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玉子焼きブランドNo.1!直売所でプロの味が買える 『山田製玉部』本社工場で美味しさの秘密を探ってきました 神戸市

Kiss

神戸駅近く、湊川神社の西側にある『山田製玉部(せいぎょくぶ)』をご存じですか。ここは玉子焼き専門の会社で、県内では圧倒的なシェアを誇っています。

神戸駅から歩いて3分ほどの至近距離

本社社屋がこちら。1階では工場直売の玉子焼きを買うことができ、筆者も何度か購入済み。今回その美味しさを探るべく工場に潜入します。

熟練の技による「巻き」の作業

入る前に白衣を着用し、頭にはヘアキャップ、念入りに手洗いと消毒を済ませいざ出陣!工場内には大きな焼き台が並び職人さんが手際よく作業を進める光景が。卵が焼かれる甘く香ばしい匂いに胃袋も反応します。

ふんわり柔らかさを保ちながら次々と巻かれていきます

入口近くで作られている「の巻」は、いわゆる伊達巻で、赤穂産の卵と塩に魚肉のすり身を加えたそれはホットケーキのようにふわふわで程よい甘味が特長だとか。

卵の黄色と表面の焼き目との配色が美しい!

できたてのあつあつを試食!スフレのようなふんわりとした口当たりからは魚の存在もしっかりと感じられ、もっちりとした食感はいくらでも食べられそう。 

巻かれる前はこんな四角形なんです

「伊達巻は蒲鉾屋と玉子焼き屋で差が出ます。前者は蒸し焼きですが、うちは上下からの直火で一気に中まで焼き上げるので食感が全く違うんですよ」と話すのは山田勝宏さん。昭和27年創業の老舗の暖簾を三代目として守っています。

絶妙な配合が美味しさの秘密です

代々受け継がれる味は、京都の有名な料亭や大阪の一流ホテル、兵庫で知らない人はいない高級寿司店など、県内外の名店から注文が相次いでいるそう。

横ではだし巻も焼成中。型に次々とネタ生地が流され同時に何本も作られています。

一番人気の「兵庫あじわいだし巻き」を実食!美しい黄金色に楊枝からはプルプル&ふわふわ感が伝わり、口にすると卵自体の濃厚な風味と味わいが凄い!同時にカツオ出汁の旨さがじゅわっと広がります。

みるみるうちに焼きあがっていきます

「最後の工程をお客さんが楽しめるよう薄味にしています。お店の大将や料理長にとっては商品の主張が強いのは困るし、ご家庭では醤油や大根おろしなどのひと手間が楽しめます」と話す社長。調理する立場のいろいろなニーズに応えてきた結果だとか。

圧縮されないので玉子焼きのフワフワ感が守られます

美味しさをより保つため、同社では窒素が充填された保存パックを2019年より導入。酸素による酸化を防ぐため、真空パックよりも作り立てに近いフレッシュな味わいを可能にしています。

歴代のお弁当やサンドイッチのケースの中に阪神タイガース弁当も発見!

そんな玉子焼きは、イスズベーカリーや丸福珈琲店、淡路屋など多数の企業とのコラボレーションも実現し、いまや神戸の味と言われるほど。

今回お話をうかがった社長の山田勝宏さん(左)と販促部長の大谷徳則さん

「山田製玉部の玉子焼きが一般の人にもブランドとして認知されつつあるのが嬉しい。これからもいろんなコラボを通して、美味しさを伝えていきたい」と話す山田社長。

須磨海苔を使った「磯巻き」(税込392円)や、かねふくの明太子が入った「明太出巻」(税込456円)などを発見!不定期でアウトレット品も販売されるそう

ショーケースには通常のだし巻き以外に変わり種の玉子焼きなど種類も豊富。筆者はこの日「兵庫あじわいだし巻き」(税込502円)を買い、夕飯にはおかず、翌朝はだし巻きサンドイッチ(←超絶おススメ)で堪能しました。

最後に読者に朗報!お買い物時に「KissPRESSを見た」と伝えると次回使える100円引クーポンが配布されます(6月15日まで)。この機会にぜひ足を運んでみてください。


場所
山田製玉部
(神戸市中央区多聞通4丁目4−13)

販売時間
10:00~16:30 

定休日
木曜日、日曜日、第3水曜日
※他不定休あり

TEL
078-341-8476

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