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赤ちゃんのうんちが出ない! 便秘対策のあれこれまとめ ~赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(12)~

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赤ちゃんのうんちが出ない! 便秘対策のあれこれまとめ ~赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(12)~

0歳児は消化器官なども発達段階にあり、いきむ力もないため便秘になりやすいといわれています。正常なうんちの回数や量は? またどんな症状があれば便秘を疑うべき? 本記事では「赤ちゃんの便秘」をテーマに原因や対策などをまとめます。

目次もしかしたら便秘かも!? 見分けるポイントとは授乳期のうんちの特徴 便秘だった場合の対策離乳食がはじまったら赤ちゃんのうんちの“質”が変わります便秘気味ならマッサージ それでも改善しなければ「綿棒浣腸」を

もしかしたら便秘かも!? 見分けるポイントとは

赤ちゃんのうんちの回数や量は正常なのかな? うんちが少し硬い気もする…もしかしたら便秘では? 赤ちゃんの便に関するそんなお悩みはよく聞く話です。

赤ちゃんは消化器官が未発達で、排便のペースや形が安定しにくく、さらに筋肉量も少ないためいきむ力が弱く、便秘を起こしやすいといわれています。

一般的に母乳で育っている赤ちゃんはミルクの赤ちゃんに比べて便の回数が多いとされています。生後3か月間は母乳の赤ちゃんで1日平均3回、ミルクの赤ちゃんは平均1日2回といわれていますが、あくまでこれは目安。もっと多い子も少ない子もいます。

赤ちゃんのうんちの回数や硬さは個人差があるので、便秘かどうかもその子なりの基準で考える必要があります。ふだんから便の回数や状態をチェックしておいて、それよりも少なくなったり、硬くなったら便秘かも、と判断できるようにしておくとよいでしょう。

ちなみに「赤ちゃんの便秘」と一口にいっても、その原因は少々違ってきます。

たとえば新生児期の場合は眠っている時間が長いので、運動不足で便秘になることが多いようです。また消化器官がある程度発達してくる生後2、3か月頃では、腸内に便をためることができるようになる一方で、排泄する力がまだ備わっていないために、便がお腹にとどまって便秘となる赤ちゃんもいます。その後、離乳食を始めたると、授乳時期より水分不足となる傾向があり、便が固まりやすくなります。それが便秘の原因となることもあるといわれています。

授乳期のうんちの特徴 便秘だった場合の対策

生後4週間までの新生児のうんちはゆるくて水っぽく、授乳などの刺激を受けると反射的に出ることが多いもの。このころは1日に7~8回する子も珍しくありません。

生後2か月ごろになると、1日に7~8回の子もいれば、2日に1回の子もいるといった具合に個人差がより出てきます。これは、消化器官の発達過程がそれぞれの赤ちゃんによって違うから。栄養の吸収がよくなって便の回数が減ったり、排便パターンが変わったりするので、便秘を心配するママ、パパも多いようですが、機嫌がよく元気で、体重が増えているならとくに心配する必要はないでしょう。

しかし、体重が増えず、うんちの回数が減っている場合は要注意。おっぱいやミルクの量が不足していることによる便秘の可能性があります。

とくに母乳の場合はどれだけ飲んでいるかわからないので、注意が必要です。

こういったことがあるようなら、母乳不足の可能性があります。母乳を与える回数を増やしたり、粉ミルクを足したりすれば、便秘の症状がおさまることもあります。

粉ミルクだけで育てている赤ちゃんは便秘になりやすい傾向があるといわれています。それは粉ミルクの与えすぎが原因で必要以上のカルシウムが赤ちゃんの腸に入るためだともいわれています。月齢に合った量の粉ミルクをあげるようにしましょう。

うんちをするときに顔を真っ赤にしていきむ赤ちゃんもいます。硬くて出にくいのであれば便秘かもしれませんが、軟らかいうんちなら、いきみは発達段階にある赤ちゃんの生理的なしぐさ。心配しなくても大丈夫です。

離乳食がはじまったら赤ちゃんのうんちの“質”が変わります

おすわりができるようになる生後5~6か月ぐらいから離乳食を始めるのが一般的ですが、この時期は腸が発達して便をためておけるようになり、うんちの回数が減ってきます。でも、筋肉が発達途上にあるので、上手にいきむことができず、うんちが出にくくなることも。また離乳食を始めた途端に便秘になる赤ちゃんもいるようです。

これは離乳食を食べるようになっておっぱいや粉ミルクの量が減り、水分が不足することに加えて、腸の中の環境が変わることが原因といわれています。母乳や粉ミルク、白湯、薄めた果汁などを十分に与えて水分を補給してあげるのも大切です。乳酸菌を多く含むヨーグルトも便秘解消に役立ちます。

さらに繊維質の多いサツマイモ、海藻、リンゴや柑橘系の果物を潰したり、すりおろしたりして食べさせてあげるといいようです。離乳食はうんちの様子を見ながら、無理のないように進めていきましょう。

便秘気味ならマッサージ それでも改善しなければ「綿棒浣腸」を

意識して体を動かすことができない赤ちゃんは、運動不足で便秘になってしまうこともあります。ママやパパがマッサージをしてあげたり、ちょっぴり手助けをして体を動かしたりすることで、腸の動きが活発になって便秘を改善することもあります。

お腹のマッサージ

赤ちゃんを仰向けに寝かせて、おへそを中心に腸の向きと同じ時計回りに「の」の字を書くように手のひらで優しくなでてあげます。指先を使わないで、手のひら全体でソフトにさするのがコツ。腸が刺激されてお通じがよくなります。

足の屈伸マッサージ

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仰向けに寝かせた赤ちゃんの両足首をそっと握り、両足を交互に屈伸させます。赤ちゃんのモモとヒザでお腹が押されて腸を刺激するので、便秘解消に効果があります。

おしりのマッサージ

赤ちゃんの肛門のすぐ上あたりを軽く押してマッサージします。くれぐれも力を入れすぎないように気を付けて。

赤ちゃんの体はとてもデリケートなので、マッサージはスキンシップのつもりで、そっと触る感じで十分です。また、あまり長い時間にならないようにしましょう。すぐに効果が出なくても、毎日続けると便秘が改善する子は多いようです。

綿棒浣腸のやり方

マッサージで改善しない場合、綿棒で赤ちゃんの肛門付近を少し刺激する「綿棒浣腸」という方法もあります。やり方はいたって簡単。綿棒の先にベビーオイルやオリーブオイルなどをつけて、赤ちゃんのお尻の穴に1~2cmくらい入れて軽く刺激します。クルッと綿棒をまわしてあげるだけでOKです。

昼夜の区別がなく寝たり起きたりを繰り返していた赤ちゃんも、成長するにつれ夜は長く眠れるようになり、少しずつ生活にリズムがでてきます。朝は太陽の光を浴びて起き、離乳食をできるだけ決まった時間に食べ、夜は暗くなって寝る。このような赤ちゃんの規則正しい生活が、便秘の予防につながることもあります。

赤ちゃんの月齢や成長具合を見つつ、便の変化にも注意を。ふだんとは違うことを察知したら、今までお知らせした方法を試してみましょう。もしも1週間くらいうんちが出ていない場合や、「嘔吐・発熱がある」「激しく泣く、泣き止まない」「ぐったりしている」「お腹が膨れ上がる」「血便が出る」などの症状がある場合は病院へ。便秘とは違う別の病気かもしれませんので、早めに受診することをおすすめします。

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