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県高校駅伝競走大会 女子 2区間で区間賞と奮闘した大分西 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

女子第36回大分県高校駅伝競走大会

10月27日 国東市国東町駅伝コース

5区間 21.0975km

2位 大分西 1時間15分45秒

 

 10年ぶりの都大路(全国高校駅伝競走大会)を目指した大分西だったが、予選を兼ねた女子第36回大分県高校駅伝競走大会で2位に終わった。2区間で区間賞を取ったものの、「粘り強く僅差勝負に持ち込まなければいけなかった。1区でトップに立ったが、じわじわ離されしまった」と宮川剛監督。

 

 1区の谷佳純(3年)はエースとしての責務を果たした。1年生の間は好記録を出し続けたが、その後は伸び悩む時期を過ごし、最終学年となった今年、復活した。力強い走りが戻り、大分東明との抜きつ抜かれつのトップ争いは、残り200mまでデットヒートが続いた。「最後は意地だった。何としてもトップでタスキを渡したかった」と4秒差をつけて先頭に立った。

 

3年間の思いを込めて走った真田陽芽

 

 後続も決して調子は悪くなかったが、徐々に差を広げられた。4区(3km)の登り区間で夏以降に急成長した深水陽香(1年)が区間賞と奮闘し、アンカーの真田陽芽(3年)にタスキを託した。「高校3年間、都大路を走ることだけを目標にしてきた。少しでも前に追いつこうという思いで走った。悔しいけどやり切った」と真田。差を詰めることはできなかったが、もう一つの目標だった9月の九州瀬戸内高校女子駅伝の記録を2分30秒以上も更新した。

 

 今大会で都大路の出場権獲得はできなかったが、今月18日に開催される九州高校駅伝がラストチャンスとなる。北九州地区(福岡、佐賀、長崎、大分)代表として都道府県1位校を除いた最上位校に入れば全国切符をつかむことができる。レベルの高い大会になるが、真田は「可能性はゼロではない。もう一度気持ちをつくって走り抜く」と力強く語った。

 

九州大会で巻き返しを図る

 

 

(柚野真也)

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