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今週のヘラブナ推薦釣り場2024【山梨県・山中湖】

TSURINEWS

桟橋先端でヒット(提供:週刊へらニュース編集部)

山梨県南都留郡山中湖村にある山中湖に春の兆しが見えはじめてきた。取材数日前には小規模なハタキがあり、浅場で釣果が見られた。気温が上昇すればかなり面白い釣りが出来そうな予感がする。

山中湖の概況

乗っ込みと言えば浅場、浅場と言えば平野ワンドであり、その入口に店を構える釣り船きくすいからならポイントは無数に選べる。経験豊かな同店オーナーのアドバイスを得て春の一大イベントを楽しんでもらいたい。

山中湖平野地区の概況(提供:週刊へらニュース編集部)

富士五湖の一つ山中湖は標高1000mにあり気候的には北海道に類似する。6月でも朝晩はストーブを焚くほど冷え込むが、夏は爽快な高原リゾートを満喫できる。

当然、春の乗っ込みは関東近県ではもっとも遅く、例年だと4月下旬~5月初旬に第1回目のハタキに入ることが多い。最盛期は5~7月初旬。4月下旬だといささか時期尚早ではあるが、日並みによっては浅場に魚が突っかけ気味となる。

釣り船きくすいの前は雄大な富士山(提供:週刊へらニュース編集部)

4月19日の取材時、朝の気温は10度以下で水温は約11度と平場では考えられないほどの低さ。しかし魚は確実に動きはじめており、とくに水温が上がりやすい平野ワンド奥の浅場では日中には魚の回遊が各所で見られた。

ポイント

山中湖のポイントを紹介しよう。

桟橋

桟橋先端直下で水深は約2m。岸を背にして沖にいくほど深く、また右側が深く左側が若干浅い。先端沖と右側には魚礁となる杉っぱが数カ所投入されており、居着きの魚が多い。可能なら先端または先端寄りの右側をリクエストしてみよう。なお、万力を取り付ける受け木がある所とない所があるので、念のため釣り台は持参したい。

メインは平野ワンド。風の影響を受けにくく本湖に比べて穏やかに釣りができる。また岸辺にはハタキ場となるアシがあり、乗っ込み態勢になるとアシが揺れたりバシャバシャとハタキ音が鳴り響く。

平野ワンドの浅場を狙う常連(提供:週刊へらニュース編集部)

同じような水深に見えてもちょっと移動しただけで大きく水深が異なったりする。音波水深計や魚探があれば好みの水深を探すこともできるが、ない場合は素直に舟宿オーナーに助言を求めるのが手っ取り早い。常日ごろから湖面に出て観察しているオーナーなら直近の釣況・風向き・水深・底地形などを考慮して的確なアドバイスが得られることだろう。

なお水深によって使用する水棹の長さが異なるので、水棹選択も合わせてオーナーと相談に相談するのがいいだろう。水深2m以下のポイントに行くのに6mの水棹ではバランスが悪い。

とにかく桟橋でも舟でも不慣れな人は、すべてにおいて舟宿オーナーの助言を聞いて、それから自分なりの判断を下すべきだろう。せっかく山中湖まで出向くのだから、ぜひ型を見て笑顔で帰宅してもらいたい。

釣り方とエサ

桟橋、舟釣りともに、メインは底釣り。そこから流れの強弱によってハリスオモリまたはドボン釣りに切り替える。常連のなかには、最初からドボン釣りで狙う人もいて毎年好成績を収めている人も少なくない。

山中湖での中通しタックル(提供:週刊へらニュース編集部)

仕掛けはハリス0.6~0.8号を基準に組み立て、アシ際の乗っ込み釣りであればハリス1号以上が無難だろう。ハリはギガリフト10号前後が標準。ただしこれもあくまで基準であって常連の中には同15~18号などを使う人も少なくない。同湖に来る人の多くが大型狙いゆえのハリ選択なのかもしれない。

エサは平打ちであればグルテンセットまたは両ダンゴで、アシ際狙いなら両グルテンが一般的。しかしこれもタックル同様に大型を釣る常連のなかには、シチュエーションや時期に関係なく集魚力の強い両ダンゴしか打たない人もいる。

なお桟橋釣りであれば必要ないが、水棹を打つ舟釣りなら滑り止め付きの軍手、水棹着け時に使える簡易ロープ(10m×2本)などがあると便利。また舟釣りの際はライフジャケットを着用しよう。

<週刊へらニュース 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2024年5月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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