中央小学校 食品ロスを考える デジタル教材で授業
相模原市立中央小学校の4年1組の児童が11月5日、食品ロスについてデジタル教材を用いて学習した。児童らはタブレット端末を操作し、各自の興味に従い好きな順番でクイズや動画を楽しみながら学びを深めた。
相模原市は現在、一般社団法人食品ロス・リボーンセンターと連携し食品リサイクルに取り組む市内小学校の食品廃棄ゼロを目指している。
中央小では昨年、4・3トンの食べ残しがあり、そのうち半分以上が市内企業によって「エコフィード」と呼ばれる家畜の餌にリサイクルされた。市は食品ロスのさらなる削減に向け、個人にできることなどを学べるオリジナルのデジタル教材を作成し、今回の授業を行った。
講師は食育に関する国の有識者委員でもある武庫川女子大学の藤本勇二教授が務め、「子どもは大人の気づかないアイデアを出すことができる。できることをやってほしい」などと話した。
市みんなのSDGs推進課職員も市の取り組みを児童に紹介し、「市民のみんなにSDGsのリーダーになってほしい」と呼びかけた。
授業に参加した山元彩景美さんは「食品ロスのことをもっと知ることができた。リサイクルが上手な人に聞いて、身の回りのものがリサイクルできるかを調べたい」と感想を述べた。