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191名の俳優・スタッフの帝劇への想い出が詰まった『帝国劇場アニバーサリーブック』が発売

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『帝国劇場アニバーサリーブック NEW HISTORY COMING』

2025年1月15日(水)(予定)全国の書店にて(2024年12月20日(金)(予定)帝劇窓口にて帝国劇場窓口先行販売あり)、『帝国劇場アニバーサリーブック NEW HISTORY COMING』が発売されることが決定した。

2025年2月をもって、帝国劇場は建て替えのための休館に入る。
現・帝国劇場は1966年開場以来、演劇、ミュージカル、歌舞伎と、350を越える演目(再演を除く)を上演してきたことになる。世界的にも類を見ない、舞台の場面を瞬時に変化させる、地下6階からの舞台機構、大きな舞台袖、どのような脚本でも舞台化できる懐の深い劇場において、俳優・スタッフは力をあわせ、時代のその時々に新しい演劇、感動を生むようなエンターテインメントを多くの人に届けてきた。

この度、現・帝国劇場で俳優・スタッフがいかなる挑戦をしてこられたか、やがて開場する新たな帝劇の未来に光をあてる公式書籍『帝国劇場アニバーサリーブック NEW HISTORY COMING』を発刊する。

帝国劇場で、忘れられない名舞台を演じられた俳優
革新的な舞台創りに挑んでこられたクリエイターたち
その帝国劇場の想い出と、未来の帝劇への思い
残念ながら今は亡き、伝説をつくった俳優・クリエイターに関する仲間たちの生の証言

本書籍では、191名の俳優・クリエイター(菊田一夫ら、東宝に所属していたクリエイターも本書籍にて紹介されているが、東宝関係メンバーは191名から除外している)について紹介する。帝劇の内外観の美しい写真と俳優・クリエイターの証言で織り成す356ページの記録。また1966年の『開幕』は出演した森光子さん、『風と共に去りぬ』は元・東宝演劇部プロデューサーが寄稿するなど、この59年間の演劇に関わった俳優・スタッフの生の証言で構成されている。

『帝国劇場アニバーサリーブック NEW HISTORY COMING』裏表紙             撮影:TOMO

書籍の裏表紙は、帝劇の楽屋口にある、着到板(劇場入りしたときに自分の名前の札を赤文字の裏から黒文字の表に返す)に191名の名札を掲げたデザインとなっている。

『帝国劇場アニバーサリーブック NEW HISTORY COMING』について

<巻頭座談会 市村正親、堂本光一、井上芳雄が語りあう>

(左から)井上芳雄、市村正親、堂本光一           撮影:秋倉康介

1992年に『ミス・サイゴン』で初舞台を演じ、足掛け30年にわたりエンジニア役を演じた市村正親、2000年『SHOCK』に21歳で史上最年少座長として主演し、帝劇で演劇単独主演記録1位を達成した堂本光一、2000年に『エリザベート』日本初演でルドルフ役を演じ、その後数々の帝劇初演作で主役を演じてきた井上芳雄が帝劇の屋上に集まり、初の座談会を行った。そこでは、帝劇でのそれぞれの挑戦と、帝劇愛にあふれる3名ならではの秘話、新たな帝劇での夢の共演オリジナルミュージカルについても自由に語った。
市村正親は別ページで、『ミス・サイゴン』初演の本田美奈子さんとの思い出も語っている。堂本光一は別ページで、ロンドンを訪ね、ロンドン・コロシアムで上演していた舞台『千と千尋の神隠し』について、ジョン・ケアード、上白石萌音との対話、尊敬する森光子さんへの思いも語ってる。

<松本白鸚が1969年から演じた『ラ・マンチャの男』の軌跡 松たか子、駒田一も証言する白鸚の挑戦>

『ラ・マンチャの男』2023 (左から)松たか子、松本白鸚         撮影:田内峻平(TOHOマーケティング)

『ラ・マンチャの男』松本白鸚         撮影:田内峻平(TOHOマーケティング)

1969年日本初演以来、松本白鸚が演じ、見果てぬ夢をかなえようとするその心意気を見せてくれたミュージカル『ラ・マンチャの男』。その唯一無二の魅力、また後年演出も手掛けた白鸚の、あるべき姿のために戦いつづけた姿、そして2023年よこすか芸術劇場でのファイナル公演についても、共演者の松たか子、駒田一が貴重な証言を寄せている。

<『レ・ミゼラブル』1987年初演メンバーからの貴重な証言>

(左から)飯田洋輔、吉原光夫、鹿賀丈史、佐藤隆紀           撮影:田内峻平(TOHOマーケティング)

1987年に、帝劇初の全キャストオーディションにより、フランス語、英語に続く3か国語目の日本語での初演を果たした『レ・ミゼラブル』。その初演はジャン・バルジャン役とジャベール役を、2人の俳優が交互に演じるという、世界でも類を見ない挑戦だった。その初日にジャン・バルジャン役を演じた滝田栄と、ジャベール役を演じた鹿賀丈史が、帝劇公式書籍に登場する。

