ局の電波の所管をしている官庁なので、天下りで、テレビ局と総務省がこういう形でやっていることは果たして健全だったのかというあたりも、テレビ・ラジオは公共の電波をお借りしてという面もあるのと同時に、巨大なメディア に公共性があるわけですから、その公共性のあるメディアが役所となあなあでありながら、きちんとやるべきことを報ずることを報じていたんだろうかみたいなことも含めて、今回は中居正広氏のいわゆる性的なトラブル問題が発端となって、フジテレビのそれに対する対応の仕方のまずさでものすごい批判が起きているわけですけれど、やっぱりテレビ局のありようとして、公共的な報道機関として、あるいは公共の現場を預かっている組織として、 その有り様が健全なのか。僕なんかはもう1回捉え直す必要があるのではないかなという気はしています」
大竹「そうですね。よその国はこういうふうに国の管理下に置かれているっていうのは、少ないらしいですね」
青木「むしろ政府をきちんと監視するのがメディアな役割なので、政府の影響があるというのは、ちょっとまずいんじゃないかということで、電波を管理するのが役所じゃなくて中立的な第三者委員会みたいなものを作って、そこが管理をしているというケースが多いので、先進民主主義国で日本のような総務省が所管官庁みたいになっている国は僕もすべて知ってるわけじゃないですけれども、日本の形は結構珍しくて健全ではないと思いますよね」