暑さを楽しむ、道具と知恵。キャンプフリークスたちの夏アイテム5選。
年々暑くなっている気がする、日本の夏。そんななかでも、夏のフィールドでキャンプを楽しんでいるキャンプ好きたちは、どんな道具でその暑さを凌いでいるのでしょうか。
今回はそんな疑問をもとに、みなさんの「夏」の相棒的ギアや、暑さ対策アイテムについて紹介してもらいました。
取材を敢行したのは、2025年7月18日(金)〜20日(日)にかけて開催された、GO OUT CAMP 猪苗代vol.11。猪苗代湖を望む天神浜オートキャンプ場のロケーションには、今年も多くのキャンパーさんが集い、各々のスタイルでイベントを楽しんでいました。
ヘビーデューティなYETIのバケツで、足だけプール気分。
こちらは、タフさと品質に定評のあるメイドインUSAのクーラーボックスブランド、YETI(イエティ)のアイテム。同ブランドらしい頑丈な樹脂製のバケツで、豊富な別売りオプションでカスタマイズすることにより、使い勝手を向上できる人気のプロダクトです。
こちらのキャンパーさんは、意外な使い方をして、夏の暑さを凌いでいました。
OWNER:あっくんさん
GEAR:LOADOUT 5G BUCKET / YETI
「グリーンカラーの道具が好きで集めています。このカラーは、2023年の限定色で、カップやクーラーと一緒にまとめて購入しました。このバケツには、着替えや、スーパーで買ったツマミ、時には薪を入れたりしています。暑い日は、バケツに水を張って、足を突っ込んだり……。持っていくと何かと便利なので、重宝しています。」
シンプルでタフな大容量のバケツ。こういうシンプルなアイテムは、使い手のアイデア次第でいろんな使い方ができます。天板をプラスして、サイドテーブルとして使ったり、サイドに収納バッグを取り付け身の回り品を入れたりと豊富なオプションも活用されていました。
夏のグルキャンシーンでは、たっぷりの氷を入れてドリンクを冷やすのもよさそうですね。
SUPに最新ギアを取り付け、まるで別の乗り物に。
キャンプ慣れしているみなさんに、夏キャンプを快適に楽しむ工夫について話を聞くと、湖畔のキャンプ場を選ぶことを挙げる方も多いです。当たり前のことですが、暑かったら湖に入って凉を取れますからね。
そんな湖畔キャンプに水遊び道具が加われば、楽しさは120%。こちらのキャンパーさんは、ウォーターアクティビティの定番のひとつ、スタンドアップ・パドルボード(SUP)を持ち込みシーンを満喫していました。
OWNER:shunpeiさん
GEAR:Syzygy Outdoor GearのSUP
「去年の東京アウトドアショーで、モノトーンなデザインと5万円台というコスパの良さに惚れて予約購入しました。さらに、前から気になっていたフィン部分に取り付けられる電動式の水中モーターも取り付けてみたんですが、これが最高。通常のSUPでは得られない、スピード感があって風が気持ちいです。だいたい5kmぐらいの距離を走っても電池は持ちました。」
GEAR:S1 PRO WATER SCOOTER /LEFEET
ハイコスパなボードに水中モーターを組み合わせた、カスタム電動SUP。ボードと合わせて約15万円と、モータボートやジェットスキーよりリーズナブルに導入できるので、今後人気が出そうな予感がします。SUPフィッシングを楽しむ方にも刺さりそうなアイテムですね。
夏の湖畔が似合う、汎用性バツグンのパノラマ幕。
暑さ対策の手段はさまざまですが、テント選びや撮影場所も夏キャンプを快適に過ごすうえでの重要な要素。
こちらのキャンパーさんは、韓国発の新進テントメーカー、ドームテントを湖畔の木陰に設営して、涼しげにフィールドでの時間を過ごしていました。
OWNER:ムラッキーさん
GEAR:BEATLE16 2.0 /3F UL GEAR
「中にいながら外の景色が楽しめる大きなドアパネルと天窓に惹かれて昨年購入しました。メッシュを全開放すると風通しが良くて涼しいです。フロアが四角形に近いので家具や収納を配置した時にデッドスペースが出にくい点もこのテントのいいところですね。」
アウトドアを満喫したいけど、暑くてテントの外に出られない。そんな葛藤を解消してくれる、大型ドアパネル付きのドームテントは近年のトレンド。こういったテントは、オプションで透明窓も用意されている場合も多いので、冬は中に篭りながら外の景色が楽しめます。
オールシーズン快適に過ごせるテントを探している方は、このタイプのドームテントを導入してみてはいかがでしょうか。
見ているだけで気分がリフトする。スピーカー付きクーラーボックス。
こちらは、アメリカ•テキサス発の老舗クーラーボックスブランド、IGLOO(イグルー)の定番クーラー「プレイメイト」。発売からかなりの年月が経っていますが、家のような愛らしいシルエットに今でもファンが多くいる逸品です。
さまざまなバリエーションやカラーが存在する本アイテムですが、こちらはワイヤレススピーカー機能を備えた変わり種モデル。
OWNER:トミーさん
GEAR:Playmate KOOL TUNES / IGROO
「このポップなデザインとユニークな機能に惹かれてアメリカのAmazonで購入しました。このグッドフォーナッシングの収納バッグとたまたまカラーリングも同じだったのもビビッと来たポイントです。サブクーラーとしてドリンクを入れたり、メインクーラーに入りきらなかったものを入れています。」
機能はもちろん、置いておくだけでサイトのアクセントになる、イグルーの個性派クーラーボックス。
こんなクーラーがあったら、キャンプはもちろん、海水浴やバーベキューもより楽しくなりそうです。
メインに食材、サブにドリンクといった具合に、クーラーを使い分けることで保冷の効率を高めている点にも知恵がありました。
ホームセンターで見つけた意外なアイテムで、サイトをクールダウン。
続いてのキャンパーさんは、ヒルバーグの超大型タープの下で仲間たちとキャンプを楽しんでいたこちらの方。みなさんが涼しそうなのは、タープの遮光性によるものかなと思いきや、よく見ると軒下に霧が発生しています。
その発生元は、タープにぶら下げられていたガーデンクーラーや、ミストクーラーと呼ばれる園芸用品。
OWNER:kumaさん
GEAR:Tarp50 / HILLEBERG、ガーデンクーラー / ブランド不明
「近所のホームセンターの入り口に取り付けられているのを見て『これだ!』と思い、メルカリで安いものを探してこの夏、導入してみました。風上に設置すると、風と共にミストがタープ下に舞い込んで、結構涼しいです。仲間たちからも好評で、夏の定番になりそう。」
ポータブル電源と、電動ポンプ、ウォータータンクを組み合わせればどこでも使える、ガーデンクーラー。敷居は高そうですが、その効果は抜群でした。
サイト周りに打ち水をするだけでも、一定の冷却効果があるので、暑くてどうしようもない日は試してみると良いでしょう。
街に潜む暑さ対策の工夫を観察してみると、意外な解決策が見つかるかも?
道具選びと工夫で、夏キャンプを快適に楽しもう。
一年のなかで最もしんどいと言う方も多い、夏キャンプですが、工夫やアイテム選び、フィールドでの過ごし方でカバーできるところもあるようです。
キャンプ好きたちの個性的な夏ギアや、暑さ対策を参考に、あなたの夏キャンプ環境を快適にしてみましょう。
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