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外房・片貝の第一直栄丸では、同地を代表する人気釣り物ハナダイ中心に出船している。

直栄丸常連の「すご腕」

九十九里浜のほぼ中央に位置する片貝。かなり広大な港で、全体を把握するためには車がないと厳しいほどだ。同宿は旧港から出船している。船着場前に看板のある簡易的な休憩所があるので目標にすると分かりやすい。

山本義雄船長に今までで印象に残っている釣り人を尋ねた。コマセハナダイはまきエサを振って待つ釣りで、アワセる釣りではないのだが、その人は独自のアワセでどの釣り座に入っても竿頭となる「すご腕」の持ち主という坂部さん。

現在でも、足しげく通っており現在はテンヤ仕掛けにハマっているとのこと。ほかの人も見様見真似をしても、ものにする人はいないとの話。

船長からの丁寧なレクチャー

船長はいつでも船内にウイリーバリ、カラーバリ、空バリと3種の仕掛けを用意しており、船長の長年培った潮色、潮流などから最適な仕掛けを導き出し、釣り客へ案内しているとのこと。直近ではシンプルに空バリにオキアミエサを付けるパターンが硬い傾向があるとのことだ。3月までは根魚、メバルも狙えるので今後も期待できそうだ。

また片貝周辺は、釣りだけでなくサーフィンを楽しむ人も目立ち、観光地としての顔も。港近くの海の駅九十九里では直売所に海産物と農作物や土産物などが並び、2階には地魚などを堪能できるレストランもある。釣りの後、魚以外の土産を探してみてもいいだろう。

＜岩下／TSURINEWS編集部＞

直栄丸

直栄丸(なおえいまる)　　>

臭いが服やタオルに付かないようにコマセ（寄せエサ）を洗ってから配るほどお客様目線のサービスが徹底されている船宿です。ちょっとコワモテの船長ですが、実はとても優しく丁寧な人格者。通年のコマセハナダイを得意としながら旬のイサキ、夏からのヒラメなどで受付。駐車場所の目の前が船着場という便利さも嬉しいポイントです。