【ポケモンGO】初開催の『ワイルドエリア福岡』を冷静に振り返ろう
やあ、ポケモンGOトレーナーのみんな! まずは福岡組のみなさん、お疲れ様でした!! ゲームの内容はさておき、やっぱり福岡って街は最高だよな! 国内で移住するなら福岡一択だわ!!
あ、さて。さっそくだが、この記事では世界初開催となった『ポケモンGO ワイルドエリア:福岡』をなるべく冷静に振り返っていきたいと思う。参加された方はご一読の上、ぜひSNS等で感想をお聞かせいただきたい。
・冷静に振り返りたい
GOフェス、GOツアーに次ぐ第3のリアルイベントとして開催されたGOワイルドエリア。初開催のリアルイベントだったためフタを開けてみないとわからない部分も多く、正直今でも私の中で評価が定まっていない。
というのも、ポケモンGOは超ライトユーザーから超ヘビーユーザーまで幅広いプレイヤー層がゲームを楽しんでいる。しかも楽しみ方は実に様々。そのため「どの視線で評価するか?」で感想が大きく変わって来るからだ。
この記事では多角的な評価を心掛けるつもりだが、書いているのはガチ勢(だと人からは言われる)のお兄さんなので、中には辛辣な意見も含まれるかもしれない。それでは振り返りを始めよう。
・その1「会場について」
会場となった「舞鶴公園」のロケーションはかなり良かったのではないだろうか? 天候もギリ耐えた印象で「過去最高の会場だった!」とは言わないものの、会場そのものに不満は一切ない。
一方で「会場を活かしたゲーム内容だったか?」と言われたら、そうでもなかった。後述するが今回はバトル型のイベントだったため、レイドやマックスバトルを行き来するのがメイン。会場とゲーム内容がリンクしていたとは言い難い。
とはいえ、イベント仕様の会場に足を踏み入れるだけでテンションが上がってしまうのがポケモンGOトレーナーの性(さが)。あえてキツめに「ナイアンティックにはそこに甘んじて欲しくない」とお伝えしておこう。
・その2「通信環境について」
懸念されていた通信環境については「ギリセーフ」と「ギリアウト」の中間くらいだろうか? 会場内のエリアによって通信環境に差があり、特に入口付近はなかなか過酷な通信環境であった。
ただ、かつてラスベガスで絶望的な通信地獄を体験した私からすれば今回は天国みたいなもの。なかなかゲームが立ち上がらなかったトレーナーが多くいたことも把握しているが、個人的には「耐えた。頑張った」と評価したい。
・その3「レイドバトルについて」
ズバリ、ワイルドエリア福岡は「バトルイベント」であった。柱はレイドバトル・ダイマックスバトル・キョダイマックスバトルの3本で「チケット以外の出費が多いイベント」と感じた次第だ(でもツアーのタマゴ割りほどではない)。
ただし、各種設定がバトルイベントとマッチしていなかったのは大変残念だった。特に「特別なわざ(あくうせつだん・ときのほうこう)がガチャ過ぎる問題」には、ハッキリ言ってブチギレている。
というのも、色違いだろうが、背景が付こうが、100が出ようが「特別なわざ」が無いとパルキア及びにディアルガの価値はほぼゼロ。それを促しているのは「わざマシンスペシャル」を使用させてくれないナイアンティック様である。
レア度をキープしたいのはわかるが、わざわざ福岡まで飛んで「色違い・だいもんじ」だったトレーナーの気持ちを考えて欲しい。「色違い背景100・りゅうせいぐん」なんて引いた日には絶望しかない単なる意地悪だ。
こちらも後述するが、今回ほど「現地特典」の実感がないイベントは初めてだった。別に福岡まで行ったら全部特別なわざで良くないか? 背景もジャンジャン出していいんじゃない? お祭り感は会場だけではなく、ゲーム内容でも体験させて欲しかった。
・その4「キョダイマックスバトルについて」
少数派かもしれないが、初登場となった「キョダイマックスストリンダー」についてはおおむね満足している。40人で倒しきれないこともあったが、個人的には「まだ慣れていない人がかなり多い」と感じた次第だ。
実際にキョダイマックスバトルの概要を理解し、ちょっとした育成が終わっていれば10人でもキョダイマックスストリンダーをまあまあ短時間で倒しきれた。40人で負けてしまうのは設定ではなく、トレーナーの経験不足が大きいのだろう。
10分近くバトルに時間を取られることもあったが、これはトレーナー次第で劇的に短縮できるハズ。とにかくキョダイマックスストリンダーについては「ダイマックスドリュウズ」をそれなりでいいので育てて欲しい。
・その5「つよいポケモンについて」
つよいポケモンは個体値13・13・13以上が確定。しかもPLも異常に高く、完全な「即戦力ポケモン」であった。キャンプファイヤーでも100報告が乱れ飛び、特に初心者から中級者には超良心的なポケモンと言えよう。
一方で「そのくらいは厳選も育成も終わっている」のがガチ勢である。嫌味に聞こえたら申し訳ないが、個人的に今回は「タップしたいポケモン」がカビゴンしかいなかった(しかも滅多に野生で出ない)。
私としては「こんなに野生がつまらないリアルイベントは初めて」と感じたが、逆に「こんなに大盤振る舞いでいいんですか? アザス!!」と感じたトレーナーも多くいらっしゃることだろう。野生については大きく評価が割れるのではないだろうか?
なお、初登場の「サファリボール」は非常に素晴らしかった。伝説のポケモンもほぼ1発で捕獲できるため、時短になって最高! 「おさんぽおこう & ときのほうこう」との相性も良く、イベントと通じてありがたさが凄かった。
・その6「タマゴ割りについて」
そもそもがバトル系のイベントだったため、タマゴ割りとの相性は決してよくない。10kmタマゴしかドロップしなかったことは良かったが、それでも初実装のエレズンが出やすいわけではなかった。
前世で相当親切にしてしまったのか、怒涛の勢いでかえり続けるメレシーとジャラコ。今後、色違いエレズンはかなりレアになると思われるが、それでももう少しエレズンのチャンスが欲しかった。だって福岡まで行ってるんだし!
・まとめ「1番言いたいこと」
これまで数々のリアルイベントに参加してきたが、今回ほど現地の恩恵を感じられないイベントは初めてだった。ゲンシレイドなどをプラスとするならば、むしろグローバルの方がゴージャスなのではないだろうか?
会場に行けば楽しいし、福岡も最高だった。……が、ゲーム内容的にはロケーションカードを除けば「これわざわざ来る必要あったのかな?」というのが率直なところ。まあどうせ行くのだが、ゲーム内容の“お祭り感”が薄かったのは残念だった。
逆に賑やかし要員「アンノーン」の偉大さを感じたし、普段はかなり野生が楽しいこともわかった。バトルイベントに特化するならそれもイイ。ただ、福岡でここまで露骨な「特別なわざガチャ」をやる必要があったのだろうか?
……まあ、俺は100を出せなかったんだけども「お祭り感が会場と街以外は薄すぎた」「現地の恩恵が過去最高に無かった」というのが、ガチ勢目線の感想である。ただつよいポケモンは、トレーナー格差是正の試みとして良かったのではないだろうか?
第3のリアルイベントとしてお目見えしたGOワイルドエリアだが、GOフェス及びにGOツアーと肩を並べるイベントとは言い難い。いつか「ワイルドエリアが1番楽しい」と言われる日が来ることを心から祈っております。現場からは以上です!
参考リンク:ポケモンGO公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:c 2016-2024 Niantic. c 2024 Pokemon. c 1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)