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街角で 知って深まる「母校愛」 平沼高校 歴資料史展示室

タウンニュース

明治時代の袴など歴代の制服が展示される前で、来場者5万人達成の記念セレモニーが行われた

県立横浜平沼高校=西区岡野=内にある歴史資展示室が9月28日、オープンキャンパスの中で入場者5万人を達成した。5万人目となった中学2年の女子生徒には、小島由美校長と同窓会組織「真澄会」の皆藤愼一会長からバッグなどの記念品が手渡された。女子生徒の母親で同校の卒業生だという女性は「(歴史資料展示室は)卒業してから開設されたので見るのは初めて」と学生時代を思い出しながら見学し、懐かしんでいた。

同校は1900年、県内初の公立高等女学校として創立。50年に横浜平沼高校となり、共学化された。来年125周年を迎える歴史ある高校だ。同展示室は、創立100周年の記念事業として開催した歴史資料展がきっかけで誕生。その時集めた貴重な資料を学校について学ぶ「校史教育」に活用しようと2003年、学校と同窓会の共同で校内に開設した。

「卒業後に知る歴史も多いと思う。同期会の集合場所に使われることもある」と皆藤会長。松本伊戸美副会長は「現役高校生の校史教育を行うだけでなく、卒業生の集う場になっている」と話す。同校の他にも、県内の県立高校では横浜緑ケ丘や湘南など8校が同様の施設を有するという。

同窓会がサポート

展示室の企画などは真澄会が担い、写真や昔の文集、制服など常時約200点を展示。女子校時代からの変遷が分かる年表や同校を卒業生した著名人の一覧をパネルで紹介するなど、校史について楽しく学べるように工夫している。オープンキャンパスでは、同会のメンバーが熱心に展示資料について解説する場面も。同会理事の加藤未知さんは「母校愛を感じられる場所」と話した。

展示品からは当時の学生の様子や社会状況などが垣間見られ、同窓生ならずとも興味深い内容だが、オープンキャンパス以外の一般公開は年に一度の文化祭時のみとなっている。

展示資料の解説をする加藤さん(右)と松本さん

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