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<お義母さん、ムリだって!>4歳双子とのお出掛け!愛情だけで祖父母で外出はできる?【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私(マリ)は首都圏に住む35歳の専業主婦です。明るく優しい夫(ユウタ)、元気な子どもたちと毎日を楽しく過ごしています。 遠方に住んでいる義両親は年に一度、10日ほどまとめてわが家に泊まりに来ます。義両親は観光が趣味。日中は外出し、夕方にはお土産を買って帰ってきて子どもたちと遊んでくれるので、私も助かっているくらいです。 ただ今回はなにやら様子が違うようで、義母が妙にそわそわしているのです。義母との関係は良好ですが、たま〜にとんでもない無茶ブリも……!?

義母は双子と自分たちだけでおでかけをしたいというのです。「それは無理だと思う」とはっきり義母に伝えますが、義母は明るく「やってみないとわからない」と謎の自信で溢れています……。孫とでかけたいと簡単に義母は言いますが、わが家の子どもたちは「双子」なのです。走り回る男の子2人をたまに会うだけの義両親が面倒を見るのは不可能に近いと思うのです。 しかも、観光したい場所を聞くと、一日では到底回りきれないようなハードなコースです。ますます無理な義母の提案に頭を抱えています。

義両親は双子のソウタとコウタをとてもかわいがってくれています。でも愛情だけでまわせないのが4歳双子育児の現実というもの。まず考えられる問題は、双子の時間差トイレ問題。トイレの声かけをしても実際に行くタイミングはバラバラ! ひとりをトイレに連れて行っているあいだにもうひとりが漏らすパターンだってあり得ます。これは毎日接している親の私ですら読みの外れる難題なのです。他にも考えられる問題は山ほどあって、義父母の体力面を考慮すると危険の方が大きいと思います。

「お義母さん! オムツがとれたからといって、親不在で4歳の双子を連れての外出は無謀です!」と、言っても心から納得してくれる義母ではありません。なんとかおでかけは動物園だけにして、親の私たちが同行することを認めてくれました。義母は親抜きで双子と触れ合えると思っていたようで、とても残念そうでした……。そんな義母の夢を砕くようで気の毒ですが、週末のおでかけで現実を見ていただくしかなさそうです。

【義母の気持ち】双子の孫と動物園。到着前からトラブル続出

私たち夫婦は、遠方に住んでいる息子夫婦のもとを年に一度訪れて、10日ほどまとめて泊まります。夫も私も観光が趣味。日中は外出し、夕方にはお土産を買って帰ってきて双子の孫たちと遊ぶのが去年までの過ごし方でした。今年、息子から「双子のオムツがとれた」と聞いたときは、天にも昇る心地でした。この日をどれだけ心待ちにしていたか……! 「孫たちと私たち夫婦だけでおでかけがしたい!」それが、孫が生まれてから思い続けてきた私の夢なのです。

お嫁さんのマリさんは「無理」の一点張り。私だって息子を育て上げた先輩ママですよ。もう~マリさんたら、そんなに心配しなくて大丈夫なのに(笑)。しかし意見を押し通してしまっては、今後の嫁姑関係にヒビがはいってしまうかもしれません。マリさんがあまりに心配してくるので、動物園には孫たちと息子夫婦とでかけることにしました。

家を出発したものの、数々のトラブルに見舞われ……予定の倍の時間がかかりましたが、動物園に到着しました。入り口からすでに孫たちが大喧嘩……。どちらの意見を聞いても火に油を注ぐようで早くも対応に苦戦しています。

マリさんはどんな場面でもサッと双子の喧嘩をおさめたり、段取りよく動物園を回れるよう声かけをしたりと頼りになる存在です。息子夫婦抜きで、孫たちとだけおでかけをしたいという考えがいかに甘かったか思い知りました。挙げ句、息子からは「お母さん、疲れたの? まだ一匹も動物も見てないのに~」と笑われました。悪気のない息子にトドメを刺されました……。本日の動物園は息子が小さな頃にも来たことがあります。 昔と変わらず子どもたちを楽しませてくれました。

ごめんなさい! 無理でした! アクシデントにテキパキと対応するマリさんと息子に感服しました。でも……息子が4歳の頃のおでかけはこんなに大変ではなかったような気がするのです。一人息子か双子かの違いはありますし、私も体力面では大きく衰えてはいますが、楽しかった記憶しか思い出せないのです。

ああ、息子が小さかったあの頃が懐かしい……。

【私の気持ち】笑顔に救われ……大変な思い出は、いつか楽しい思い出に!

てんやわんやの一日が終わり……。

一息ついたあと、義母は一枚の古い写真を見せてくれました。そこには、若い頃の義両親と小学生くらいの夫が写っていました。背景には、見覚えのある入場ゲートが。義母が私たち夫婦抜きでおでかけしたいなどという無茶ブリをしてきたのは、この日の再現をしたかったからのようです。 義父は「でもお前30年前もヘトヘトになってたぞ?」と、笑いながら話しかけてきました。その後ろから子どもたちが「じぃじ~、ばぁば~」と呼びかけています。

子どもたちはとても嬉しそうな表情で「今日ねめっちゃめーっちゃ楽しかった! また一緒に行こうよ!」と、早くも次のおでかけの誘いをしています。義母も嬉しそうに「もちろんよ!! おばあちゃんどこでも行くからね!」と次の約束をしているようでした。 義母の無茶な計画には参りましたが、今日のおでかけを終えてみて、私はちょっと義母の気持ちがわかる気がしました。

子育て真っ只中の当時はおでかけが大変でも、子どもたちの笑顔によって楽しかった思い出としてずっと記憶に残るのだろうなと感じました。今は双子たちとの生活で大変なことが多く、外出から帰ると疲れ果てています。でも、いつか子どもたちが巣立った後、双子を育てる悩みも苦労も最高の思い出になる……! そう気づかせてもらえたのでした。

子どもを連れてのおでかけは大変です。いくら準備をしても想定外のことは起こるし、思い通りにいかずにイライラしたり悲しくなったりすることなんてザラです。もう帰りたい! と、何度も思います。でも、一日の終わりに子どもたちが笑顔で「楽しかった」なんて言うと苦労が全部帳消しになって、次はどこに連れて行こうかな、と考えている自分がいます。義母は、育児時代の大変だったことが「楽しかった思い出」に変わっちゃってるんですね。 子どもを育てる日常は、苦労が山のようにあります。でもいつかきっと、楽しかった思い出として懐かしむことができる、私はそう信じています。


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