【2025年度】ラン活スタート！人気ランドセルのおすすめ15選！
子供の小学校入学に向けて、そろそろラン活を始める時期。ランドセルは、とにかく種類が豊富だ。専門メーカー、鞄工房、量販店……多くのブランドがあるうえに、価格帯もさまざま。後悔したくないものの、何をどう選んで良いか分からない人も多いだろう。
6年間使い続けるランドセルだが、「子供が使いたがらない」「いざ買ってみたら使いづらそう」などの失敗談も多々あるのも事実。ランキングをチェックしたり口コミを参考にしたりと、入念なリサーチが必要だ。
今回は、人気のランドセルを15種類紹介。男の子・女の子向けの違いや選び方のポイントも解説する。ぜひラン活の参考にしてほしい。
ランドセルの男女別の特長をチェック
一昔前は、男の子は黒色、女の子は赤色がランドセルの定番だった。対して現在は、カラーや種類が多様化しており、特長もさまざまだ。以下では、ランドセルの男女別の特長を解説する。
男の子向けは暗めのカラーで耐久性に優れたタイプが人気
現代の男の子に人気のカラーは、黒や紺、青。緑やダークブラウンを選ぶ子供も多い。走り回ったり外遊びに熱中したりする男の子のことを考慮して、傷に強いランドセルが多く販売されている。色の剥げや部品の破損を回避するために、耐久性の高い物が選ばれる傾向にある。
女の子向けはディテールが細かく軽量なタイプが人気
女の子に好まれるのは、紫、桃色、水色だ。かつての定番だった赤も人気だが、かわいらしい色合いの製品が豊富に展開されていることで、女の子のランドセルのカラーは特に多様化している。繊細なデザインや刺繍が入っているタイプも人気だ。
そのほか、女の子用としては軽量タイプが選ばれることが多い。
ランドセルの価格の相場は5〜6万円台
ランドセルは、1万円以下から10万円を超える物まで、価格帯が幅広い。ランドセル工業会が発表した「ランドセル購入に関する調査 2024年」によると、2024年のランドセルの購入金額平均は59138円だった。このことからも、5〜6万円台が相場になりそうだ。
金額帯ごとの割合でいうと、65000円以上のランドセルの購入が37.6%と最も多かった。購入金額は年々増加傾向にあり、高級ランドセルも多く支持されている
ランドセルの選び方の5ポイント
ランドセル選びにおいて、子供と大人とで意見が食い違うこともあるだろう。ランドセルは6年間使うことを想定して選ぶ必要があるため、子供の希望だけで選ぶと失敗する可能性がある。しかし、実際に使うのは子供であり、親のエゴにならないように気をつけたい。
デザインやカラーは子供の意見を聞き、機能面に関しては親がリードするのがベスト。親子で話し合って後悔のないように選びたい。以下では、チェックしておきたい5つのポイントを解説する。
1.カラー・デザインで選ぶ
カラーは本当にさまざまだ。王道だった黒や赤に限らず、紫や緑、黄色、キャメルなど多様化している。ぜひ、子供の意見を取り入れてみよう。
デザインや形状のバリエーションも増えている。学習院型は、背当て部分にへりがある昔ながらの形状。耐久性が高いのが特長だ。キューブ型は、へりがなくシンプル。容量が大きい傾向にある。
半かぶせ型は、フタであるかぶせ部分が半分程度まで覆っている形状。ランドセルを立てた状態で開閉できるため、荷物の出し入れがスムーズだ。縦型・横型が存在する。
2.素材の特長と価格で選ぶ
ランドセルの素材は、人工皮革と天然皮革の大きく2つ。クラリーノをはじめとする人工皮革は、軽くて水に強いのが特長だ。カラーやデザインが豊富で、ニュアンスカラーやトレンドカラーなど、お洒落な物が多い。価格は比較的手頃な傾向にある。
天然皮革は、種類によって特性が異なる。牛革は、天然皮革ならではの落ち着いた色味が魅力。引っ張りや引き裂きに強いが、全体的な重量は重くなりがちだ。コードバン（馬革）は、高級感があり、エイジング（経年変化）を楽しめる。重量は重く、価格は高い物が多いが、質感の良さから根強い人気がある。
3.背負いやすいサイズや軽さで選ぶ
ランドセルは毎日背負うことになるため、負担になりにくいサイズや重量の物を選びたい。軽量モデルが多く販売されており、なかには1000gを切る物も存在する。
また、サイズは、A4フラットファイルを収納できるタイプがおすすめ。A4フラットファイルは、プリントに穴を開けてとじるファイルのことだ。A4クリアファイルよりサイズが大きいが、最近は、多くのランドセルがA4フラットファイルに対応している。
4.耐久性に優れた物を選ぶ
耐久性の高さや保証の手厚さも要チェック。6年間使い続けられる丈夫な製品を選びたい。おすすめは、ランドセル工業会が定める基準を満たした「ランドセル認定証」がついた製品だ。縫製が日本で行われていることや、サイズ、素材に関する複数の基準がある。6年間の修理保証がついているのもポイント。
