「新潟なんて何もない、田んぼしかない」って言われるけど... 地元民の〝反論〟に16万人共感
「新潟なんて何もない、田んぼしかない」――新潟県民はそんな〝自虐〟をよく口にするという。
しかし......。一人の地元民による反論が、X上で注目を浴びている。
走る電車を映し出す、鏡のような水田。山々をバックに広がる、美しいブルーアワー。
このなんとも幻想的な田園風景は、Xユーザーのこけだま写真館(@azu351_photo)さんが2025年4月26日に投稿した1枚。投稿には、こんなつぶやきが添えられていた。
「多くの新潟県民は『新潟なんて何もない、田んぼしかない』って言うんだけど 『田んぼしかない』景色、最高だと思いませんか? この景色が日常なので、『何もない』と感じてしまうのが新潟」
確かに、とんでもなく美しい。これを〝何もない〟と表現してしまうのは、あまりにももったいない......!
何もない、なんてことない
投稿者・こけだま写真館さんは新潟県長岡市在住のアマチュアカメラマン。新潟県民として、地元が米どころであるということを大変誇らしく感じていると語る。
話題の投稿では「そんな米どころだからこその絶景を多くの人に見てほしい」という思いで23年5月11日に撮影した写真を紹介し、また、お米以外で「新潟県」が話題になることが少ないことから、他にも素晴らしい物や場所があることを知って欲しいという願いを込めて、「リプやリポストで、新潟の良いところを教えてください」とも呼び掛けた。
すると投稿には、16万件を超えるいいねや「なにこの美しさ」「うっとり見とれるね」「新潟に引っ越そうかな」といった感嘆の声のほか、
「米があって魚があって、肉も野菜も果物も酒もあるのに、何も無いとはこれ如何にです」 「これは本質情報なんですが、新潟の、特に佐渡の牡蠣はドチャクソ美味いんですよね」 「人は田舎のことを何もない、と言いますがそれは人工物がないと言う事でそこには山川森という大自然の宝があるという事を忘れてはいけません」 「新潟には親友が住んでいます。 家族思い、同僚思い、暖かい人です。 きっと新潟は、そういう所なのでしょう」 「新潟の人は親切な人が多い。 長岡の人は本当親切。 タレかつ、万代太鼓、のっぺい、聖籠のさくらんぼ、夏の帰省には山盛りの枝豆等など、米酒魚以外にも美味しい物もたくさん!」 「だからこそ俺は新潟に帰る。 新潟はね、新潟で暮らしてるだけじゃ見れないけど、他の都市を経験してから新潟に帰ると、新潟が1番って改めて思える。だからこそ生まれ故郷に誇りが持てるんだ」
など、新潟の良いところが続々と寄せられることに。
そんな大反響にこけだま写真館さんは「かなり嬉しいです。新潟県の方が発信してくれたことも嬉しいですし、新潟県以外の多くの方が新潟県の良さを発信してくれたことも嬉しいです」と喜びをあらわにした。
四季折々の景色、食、ひと......。新潟の良いところ、全部味わい尽くしたくなってきた!(ライター:Met)