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完全母乳じゃなくてもいい! わが子が泣いて責める母乳不足

たまひよONLINE

生後3ヶ月になる男の子の母でママライターの“plane”です。
28歳で結婚するも子宝に恵まれず、在宅ライターとパートを掛け持ちしながら30歳で不妊治療をスタート。これといった不妊理由もわからず、治療のステップアップを考えていた矢先に、31歳で妊娠発覚。
第1子を出産し、赤ちゃんの授乳がスタートしました。

母乳育児には逃げ腰…。でもあきらめたくない!


出産前から混合育児かもしれないと思っていた私。理由は2つあります。1つ目は、私の母が母乳の出にくいタイプで、母乳育児ができず精神的に追いつめられた話を聞いていたこと。2つ目は、私が完璧主義寄りの性格のため、母乳へのこだわりがストレスとなることが、容易に予想できたことです。

ちなみに、産院は母乳推奨で母子同室。出産直後からマッサージやら子どもの抱え方やら、さまざまなレクチャーが始まりました。

出産直後、私はほとんど母乳が出ませんでした。育児は24時間体制なうえに、母乳が少ないと授乳間隔は短く頻回に。頻繁な授乳に夜も眠れず、疲れ切り…。混合育児の可能性が高いことをわかっていたものの「できる限り母乳で育てたい」と期待を抱いて迎えた出産。入院中からミルクに助けられた私は、母乳育児はできないのかと不安になりました。

やっぱり少し後ろめたい…。母乳育児のほうが偉い?


退院後も、母乳で育てたい思いは変わりません。母乳を中心に、不足した時だけミルクを足すスタイルでスタートしました。母乳を一生懸命吸うわが子はかわいくて感慨もひとしおでしたが、やはり量が少ないのでしょう。1時間以内で泣き出してしまうこともあったので、ミルクを足してその場をしのいでいました。

頻繁に母乳を吸わせることで量も軌道に乗ってくると聞き、「私にも母乳育児ができるかもしれない」とかすかな期待を胸に授乳の回数を増やしました。しかし、昼夜を問わない授乳に体も限界。気付けば「授乳間隔」や「母乳出ない」とネットで検索するようになっていたのです。

母乳が足りないことを承知で臨んだ“母乳+ときどきミルク”の育児でしたが、授乳直後に泣き出すわが子に、まるで母乳不足を責められているかのように感じてしまい…。不足分を補うミルクを調乳するときは、申し訳なさと悔しさで心がいっぱいになりました。意地になって授乳頻度を増やしたり時間を長くしたりしましたが、状況は変わらず自分を苦しめるばかり。

授乳って誰のため? ミルクだっていいじゃないか!


どんどん授乳が苦痛になり、焦りといらだちから、授乳本来の目的「おなかを満たしてあげること」も忘れていました。わが子は物足りなさからよく泣き、自分も感情的になって家族に当たり散らすこともしばしば…。

このままではいけないと、もっとミルクに頼ることに決めました。授乳の回数を減らし、ミルクの量を増やすスタイルに変えたのです。母乳育児への未練から、完全ミルクへ踏み切ることができない私の精一杯の決意です。

すると、気持ちにゆとりができ、授乳を楽しめるように。何より、満足そうなわが子の様子に安心しました。大きく変わったのは夜間です。夜中を完全ミルクにしたところ、ぐっすり眠るようになったのです。

混合育児の悩みどころ。ミルクの量はどのぐらい?


混合育児で難しいのは、ミルクを足す量です。母乳だけなら飲みたいだけ、ミルクだけなら製品に記載の量が基準になると思いますが、混合の場合、そうはいきません。

本来は授乳前後で体重を量り、不足分をミルクで足すというやり方が良いそうです。しかし、私はそこまで厳密にせず母乳を2~3回あげるごとに1回、ミルクを追加しました。念のために体重を時々計測し、成長曲線と見比べて確認もしています。

母乳と調乳との2度手間になるので、授乳に多少時間はかかりますが、満足すると子どもの機嫌が良く、自分の時間を増やすこともできました。一時は母乳育児にこだわっていた私。今ではこのスタイルに変えてよかったと思います。

現在は、昼間は母乳メインで、数回に1回ミルクを追加。夜は入浴後に母乳と多めのミルクを与えて、10時頃に就寝です。夜間は授乳も夜泣きもなく、朝8時ごろまで眠っています。私は夜間授乳がなくても胸が張らない体質なので、それも混合育児に踏み切れた理由の1つでした。
母乳育児への頑張りが足りないかな…と悩んだこともありましたが、子どもがたくさん飲んでしっかり大きくなれば、授乳スタイルにこだわる必要はないのかなと今は思っています。

[plane*プロフィール] 
3ヶ月の男の子のママです。在宅ワークとパート勤務を兼業。パートが育休中のため、WEBライターを始めました。私自身も新米ママ、ライターであり、読み手でもあります。いろいろな情報を共有できたらと思っています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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