5.機能性の多さで選ぶ
そのほか、機能性も高いに越したことはない。背当てに立体加工やクッション加工が施されているタイプは、長時間背負っていても背中が痛くなりにくい。ベルトはできるだけ身体に沿うのが理想だ。フックにかけて収納したい場合は、背面上部につりカンがついているかをチェックしよう。側面フックがあると、給食袋をつり下げられて便利だ。
安全面の機能もよく確認しておこう。反射材があると、雨の日や夜道でも良く目立つ。防犯ブザーをきちんとつけられるかどうかも見ておきたいところ。
時間割入れやタブレット収納など、あると便利な機能にも注目だ。
ランドセルのおすすめ15選
ここからは、人気ブランドの製品を中心に、2025年度モデルのランドセルを15種類紹介する。さまざまな価格帯のアイテムをセレクトした。
Coulomb ソナタ
リーズナブルで、高品質なランドセル。工場と共同開発し、オンラインで販売することで低価格を実現している。購入から卒業までの「7年保証」がついているのは、品質に自信があるからこそ。壊れた際には無料で修理してもらえる。
バリエーションが豊富なのも魅力。シンプルな物から迷彩柄やロゴ入りまで、さまざまなタイプが展開されている。友達とかぶりたくない男の子にぜひ。
フィットちゃん 楽ッション ストリートワイド
背中にぴったりフィットし、肩の負担を軽減できる点が人気の「フィットちゃん」。本製品は、肩ベルトをクッション材でぷにぷににした「楽ッション」や、クルマのライトに反応して縁の部分が光る「安ピカッ」を搭載したモデル。快適な背負い心地と安心感が支持される理由だ。
立体的なマチデザインやエンブレム鋲が施されているため、お洒落を楽しみたい男の子におすすめ。マチ部分のカラーは、ゴールド・レッド・ブルーの3種類が展開されている。メイン部分はいずれもブラック。
セイバン 天使のはね モデルロイヤル クラシック
高いシェアを誇る、セイバンの天使のはねランドセル。なかでも「モデルロイヤル」は、ブランドを代表する人気シリーズだ。
クラシックは、クラシカルなデザインで、6年間飽きずに使い続けられる。伝統的な加工が取り入れられた上品な印象で、親世代からの支持も厚い。
天使のはねや3D肩ベルトにより、重心を高く安定させることで、軽く背負える仕掛けが施されている。小学生への負担軽減の点で小児科医の推薦率が高い「AskDoctors確認済み商品」だ。A4フラットファイルやタブレットはもちろん、水筒や体操服をたっぷり入れられる容量もポイント。
ふわりぃ ランドセル プラチナセレクト
1967年に、業界初のクラリーノランドセルを発売したメーカー「ふわりぃ」。「プラチナセレクト」は、大人っぽいクールなデザインが特長だ。ステッチやラインなどの主張しすぎないデザインが施されている。
クラリーノのなかでも強度のある素材が使われた、タフなつくり。耐久試験「ガッチリガード70」をクリアしており、約70kgの重さに耐えられることが証明済みだ。潰れにくく丈夫で、アクティブな男の子にぴったり。チェストベルトやクッション材による、背負いやすい工夫も抜かりない。
池田屋ランドセル No.62 防水クラリーノルーチェ 半カブセ
老舗鞄メーカー「池田屋」が手がける軽量モデルのランドセル。本体部分は防水クラリーノ、ベルト部分には防水牛革を採用したハイブリッド構造だ。
半かぶせデザインで、シンプルながら個性的。中身の出し入れがスムーズで、6年生までお気に入りの状態で愛用できるだろう。
1年生から使いやすい自社オリジナルのパーツが使われており、使い勝手の面でも評価が高い。A4フラットファイルはもちろん、パソコン・タブレットも十分に入るサイズ感だ。
hakka kids チェリーストロベリーランドセル
チェリーストロベリーがプリントされたランドセル。刺繍やラインストーンなどで繊細な装飾が施されている。かぶせの鋲は、チェリーとイチゴを自由に変えられる仕様。両肩ひもにはハートカンがついている。かわいい物好きの女の子におすすめだ。
シャンパンブルーやチェリーラベンダーなど、女の子に人気のカラーが揃っている。内側にもカラフルなデザインがあしらわれており、学校へ行くモチベーションが上がるだろう。
EISHIN Metalix
「感度の高い」ランドセルをラインナップしている「EISHIN」。デザイン性にも機能性にもこだわり、カラーバリエーションを豊富に取り揃えている。
「Metalix」は、未来を感じる先進的な雰囲気が特長。ツヤ感のある素材が採用されているほか、反射光は虹色に変化する。安全性への配慮も充分だ。
どんな体格の子供にもフィットする背カンや、背中との接触面を増やし負担を軽減する「フィットちゃん」、ワンタッチで開閉できる留め具など、使い勝手の良さもポイント。
atara 本革タイプ
