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二人目の予定帝王切開。意外なメリットとは…?

たまひよONLINE

5歳、3歳の娘の育児に奮闘中のママライター、清野ともかです。長女は想定外の緊急帝王切開で出産。その関係で次女は予定帝王切開での出産が決まりました。予定帝王切開で手術の不安はあったものの、実際は事前準備がしっかりできるというメリットを感じることができました。
今回は、そんな私の「二人目の予定帝王切開」の体験についてお届けしたいと思います。

心の余裕と安心感が持てた予定帝王切開


長女出産の時は想定外の緊急帝王切開となり、気持ちが不安定になってしまった私ですが、二人目は妊娠発覚から帝王切開が決まっていたので覚悟ができていました。

一度帝王切開を体験していたため、手術はどのように進むのか、傷の痛みや体の回復していく様子などは何となく想像でき、不安は最小限に抑えることができました。

予定帝王切開は、医師により出産日を前もって決めてもらえるので、実家が遠方にあり、夫は急に休める仕事ではないという状況の私でも、「いつ出産になるかわからない、長女は誰に預けよう?」という心配を感じることなく過ごすことができました。

そのため、「予定帝王切開には事前準備がしっかりできるというメリットがあるな」と、気付いてからは、心に余裕を持って妊婦生活を過ごすことができました。

予定日が決まってからの準備、家族の休みの調整


その後、医師と相談し、出産予定日を37週目に決めました。それからは入院に向けて準備を始めました。私自身の出産準備品は、大体クリニックのほうで用意してもらえたため、私の方ではほとんど用意するものはなくとても助かりました。

ですが、前回の初めての出産とは違い、今回は自宅に当時2歳の長女を残しての入院となります。着替えや食事など、預かってくれる家族の負担が少しでも減るように準備することにしました。毎日の洋服は組み合わせに困らないように上下の服と靴下をセットで用意し、おやつや好物のおかずを作り置きしておきました。

また、遠方に住む私の母に長期で手伝いに来てもらう約束をしていたので、娘が安心しておばあちゃんと過ごせるように、入院の5日前から我が家に泊まってもらうことにしました。夫は帝王切開予定日から仕事を数日間休む手続きをし、義母も前日から来てくれることが決まりました。

生まれて初めて私と離れる長女に、2人のおばあちゃんと夫。大人3人の手厚いサポートを受けるために皆の予定を調整できたことは、これから帝王切開手術をして、約一週間入院となる私にとって、とても安心できるものでした。

いよいよ出産! 麻酔が効かず今回も…


私は手術前日に入院しました。手術当日、長女は2回ほど「ママー!」と泣いたそうですが、母と義母の支えもあり、楽しく過ごせたようです。着替えと食事はきちんと用意していたので、母たちもスムーズに子守りができたと言っていました。

私もきちんと準備できた安心感から、手術前日からゆったりした気持ちで病院での夜を過ごし、手術に備えることができました。

翌日、手術室に入り硬膜外麻酔をしてもらったのですが、右半身には全く効かず、最終的には緊急帝王切開の際に使われる別の麻酔を打ち、手術開始。硬膜外麻酔はカテーテルから行い、術後は鎮痛のお薬を追加して入れてもらえると説明を受けていたので安心して手術に臨みました。

ただ、長女の時と同じ麻酔ということで、長女の時の大変だった術後の経験を思い出し、術後はまたひたすら痛みを耐えることになるのか…と、少し絶望しながら手術が始まりました。

そして、あっという間に次女が誕生! 二回目の出産とはいえ、元気な泣き声が聞こえ、その姿を見ると涙が止まりませんでした。術後、次女と会えたのはほんの数分でしたが、長女も赤ちゃんを見て大喜び。傷の痛みと闘い、翌日やっと次女を抱っこした時の幸せな気持ちは忘れられません。

今回は手術時の麻酔で予定外のハプニングがありましたが、入院前の事前準備をしっかりできたことにより、出産前後にソワソワせず落ち着いて過ごせたことは、予定帝王切開のメリットだったと感じることができました。長女の時の緊急帝王切開の際、普通分娩を経験したかった…と落ち込んだ時期もありましたが、産み方に関係なく、赤ちゃんが無事元気に生まれてくれたらそれが一番大事であることを今回の出産でも再度実感しました。妊娠37週目に体重2618g、身長48.5cmで生まれた次女の予定帝王切開では、メリットにも目を向けられたことで安心して手術に臨むことができ、良い経験ができたと思っています。

[清野ともか*プロフィール]
おてんばな2歳差2人姉妹の育児に奮闘中のママです。不妊治療の末、授かった長女は緊急帝王切開、次女も予定帝王切開と予想外の出産も経験しましたが、子どもたちは元気に成長中! 私の経験を皆様の情報のひとつとして届けられたらと思い、記事を書いています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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