舞茸と調理して簡単・絶品「ホロッホロ肉そぼろ」【浜内千波レシピ】
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
ゲストは、料理研究家の浜内千波さん!
浜内さんには、いつもは旬の食材を使った簡単料理や季節のレシピを教えていただいています。
今回のテーマは・・・
舞茸!
栄養素や良い点を教えてください。きのこ類の中で、分解酵素が含まれているのはマイタケだけ。その他にもカルシウムの吸収骨、歯を強くする成分が含まれています、細胞を活性化して免疫力をあげたりする働きを持っているのもマイタケだけ!
“分解酵素”って?
積極的に摂取した方が良い!消化を助けてくれるので、内臓の負担を軽減する事が出来ます。以前紹介した「キウイ」などのフルーツの酵素と基本的に同じでマイタケにはマイタケプロテアーゼが含まれています。キウイはアクチンニジンという分解酵素。
肉などと一緒にする場合は、肉が柔らかくなる効果があります。
魚や卵なども同じ事が言えますね。逆に、分解してしまうため、ハンバーグなどには向きません。(まとまりません!)
品種による違いは?
産地は新潟県が多いのですが、栽培生産で出回っているのがほとんど。
大きく分けると茶色と白の3種類があり、白はえぐみや苦味が少ない為食べやすい。茶色はポリフェノールが多いので、油と組み合わせる料理が多いと思います。
舞茸のチカラで、ホロッホロッ肉そぼろ
分解酵素のチカラで、たまにしか混ぜなくても、簡単にほろっほろのそぼろに。
スー・小笠原:ホロっホロで美味しい!!!
材料
舞茸 1/2パック(50g)
合いびき肉 200g
醤油 大さじ1強
砂糖 大さじ1強
酒 大さじ1強
作り方
肉をボウルに入れ、舞茸を軽く裂きながら合わせて揉みこむ。
鍋に移し、醤油、砂糖、酒を入れ混ぜて中火にかける。
たまに混ぜ、火を通して水分を煮飛ばせば完成。
調理する際のポイントや注意点
普通のマイタケは水溶性なので水に溶けだしやすく、水が茶色くなるため、沈みがち。
・また酵素が強いため茶碗蒸しだと「色が悪くなるわ、固まらないわ」で大変です。
・また長所は水溶性なので旨みも出やすいところ。
浜内千波さん
・浜内さんは徳島県出身。
・1980年から料理教室「ファミリークッキングスクール」を主宰。
・いかに家庭で手軽に美味しい料理を作れるかを、40年以上 伝え続けている、まさに“家庭料理のプロ”!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)