繊細な色表現が可能なイタリアンレザーでつくられたランドセル。自然の情景から生まれた9色が展開されている。光によって見え方が変化するニュアンスカラーが魅力。内装のテキスタイルは、北欧在住のデザイナーが手がける。デザイン性を重視したい人におすすめ。
革製のなかでは最軽量クラスの1250gを実現しているのも特長。さらに、小柄な子にもフィットするスリムな形状ながら、マチ幅13cmの広々設計。本物志向の親も、子供にとっても満足度の高いランドセルだ。
ララちゃん ランドセル リボン
リボンチャームやバイカラー、タータンチェックの内装など、かわいいが詰まった女の子のためのランドセル。デザインに響かないような形でしっかりと反射材が組み込まれており、安全面への配慮も欠かさない。
本革に似た人工皮革「ベルビオ・5」が採用されており、しっとりとした高級感のある佇まい。防水性や耐傷性に優れているのも使いやすいポイントだ。ほかにも、背負い心地や使いやすさなど、老舗メーカーならではの職人技が随所に詰まっている。
スガタキ オーダーメイド ボルサ 牛革 ランドセル
従来の牛革に使いやすい加工を施した「ボルサ牛革」のランドセル。裁断から縫製までを熟練の職人が一つひとつ手がけている。
本製品はオーダーメイド。色やデザインを自分好みに組み合わせ、自分だけのランドセルを完成させる。シンプルな形状ながら、唯一無二の物に仕上がるだろう。
水ぬれや傷に強い仕様で、丈夫。ささっと拭くだけでお手入れが済む手軽さもポイントだ。耐久性に優れているが、万が一壊してしまっても大丈夫。6年の修理保証がついているため、卒業まで心置きなく使用できる。
堀江鞄製造 プティアンジェアンティーク
牛革製のお洒落なデザインのランドセル。繊細なステッチデザインが施されており、留め金やナスカンの質感も高級感がある。自社工房で職人の手により一貫製造するからこそ実現している、確かなクオリティが魅力だ。
ふわふわで通気性が抜群の背中部分や鍵用チェーンがついたポケットなど、使いやすい工夫が満載。カラーは「ネイビー&チョコ」や「グリーン&チョコ」など、5種類がラインナップされている。友達とは一味違うランドセルを使いたい男の子におすすめ。
村瀬鞄行のランドセル 匠コードバン TC105
かぶせ部分に「革の宝石」と呼ばれるコードバンが使われているランドセル。ツヤ消し加工で仕立てられた上質な風合いは、ほかとは一線を画す。6年経っても型崩れしにくく、美しさをキープしやすいのが特長だ。
本体素材は牛革。防水ウレタン加工が施されており、傷や雨に強い。基本的にはメンテナンスフリーで、手の込んだ手入れは必要ない。
手縫いにこだわり、時間をかけてつくられているのもポイント。一針一針真心を込めて締め上げられる。確かな製法と高い技術に裏づけられた逸品だ。
ずっと ランドセル 全かぶせ
ミモザの刺繍があしらわれたパステルカラーのランドセル。内装デザインは手書き仕上げのドットでかわいらしくつくられている。持ち手には本体色とは異なる色が採用され、アクセントカラーとして目を引く。細やかで繊細なデザインが女の子から人気だ。
さまざまなポイントはありながらも、全体的にはシンプルな印象で、高学年になってもずっと使いやすい。小柄でも負担になりにくいよう、軽さにもこだわってつくられている。
専用のランドセルカバー（別売り）を使用すれば、ランドセルを汚すことなく綺麗な状態をキープできる。
イオン かるすぽ みらいポケット スマートNEO
イオンから販売されている人気のランドセル。荷物の量に合わせてマチの幅を調整できる点が特長。最大で20cmに拡大できるため、折り畳み傘や上靴、給食袋など必要な荷物をすっきり収められる。
人間工学に基づいた背当て「かるくなーれ」や、しっかりフィットする肩ベルトなどにより、背負いやすさが追求されている。特殊プレートが内蔵されており、芯材もタフ。型崩れしにくいため、アクティブな子供におすすめだ。
ニトリ メチャピカ わんぱく組 ランドセル
刺繍やポケットなど、細やかなデザインが施されたニトリのランドセル。男の子用は格好良く、女の子用はとことんキュートに仕上げられている。
子供にとっての快適さを追求し、子供達の声を反映して開発された。さまざまな機関が連携し、科学的エビデンスに基づいて負担軽減がなされた点が評価され、グッドデザイン賞を受賞している。リーズナブルで、手に取りやすいのもポイント。
後悔しないためにお気に入りのランドセルを見つけよう
ラン活のタイミングは段々早まっている。年中の秋頃から時間をかけて進めるケースも多いが、必ずしも全員に必須ではない。とりあえずカタログの請求をして、自分なりのペースで進めるパターンもありだろう。お子さまの入学を控えている人は、この記事を参考に、子も親も納得のいくランドセルを見つけてほしい。
