主要5国際空港におけるコロナ禍前比での伸び率で、福岡空港国際線が第1位!
福岡空港国際線の2025年夏期便数は前年同期比で10.9%増の週当たり478便であり、過去最高の便数です。主要5空港の中で福岡空港は、コロナ禍前比で最も高い伸びとなっています。
福岡空港の国際線運航便数はコロナ禍前比で5割強の増加
日本における国際線定期便の旅客便運航便数は、2025年夏期当初スケジュールで前年度同期比16.4%増の週当たり6,187.5便となり、過去最高を記録した。
コロナ禍前の2019年冬期スケジュール比でも8.7%増となっている。
日本の航空業界において、国際線を飛ぶ航空機の離着陸をけん引しているのは、成田国際空港、東京国際空港(羽田)、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港の主要5国際空港だ。
主要5国際空港における2025年夏期当初スケジュールの運航便数の合計は4,985.5便であり、全体の87.9%を占めている。
主要5国際空港において、コロナ禍前の2019年冬期スケジュール比での伸び率について、福岡空港の51.3%増が5空港の中でも最も高い数字を示している。
国際線には、夏期スケジュールと冬期スケジュールがある。
国際線のスケジュールは、国際航空運送協会(IATA)の定めている世界共通の時期に合わせて編成されている。
夏期スケジュールは毎年3月の最終日曜日~同年10月の最終土曜日、冬期スケジュールは毎年10月の最終日曜日~翌年3月の最終土曜日だ。
出所:国土交通省『2025年夏期スケジュール 国際線定期便の概要』
福岡空港は「東アジアのトップクラスの国際空港」を目指す
2025年夏期当初スケジュールでの福岡空港の国際線定期便の運航便数は、前年同期比で10.9%増の週当たり478便となっている。
福岡空港は、東京国際空港(羽田)と同様に全便が旅客便となっており、貨物便は無い。
福岡空港の運営会社である福岡国際空港株式会社では、『福岡空港特定運営事業等マスタープラン』において、2048年時点での福岡空港の将来イメージとして、「比類なき東・東南アジアの航空ネットワークを有する、東アジアのトップクラスの国際空港」を掲げている。
そして、2048年時点における東・東南アジアの就航国数について、日本一となる14ヵ国・地域、51路線の就航を予定している。
同時点での福岡空港の旅客数3,500万人(国際:1,600万人、国内:1,900万人)を想定し、100路線(国際:67路線、国内:33路線) の就航を見込んでいる。
出所:国土交通省『2025年夏期スケジュール 国際線定期便の概要』
参照サイト
国土交通省『2025年夏期スケジュール 国際線定期便の概要』
https://www.mlit.go.jp/koku/content/001882014.pdf
福岡国際空港『マスタープラン・事業計画』
https://www.fukuoka-airport.co.jp/company_management_policy.html