東伊豆エリアの堤防でカゴカキダイ・シマダイ・チョウチョウウオなど多彩魚種と対面
9月7日(土)、前日誕生日だった妻のお祝いで両親が企画し、東伊豆方面へ温泉&釣り旅行に出かけた。初日は釣りエサを仕入れてから神奈川県湯河原町にある湯河原海浜公園へ。
湯河原海浜公園で釣り
8時ごろ到着。前日までの予報だと曇り予報だったが、日差しが強く、すでに酷暑の予感。初めての釣り場なのでどんな感じなのか見て回る。階段状の護岸になっていて、柵が設置してある。足元から数m先まで穴が開いた形状のブロックが沈められているため、根掛かりには注意が必要。先釣者はカゴ釣りをしている。
私たちは空いている場所に4人並んでタックルの準備。準備が整ったら熱中症対策に塩タブレットを食べつつ釣り開始。
仕掛けは胴突き3本バリを使う。小さめに青イソメを付け、足元の際を探り釣り。新調した短いパックロッドは感度がよく、小さなアタリが明確にわかる。
多彩な小物がヒット
ファーストヒットはベラ。探るポイントを変えるとすぐに反応があるが、今度は乗らない。小さなアタリにもアワセを入れて掛けにいくとすぐにネンブツダイがヒット。この魚が無限に釣れる。
妻は同じような仕掛けを使いカゴカキダイを仕留めている。いつも釣っているような場所だと同じ魚種だけしか釣れない、ということが間々あるが、さまざまな魚と出会えるのがうれしい。
この後、初めてドングリウキを付けた仕掛けでのアタリを体験。こういう根がある場所の攻め方の引き出しになりそう。まきエサを使っていた母はコノシロを掛けていた。
アタリは続いていたが、11時ごろに納竿して昼食休憩。午後は違う釣り場を探そうと南下する。いくつか釣り場を見て回り、ギンガメアジやシロギスに出会ったあと、伊東の温泉宿に移動。
翌日は八幡野港へ
翌9月8日(日)は、静岡県伊東市にある八幡野港で竿を出した。
10時ごろ到着。漁港入口のあたりから坂を上がったところにある一本松駐車場へ車を停める。駐車場からの眺望が美しい。階段を降りていくと港の堤防へアクセスできる。また、階段の途中で右側へ入っていくと、地磯のヒナダンへ降りられる。今回は見送ったが、地磯ファンはそちらで竿を出してみてもいいかもしれない。
港へ入ると私たち以外に先客はおらず、釣り座は選び放題。日差しが強いなか、灯台下の辺りに釣り座を構えて釣り開始。
反対側ではダイビングスクールの真っ最中。たまに急に人が浮上してきてびっくりする。投げ釣りは厳しそうなので足元を探る。タックルは前日と同じ。カサゴ用の胴突き仕掛けをセットし、エサは青イソメをタラシ2cm程度にして使う。
水質はとてもクリアで仕掛けを真下に下ろすと、エサを取りにくる魚が丸見え。小さなアタリを取っていく。水中カメラもセットして釣り開始。気温が高く暑いが風がほどほどに通って心地いい。
チョイ投げでも探る
1投目から釣れたのはキタマクラ。これが釣れるということは山ほど海面下にいると予想して、ちょっとだけ投げて誘いを入れながら別の魚が釣れないか探る。次に上がったのはニシキベラ。妻は仕掛けを替えつつ、カゴカキダイ、シマダイと連発。
母は一人で漁港前の日陰へ。小さな流れ込みの前で竿を出し、フグ属中心ながら頻繁にあるアタリを楽しんでいる模様。
しばらくして、駐車料金回収で漁協の方に声をかけられ、車のナンバーを聞かれたうえで支払い。「暑いから気を付けてね」と気遣いの言葉をもらって再開する。
灯台横に消波ブロックが入っているので、仕掛けをブラクリにして探る。しかし、アタリはあるものの乗らない。じっくり待つと根掛かりしてしまうので諦める。
胴突き仕掛けに戻すとエサを取られないことがないというレベルだが、なかなか型のいい魚が釣れない。ただ、とにかくアタリは多いだけにちょっと遊ぶには十分。父はチョウチョウウオもヒット。
五目釣りを堪能
14時ごろに納竿。持ち帰りに向くような魚は釣れなかったが、穴場な釣り場でまったりと五目釣りを楽しめた。
なお、漁港入口付近に自動販売機はあったが食べ物はなかったので、途中で動かないなら事前に用意を。また、釣り人向けの看板も設置されていたが、漁業者には迷惑をかけないよう配慮して楽しもう。
<週刊つりニュース関東版 小谷友樹/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年10月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。