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【奥深き世界】『十六穀米』から米を抜いて『十六穀』にしたら … 強烈な “大地” を感じたッ!!!!!!

ロケットニュース24

「雑穀を摂取すればダイエットに効果的」という話をYouTubeでみた。真偽のほどは不明なうえ何の責任も持てないので詳細は差し控えるが、とにかく私はモーレツに「雑穀を摂取したい」という思いに駆られた。で…… “雑穀” って何だっけ?

さっそくググったところ雑穀とは「主食以外に食する穀物の総称」。日本では基本『米』『麦』以外の穀物を指すらしい。なるほど……雑穀と言われてまず思いつくのは「雑穀米」である。が、雑穀と同時に米もモリモリ食べたのでは、とてもダイエットに効果的と思えない。

そこで今回、スーパーで売ってる『十六穀米の素』に米を加えず『十六穀』だけを食してみることにしたぞ。十六穀米の米抜き……果たしてマトモに食えるシロモノなのだろうか?

・十六穀のうちわけ

最近はオシャレカフェのみならず、そのへんの定食屋でも雑穀ごはんを注文できるのが普通になってきた。「なんか健康によさそう」という理由から、私は基本的に雑穀ごはんをチョイスしている。

市販の十六穀米の素(1包装 / 25グラム)。中身は丸麦、胚芽押麦、とうもろこし、黒豆、青肌玄米、もち麦、たかきび、もち白米、青大豆、赤米、ホワイトソルガム、アマランサス、キヌア、白ごま、発芽玄米、ひえ。

ホワイトソルガムとアマランサスの素性が気になるが一旦おいといて、1包装に対する白米の分量が……

これ。

雑穀米初心者の分際でナマ言ってゴメンだけど……ちょっと白米多くない?

・うまいぞ十六穀米

所定の分量は「雑穀1包装に対して米2〜3合」(今回は2合)。

う〜む。雑穀米がこんなにも “白米メイン + α” だったことを初めて知ったよ。指定された量の水を入れ、炊飯すること45分……

ワ〜〜ッ! 最高の香り!!!

初めて自作した十六穀米は、「おいしい……おいしい」と思わず2度繰り返してしまうほどウマかった。あんなにチョッピリの雑穀が、白米を脇役に追いやるほどの存在感を放っている。健康によさそうとか関係なく、普通の白米よりも私は好きだ。

雑穀って……スゴイ。

ってことでそろそろ本題。

『米抜き十六穀』の炊飯に取りかかろう。

・ありそうでなかったもの

市場調査のため街をウロついた結果、かなり小さめのスーパーやドラッグストアでも、このテの “米に混ぜて炊くタイプの雑穀詰め合わせ” は高確率で取り扱いがあるようだ。ただ不思議と “雑穀のみ” はどこにも売られていなかった。

2合分の十六穀。これだけで500円くらいする計算なので、米と混ぜるより割高なのは明らかだ。しかし私が欲しいのは雑穀の成分のみ。よって量は関係ない。何も問題はない……そう、食えるモノさえ出来上がれば。

商品パッケージには “十六穀1包装につき30mlの水を加える” と記載されている。言われるがままにしたところ、米を炊く場合より水の量が少なめだった。穀物って、そうなのかな? 全然分からないな。

普通に炊飯し、炊き上がり十六穀とご対面である。果たして……

世界一いい香りぃ!!!!!!

・雑穀という奥深き世界

この香りを何と表現すればいいのだろう。麦のような、もち米のような、大豆のような、知らない穀物のような匂いが混ざったもの……これが “雑穀の香り” なのか。私の脳裏に「大地の恵み」という文字がよぎった。

見た目は赤飯っぽい。赤米の色が染みているのだろう、たぶん。

十六穀米と比較するとこんな感じ。十六穀(米抜き)は粘り気がなく箸ではやや食べづらい。若干情緒に欠けるけどスプーンでいただきまーす!!

うまぁぁぁああああ!!!!!!

噛めば噛むほどジッワァ……と舌に感じる大地の味わい。プチプチしたやつ、モチモチしたやつ、ボソボソしたやつ、硬いやつ、柔らかいやつ……十六種の異なる穀物が織りなす食感のカーニバル。「健康に良さそう」を通り越して“健康そのもの” を摂取している気分だ。

子供のころ、教科書に描かれた “弥生時代の食事” のイラストを見ながら「こういう味かなぁ?」とよく空想した。米抜き十六穀はまさに、あのとき空想した “弥生時代の人が食ってそうなもの” そのもの。実際のところは知らんが、弥生人気分に浸れることうけあいだ!

念のためお断りしておくと、ここでいう「うまい」はハンバーガーとかギョーザに対する「うまい」とは全くタイプが異なる。穀物に興味がある人にとっての「うまい」なので、そこんとこ誤解のなきよう。でも私にとっては白米と張るくらいうまかったです。

残った十六穀は超小分けにして冷凍。私は今後、好きなときに糖質やカロリーを気にせず穀物だけを摂取できるワケだ。「穀物は摂取したいけど白米を食べすぎたくない」というアナタ、米抜き十六穀をお試しあれ!

なお世の中には十五穀、十六穀を超越した『三十穀』なんかも存在しているっぽい。そのうち『百穀米』とか登場しだすのかなぁ? 楽しいなぁ、雑穀の世界は!

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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