(左から)岩崎宏美、滝田栄、島田歌穂、山口琇也           撮影:秋倉康介

滝田栄は、23年ぶりに帝劇の稽古場を訪れ、初演のファンテーヌ役の岩崎宏美、エポニーヌ役の島田歌穂、初演から現在まで音楽監督を務める山口琇也と23年ぶりに再会を果たし、初演の苦闘を語りあい、2024-2025年カンパニーへのエールを送る。
鹿賀丈史は2024-2025公演のジャン・バルジャン役の吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔と対面し、ジャン・バルジャンを演じる者同士だから理解しあえる対話を行った。その際、鹿賀はまだ観ていない、2013年から上演されている新演出版公演を観に来る、と約束をしたそうだ。

(左から)野口五郎、斉藤由貴、ジョン・ケアード、今井麻緒子          撮影:TOMO

オリジナル版潤色・演出のジョン・ケアードは、初演のマリウス役の野口五郎、同じく初演コゼット役の斉藤由貴と同窓会を実施。野口にとっては、約30年ぶりの対話だそうで、オーディションから初日に向けての生の証言がたくさん繰り出された。

(左から)生田絵梨花、森公美子、知念里奈           撮影:秋倉康介

1997年以来長きにわたり、マダム・テナルディエを演じる森公美子、コゼット、エポニーヌ、ファンテーヌを演じた知念里奈、コゼット、エポニーヌを演じ、2024-2025公演でファンテーヌに挑む生田絵梨花の対話も、ファンテーヌ役の変化など作品の歴史を感じさせる座談会となった。
そして、オリジナル・プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュの人生と帝劇をリンクさせた書き下ろし手記も掲載されている。
また、の座談会では、今は亡き、訳詞の岩谷時子さん、演出家アシスタントの垣ケ原美枝さんについても語られ、『レ・ミゼラブル』日本上演のすべてが、本書籍に込められている。

<『エリザベート』『モーツァルト!』主演が勢揃いする奇跡の座談会>

2000年に初演した『エリザベート』、2002年に初演した『モーツァルト!』は、21世紀に生まれた帝劇ラインナップの代表的2作品ですが、当書籍のために『エリザベート』主役を演じた歴代キャスト8名、『モーツァルト!』主役ヴォルフガング役を演じた歴代キャスト5名が、帝劇にはじめて一同に揃い、同じ役を演じた思い出を語った。
『エリザベート』では各場面の解釈の違い、演じ方の変化を考察したりすることも。そして『モーツァルト!』はそれぞれ初めて演じたときの失敗談やWキャストの心が通い合った作品ならはのエピソードで盛り上がった。

『エリザベート』

『エリザベート』(左から)愛希れいか、春野寿美礼 、朝海ひかる、一路真輝、涼風真世、花總まり、瀬奈じゅん、蘭乃はな          撮影:秋倉康介

一路真輝 涼風真世 朝海ひかる 瀬奈じゅん
春野寿美礼 花總まり 蘭乃はな 愛希れいか

『モーツァルト!』

『モーツァルト!』(左から)井上芳雄、中川晃教、京本大我、古川雄大、山崎育三郎         撮影:秋倉康介

井上芳雄 中川晃教 山崎育三郎 古川雄大 京本大我

<大地真央が語るイライザの心意気、神田沙也加への思い>

1963年に東京宝塚劇場で初演した日本初のブロードウェイ・ミュージカル『マイ・フェア・レディ』。1990年から主役イライザ役を演じた大地真央は、役へのアプローチ、その華やかさでその後のイライザ役に大きな影響を与えた。大地さんの姿に憧れイライザ役を引き継ぎ、惜しくも亡くなった神田沙也加さんへの大地さんの思いも紹介。

<20年目の『DREAM BOYS』>

『DREAM BOYS』といえば最旬のアーティストが演じ継ぎ、そして鳳蘭と紫吹淳との競演、心の通い合いが見どころのミュージカル。現・帝劇最後の主演を担った渡辺翔太と森本 慎太郎が、ジュニアでバックで出演していた時からの鳳、紫吹との微笑ましい楽屋裏でのエピソードを公開。舞台の大先輩の鳳、紫吹から舞台人としての教えを乞い、20年間演じ継いだ作品の魅力を語った。

<ユーミンとバズ・ラーマンが語りつくした『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』>

『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の初演時に開催された、原作映画『ムーラン・ルージュ!』の監督のバズ・ラーマンと劇中歌「YOUR SONG」訳詞を提供した松任谷由実が2023年の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』日本初演当時に初対面を果たし、芸術へ向き合う姿勢について、互いに共鳴した対談をノーカット版にて掲載する。

<黒柳徹子が語るミュージカル草創期>

『屋根の上のヴァイオリン弾き』『ラ・マンチャの男』『スカーレット』と、大作ミュージカルの初演に必ず出演されていた黒柳徹子が、1960年代のミュージカル草創期の貴重な証言、ミュージカルへの熱い思いについて語っていた「徹子の部屋」(2020年8月14日放送)の抄録を、懐かしい舞台写真と共に紹介。

