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えんがわ&フグ刺みたいな味? カイコの「まゆ刺し」食べられるのは6月23日まで

おたくま経済新聞

「昆虫食TAKEO 浅草本店」の「まゆ刺し」

 ユニークな昆虫食メニューを提供するレストラン「昆虫食TAKEO浅草本店」(浅草1-3-14-2F)は、カイコの繭(まゆ)を材料にした名物メニュー「まゆ刺し」のレギュラー提供を6月23日で終了すると発表。理由は原料の安定調達が困難になったことからだと説明されています。

 突然の知らせにファンから惜しむ声が上がるなか、その類まれなる食感にあらためて注目が集まっています。

プルプルと透き通った「まゆ刺し」

 「まゆ刺し」の材料に使われているのは、一般的なカイコの繭よりも「セリシン」というタンパク質を多く含む特殊な「セリシン繭」。

 セリシンは保湿美容液などの化粧品やシャンプー、入浴剤、食品にも使われる肌に優しいタンパク質として知られており、「その魅力をもっと多くの人に知ってほしい」との思いから、2022年10月より土日・祝日限定メニューとしてスタート。その後、好評を受けて平日にも提供されるようになりました。

 調理法は「繭を茹でて、冷水で締める」というシンプルなもの。海の幸が豊富な宮城県出身のオーナーが地元で味わっていた刺身の食べ方に着想を得て作られたそうです。キラキラと透き通ってプリプリとしたその姿は、まるでフグ刺のよう!

 昆虫食に興味のあった筆者もお店で食べたことがあるのですが、ちょこっと醤油をひたして口に含むと、コリコリとした独特の食感のあとにヒラメのえんがわを食べたときのようなじんわりとした旨味が広がり、なんとも高級な気分に浸ることができます。

 店長の三浦さんいわく、提供にあたって「セリシン繭」を一定量仕入れていたそうですが、その在庫が残りわずかとなり、新たに安定して仕入れられる見込みが立たないことから提供を終了する判断になったそう。レギュラー提供終了後もイベントなど不定期な形で提供する機会は検討しているそうですが、いつでも気軽に食べられる機会はあとわずかです。

 ちなみに提供最終日となる6月23日には「まゆ刺しFINAL」と銘打ち、通常の3倍の「大盛り」も提供予定とのこと。ファンにはたまらないお祭りとなりそうです。

<記事化協力>
TAKEO公式X(@takeo_tokyo)
昆虫食TAKEO 浅草本店公式X(@TAKE_NOKO_648)

(天谷窓大)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大

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