地域の防災士が企画 春日地区150人が防災体験
上越市春日地区の住民を対象にした「春日地区防災体験会」が13日(土)に上越地域消防本部で開催されました。
この体験会は、今年度から本格的な活動をはじめた、春日地区に住む防災士29人で結成した「上越市防災士会 春日支部」が初めて地域住民を対象に企画しました。
今年1月1日に起きた能登半島地震で、地域の人たちの防災意識が高まっているとし、さまざまな体験を行うことで災害に対する準備を始めたり、防災意識をより高めてもらうことがねらいです。
この日は子どもから年配者まで、春日地区の住民150人ほどが参加して、災害発生時の初期行動などについて学びました。
会場となった上越地域消防本部では、地震体験車に乗って大きな地震の揺れを体験したり、消防本部の施設内でスモークをたいて、火災に近い状況の中で避難する濃煙体験をしました。
さらに、AEDを実際に使用した応急手当の訓練や、消火器を使った消火訓練などを行いました。
参加した住民
「地震発生時、とっさに身を守る方法を学べた」
「火事になったら、消火器を使える自信がついた」
上越市防災士会 春日支部では、来年度以降も、防災に関連した体験会などを企画していく予定だということです。
上越市防災士会 春日支部会長 市川優さん
「当支部は発足したばかりです。今回の体験会を通して、支部の認知度を高めるとともに、地域の皆さんの災害に対する危機意識も高めてほしいとイベントを行いました。地域の皆さんにも喜んでいただき、大変有意義なものになりました」