千葉ジェッツに新加入したスーパールーキー瀬川琉久! 見せつける No.1高校生プレーヤーの存在感!〈Bリーグスター選手ガイド㉑〉【バスケ/Bリーグ】
Bリーグスターガイド㉑ 瀬川琉久
開幕9シーズン目を迎えた国内プロバスケットボール・Bリーグ。今やその人気はプロ野球やJリーグといった“メジャースポーツ”にも引けを取らないレベルまで到達し、強豪クラブのチケットは入手困難になるほど。パリ五輪での日本代表の活躍、河村勇輝選手のNBA挑戦など、日本でも“バスケ熱”が高まっている中、『ラブすぽ』ではBリーグでプレーするスター選手をご紹介!
瀬川琉久
千葉ジェッツ
背番号:5
八村瑠偉選手(ロサンゼルス・レイカーズ)、河村勇輝選手(メンフィス・グリズリーズ)らの活躍により、世界的にも「日本人選手」への注目度が高まっているバスケットボール界。日本バスケ界にも次々と世界を目指せる若い才能が芽吹いていますが、今シーズン、現役の高校3年生ながら強豪・千葉ジェッツに加入したスーパールーキーが瀬川琉久選手です。
京都・東山高校に在学中の弱冠18歳。高校1年時から主力として活躍し、2年冬のウインターカップではベスト8、3年夏のインターハイでは優勝、同冬のウインターカップでは準々決勝の藤枝明誠戦でチーム最多40得点をマークするも、準決勝で優勝校の福岡大大濠に敗れています。
184センチの長身ガードとして高校バスケ界屈指のプレイヤーの座を確固たるものとした瀬川選手ですが、卒業後は大学には進学せず、2025年1月4日にプロ契約の特別指定選手として千葉Jへ加入。
近年は有望高校生が大学ではなくBリーグを進路に選択することも増えてきましたが、それでも「高校ナンバーワンガード」の千葉J入りは多くのバスケファンにインパクトを与えました。
千葉Jと言えば、日本代表の富樫勇樹選手、昨シーズンまでNBAでプレーした渡邊雄太選手らを擁するリーグ屈指のスーパースター軍団。分厚い選手層を誇る強豪クラブで、果たして高校3年生の瀬川選手がどこまで通用するのか――。
日本中から注目されたBリーグデビュー戦は、1月25日のファイティングイーグルス名古屋戦。途中出場で2分59秒プレーした瀬川選手はフリースロー1本を決め、Bリーグ初得点をマーク。そして翌日のデビュー2戦目、瀬川選手は周囲の予想を上回る大活躍を見せます。
3ポイント1本を含む、フィールドゴール7本中4本(成功率57.1パーセント)を沈め、14分48秒のプレータイムで9得点2アシスト1リバウンド1ブロック。スター軍団の中でも確かな存在感を発揮しました。
すでに世代別日本代表では主力を務め、A代表でもディベロップメントキャンプ2024に参加するなど、将来を嘱望される世代屈指のガード。「高卒Bリーガー」としての本格デビューは来シーズンになりますが、将来的に日本を代表するポイントガードに成長できる逸材が、現役日本代表らがひしめく千葉Jでどんな刺激を受け、どんな成長を見せるのか――。
日本バスケ界が誇る新星の今後に、ぜひ注目してみてください。
文・花田雪