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アジングにおける【風対策3選】 メタルラインと中通し式シンカーで攻略可能?

TSURINEWS

アジングの風対策アイテム(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)

風が強い日のアジングは、ラインが煽られて操作しづらく、ジグヘッドが沈みにくいためアタリも取りにくくなります。「今日はやめようかな」と思うこともありますが、ちょっとした工夫でストレスを軽減できるかもしれません。今回は、風の日でも快適に釣りを楽しむための対策をご紹介します。

風の日のアジングはやりづらい?

風の日のアジングはやりづらい!具体的には、ラインが煽られてルアーの動きがコントロールできない、軽いジグヘッドが沈まずレンジキープが難しい、アタリが取りにくく釣れている感覚が得られにくい……などなど。物理的・精神的なストレスが積もり、年齢もあってイライラします(笑)。

もちろん風の強さ次第ではありますが、対策もあるんです。今回は風に対する3つの対策をご紹介します。

1. メタルラインを使う

風の日は、ラインが風を拾いやすく、リグが流されてしまいがちです。そんなときに「多少でも良いから」と思って試したのが、比重のある「メタルライン」系のラインをリーダーに使う方法です。20〜120cmくらいと短くても、風の影響を多少軽減してくれます。

風とは関係なく、フォール時にわずかですが安定した姿勢で落ちていく(スパイラルフォールになりにくい)ようになった気がします。最近はアユ用の0.02〜0.125号あたりで、比重0.2〜0.6のものを使い分けています。

メタルライン(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)

オカルトかも?

普段ジグ単では、リーダーは細すぎ&太すぎなければ太さはそこまで気にしない無頓着者(ただの年寄りの面倒くさがり?)なのですが、メタルラインを使用すると「細くて見えない」「結びにくい」などの理由で、こんなにイライラするのに本当に効果ある?と、いまだに?マークが付くことも。

でも実際に、「リーダーをメタルラインに替えたらなぜか釣れ始めた」ケースが度々あります。

多分ですが、フォールが多少安定して食わせやすくなるのか、あるいは若干レンジが変わるのか?……海の中では何かしらの変化があるようです。使っている本人には“変化が全く分からない”のですが、実績として風のある状況で使用することがある、「オカルト的要素満載」な私の引き出しのひとつです。

ノットにひと工夫

細いエステルだとノットを組む時に切れてしまうことがあります。そんな時は、エステルなどのメインラインとメタルラインの間に、5〜10cmくらいの通常のリーダーを中間リーダーとして挟んだり、エステル側だけダブルラインにしてメタルラインとノットを組んだりしています。

ロッドが長めの場合は、メタルラインの先にさらにフロロやナイロンをリーダーとして使い、スプリットのシンカーや重りを一点に集中させるのではなく、メタルラインで重さを分散させるようなイメージでセッティングすることが多いです。

注意点

ガイドもメタルラインも傷つけたくないので、私はトップガイドより内側にはなるべくメタルラインを入れないように注意しています。

また、メタルという響きから強そうに思えますが、クルクルになりやすく、頻繁に糸交換が必要など、扱いはけっこう面倒です。ちなみにアジ以外にも、エギングにチヌメタルを使用し、実績があります。

2. 中通し式のシンカーを使う

強風時にジグヘッドを重くしすぎると、フォールスピードが早くなりすぎたり、動きが機敏になってアジの反応が悪くなることがあります。そんなときに活躍するかもしれないのが、中通し式の軽量シンカーです。

通常のジグヘッドに、0.06〜0.2g程度の中通しシンカーをプラスすることで、フォールスピードを補いつつも、誘導式であるためジグヘッド本来のナチュラルな動きが維持されやすく、安定したフォール、吸い込まれやすさ、フッキングのしやすさも感じられます。

ジグ単の感覚を保ったまま、ただ入れるだけで風に対抗できる“隠し技”的なセッティングです。

ただ、これもメタルラインほどではないにしろ、使い心地の変化は明確に感じにくいかもしれません(カチャカチャするような違和感がある場合もあります)。

中通し式シンカー(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)

アレンジ

上記のメタルラインをスプリット感覚で使うときには、ノット部のヒゲ(余り糸)を少し残しておくと、シンカーを誘導式スプリットとして使用したり、ジグ単の延長として使い分けたりすることができます。ノット部分で止めることができるため、セッティングの幅が広がります。

3. ジグヘッドの重さを計る

最後は、家でジグヘッドの重さを実際に計って仕分けしておく、というシンプルな方法です。今持っているジグヘッドを「重め・普通・軽め」で分けておき、風のある日は同じ重さ表記の中でも“重め”を使ったり、ワンランク重い中でも“軽め”を選ぶなどの使い分けが可能になります。

これも体感できるほどの差はないかもしれませんが、多少の変化は得られるかもしれません。ただ、実際のところ「計るのが面倒くさくて最近はやってない」というのが本音だったりします(笑)。

風の日の釣行メリット

風が強い日は、アングラーが少なく、好ポイントを押さえやすいチャンスでもあります。ひょっとしたら上記の3つとも、「きっと釣れるはず」という思い込み(プラシーボ)的な要素なのかもしれません……。でも、風でやりにくい状況下でも、もし1人だけ釣れたとしたらちょっと嬉しくないですか?(笑)

今回はそんな思いで紹介してみましたが、たとえこの3つが「ガセ&使えない」ものであったとしても、自分なりに考えて試してみることが大事だと思います。最後は責任を持てない自分に“逃げ道”を作ってのお話でした(笑)。

風の日は「経験を積むチャンス」

風の日の釣りは、決して楽ではありません。でも、その分だけ「仕掛けを試す」ための良い場になります。たとえ釣れなかったとしても、試行錯誤したことが次に活きてくることもあります。

引き出しが増えることで、風の日にも“1人だけのチャンスタイム”が訪れるかもしれません(笑)。ぜひ、あなたの引き出しに「風の日の戦い方」を加えてみてください。

風の強い日は学びもある(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)

<刀根秀行/TSURINEWSライター>

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