<『ダンス オブ ヴァンパイア』 来年の上演に向けて>

2006年初演で、帝劇を熱狂の渦に巻き込み千穐楽に1500名が当日券を求めて列をなした、ゴシックホラー的大作ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』。その主演の山口祐一郎と来年5月に東京建物 Brillia HALL での再演に、山口とWキャストで再演に出演する城田優と演出家・山田和也との対話。二人が出演した『エリザベート』などについても語りあう。

<同時代クロストーク>

帝劇の長い歴史において、同じ時代を共有した俳優たちの、彼らだからこその体験を語る。

・高畑充希 昆夏美 屋比久知奈 海宝直人 小野田龍之介
2020年・2022年『ミス・サイゴン』のメンバー、新型コロナ禍を経験しながら——

・石川禅 岡幸二郎 今拓哉 髙嶋政宏 橋本さとし 別所哲也
2000年前後から『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』を支えた俳優たち

・浦井健治 甲斐翔真 加藤和樹 田代万里生
2000年代以降に帝劇に紹介された数々の海外ミュージカルに出演した俳優たち

・朝夏まなと 望海風斗 明日海りお
宝塚歌劇団からキャリアをスタートし、帝劇でのミュージカルに出演した俳優たち

・水樹奈々 平原綾香 伊礼彼方 ソニン
『ビューティフル』のメンバーが語る帝劇の想い出。

・有澤樟太郎 岡宮来夢 松下優也 三浦宏規 宮野真守
帝劇にニューウェーブを巻き起こした、新世代の俳優たち

<西田敏行さんが7月に語ってくれた、テヴィエ役で大切にしたこと>

平成8年(1996年)『屋根の上のヴァイオリン弾き』舞台写真  西田敏行さん         撮影:田内峻平(TOHOマーケティング)

1967年の初演以来、上演を積み重ねる『屋根の上のヴァイオリン弾き』。900回演じられた森繁久彌さんから、1994年にテヴィエ役を引き継がれた西田敏行さんに、今年7月下旬にインタビューをする機会があった。テヴィエ役の演技について西田さんが大切にされたこと、上條恒彦や本田美奈子さん、駒田一ら共演者への温かい思い、帝劇の楽屋裏でのカンパニーの思い出を楽しく話してもらった。

<蜷川幸雄さんと東宝の挑戦>

商業演劇に新風を吹かせた、蜷川幸雄さん演出作品の成り立ちを当時を知る、浅丘ルリ子、本田博太郎、大門伍朗、照明家の原田保、中根公夫プロデューサーの貴重な証言で紹介。

<菊田一夫演劇賞を受賞した俳優スタッフ75名の想い出の帝国劇場>

現・帝国劇場を作った、当時の東宝役員で劇作家・演出家の菊田一夫の名前を冠した、菊田一夫演劇賞を受賞した俳優・スタッフのと、演劇賞創設(1975年)以前から帝劇で活躍された伝説的な俳優に、帝劇の想い出を語ってもらった。思い出の舞台写真と共に紹介する。

浅丘ルリ子 麻実れい 安宅忍 渥美博 荒井洸子 有馬稲子 石井一孝
石井ふく子 石坂浩二 石丸幹二 泉ピン子 今井清隆 ウォーリー木下
内野聖陽 大川婦久美 大空眞弓 大竹しのぶ 大塚千弘 岡本健一
尾上菊五郎 甲斐正人 風間杜夫 勝柴次朗 木下晴香 木の実ナナ
栗山民也 小池修一郎 小池徹平 香寿たつき 堺正章 坂本真綾 咲妃みゆ
佐久間良子 笹本玲奈 下山田ひろの 謝珠栄 シルビア・グラブ 瀬戸山美咲
竹内幸子 玉野和紀 剣幸 十朱幸代 土居裕子 冨田恵子 中田喜子 夏木マリ
波乃久里子 新妻聖子 倍賞千恵子 橋本環奈 濱田めぐみ 坂東玉三郎
富司純子 藤真利子 藤田俊太郎 保坂知寿 堀内敬子 堀尾幸男 堀越真
前田美波里 マキノノゾミ 松井るみ 松平健 マルシア 水谷八重子 村井國夫
村田美佐子 森公美子 杜けあき 山路和弘 山本富士子 柚希礼音 吉野圭吾
米倉涼子 竜真知子

<帝劇神棚の灯籠に名前のあるレジェンドインタビュー>

帝劇楽屋口を入ったところの神棚は、俳優が入りと出で、舞台の安全を祈る場所。その天井に、1966年の二代目中村吉右衛門襲名公演のときに賛助した俳優が祀った灯籠がある。35名の灯籠のなかで、今も現役で活躍する俳優が6名いる。その6名に帝劇についてインタビュー。

松本白鸚 浜木綿子 北大路欣也 草笛光子 林与一 司葉子

<帝劇の名舞台をスマートフォンで>

2000年過ぎまで、帝劇のメインのラインナップは、スターが主演する商業演劇だった。
森繁久彌 山田五十鈴 森光子 浜木綿子 山本富士子 佐久間良子の名舞台の名場面を、当書籍の読者のみ、スマートフォンで楽しめる仕掛けを、「ぴあ」アプリとの共同で製作。帝劇の客席を感動に包む名優の演技をアプリでも楽しもう。

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