梅谷守氏 日本酒配布問題で党役職停止3か月 党員資格停止1か月処分も
【2024年5月30日追記】
立憲民主党は2024年5月29日、梅谷守氏に対して党員資格1か月停止の処分を決めたと発表した。党倫理委員会から処分案が妥当との結論を得たことを同日開催した常任幹事会に報告し、承認された。
新潟6区(現・新潟5区)選出の衆議院議員梅谷守氏が上越市内で有権者に日本酒を渡していた問題で立憲民主党は2024年5月22日、梅谷氏に対して党の役職を3か月間停止する措置を決めた。また、1か月間の党員資格停止処分を党倫理委員会に諮ることを決めた。
《画像:梅谷守氏》
同党は22日の持ち回り常任幹事会で措置・処分案を承認した。処分案は「梅谷議員の行動は極めて軽率であったことは否めず、党の信頼を傷つける行為であったと言わざるを得ない」と理由を記載している。梅谷氏は同日から党政務調査会長補佐などの役職を停止された。党員資格停止処分については、今後党倫理委員会の審査を経て常任幹事会で決めるという。
梅谷氏は同日、自身のホームページに「会合の出席の対価として物品の提供を行ったことに対する処分であり、改めて軽率な行動であったと深く反省をしております」とのコメントを掲載した。
この問題をめぐっては、糸魚川市の行政書士が今年4月、梅谷氏が2023年7月頃から今年2月頃までに上越市内の町内会などに日本酒や現金を寄附したとして公職選挙法違反の疑いで、県警と新潟地検に刑事告発している。
また、上越タウンジャーナルなどの報道で今年2月に発覚して以来3か月が経つが、梅谷氏は一度も記者会見に応じていない。