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小学生が公園の美化を呼び掛け!子どもたちが起こした行動とは【四街道市】

チイコミ!

小学生が公園の美化を呼び掛け!子どもたちが起こした行動とは【四街道市】

大人から子どもまでみんなが利用する公園にごみが落ちていたら…?

子どもたちが起こした行動を取材しました。

いつも遊んでいる公園に来てみたら

昨年10月中旬、いつも利用している四街道第1児童公園に遊びに来た島田隼由美(はゆみ)さん(小4)、木村杏綺(あき)さん(小3)、川又彩愛(かわまたさえ)さん(小5)、島田鷹舜(おうき)さん(小2)。

4人はそこに落ちているごみの多さが目に付きました。

そこで急きょごみ袋を用意し、ごみ拾いをすることに。

持ち帰った袋の中身を調べてみると、お酒の缶やカップラーメンの空き容器、お菓子の袋、たばこの吸い殻など、明らかに大人が捨てていった物が多く交ざっていたそう。

中には小銭もあり、警察署に届けられました。

他の公園はどうなのか。

気になった4人は学校が休みの土曜日に、近隣の2つの公園にも行ってみました。

やはりごみが多く見つかり、「もしかしたら他の公園にもあるかもしれない」「こんなにごみだらけではいけないよね」と相談し合い、この現状を四街道市長に手紙で知らせることにしました。

左から島田隼由美さん、木村杏綺さん、川又彩愛さん、島田鷹舜さん

市長に面会し、公園の現状を伝えた

市役所に連絡をした上で10月31日に手紙を渡しに行くと、市長との対面が実現。

「直接話が聞きたい」と市長自ら子どもたちを迎えてくれたのでした。

鈴木陽介市長に要望書を手渡した子どもたち

子どもたちの話を聞いた市長は「ぜひ市内の公園の美化に協力してください」と、子どもたちに要請。

公園の管理を担当する都市計画課の職員と相談し、ポイ捨て禁止を呼びかけるポスターを作成し、公園に掲示することになりました。

子どもたちが思いを込めて描いたポスターは、カラーコピー後にラミネート加工され、ごみが目立つ市内の公園に昨年末から順次掲示されています。

中央公園にもポスターを掲示しました

ごみを見つけても、それを拾って片付ける行動に移すのはなかなかできることではありません。

地域で公園清掃の日を設けて管理していても、気が付かないうちに意外と汚れてしまうもの。

利用する一人一人がポイ捨てしない、ごみを残さない利用を心がけることが必要だと、改めて気付かされました。

普段は公園で楽しく遊んでいる4人の子どもたち。

でもごみがあるとすかさず拾います。

この行動が多くの人たちに届いて、きれいな公園であり続けるよう願っています。(取材・執筆/幸)

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