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ニコニコ、犯罪予告コメントへの対応を説明 「いたずらのつもり」は通用せず

おたくま経済新聞

ニコニコ、犯罪予告コメントへの対応を説明 「いたずらのつもり」は通用せず

 ニコニコの公式Xアカウント「ニコニコ窓口」は3月21日、「ニコニコでの犯罪予告コメントに関するお知らせ」を投稿し、犯罪予告コメントへの対応策や通報方法について説明を行いました。

 ニコニコ動画やニコニコ生放送には、ユーザーがリアルタイムにコメントを投稿できる機能が搭載されています。これによりコンテンツを盛り上げたり、感想を共有したりすることができ、思い思いの表現でコミュニケーションを楽しめるのが特徴です。

 しかし一方で、不適切なコメントが寄せられることもあり、今回の発表の中で運営は「プラットフォームとして許容できない」コメントに対しては厳しい対応を取っていると説明。

 該当するコメントに対しては「コメントの削除」や「コメント投稿者の利用制限」、さらには「プロバイダへの通報」などの措置を都度行っているとしています。

 特に、殺害予告や爆破予告など「犯罪予告」に該当するコメントについては、対象が個人であれ不特定多数であれ、運営から警察への通報や警察からの照会に応じたアカウント情報・通信ログの提供を行っているとのこと。

 その上で、「『いたずらのつもりだった』『冗談のつもりだった』『盛り上げようと思った』というのは通用しません」とし、厳しく対応していくことを強調しました。

■ 犯罪予告の通報を呼び掛け

 また、運営側はユーザーに対しても、「犯罪予告にあたると思われるコメントを見かけた際は、通報をお願いいたします」と、通報するよう要請しています。

 ニコニコ動画やニコニコ生放送では、サービスごとに設けられた通報窓口から必要情報を入力するだけで通報が可能。犯罪予告以外の不適切なコメントについても同様に対応が可能です。

■ 配信者に対しても身の安全を第一に考え行動するよう呼びかけ

 配信者に向けても、犯罪予告のコメントを受けた際には通報窓口を利用するほか、警察への相談や緊急時の110番通報を行うよう注意喚起。自身の安全を第一に考えた行動を取るよう呼び掛けています。

 「運営としても必要な措置を行うとともに、警察から照会があった場合にはできる限り協力させていただきます」とし、配信者の安全確保に向けた姿勢を示しました。

 生放送や生配信については、先日配信中の刺殺事件があったことから、安全性の確保が求められています。今回呼びかけがあったように、ユーザー同士で監視の目を強めることも、事件を未然に防ぐ策となることでしょう。

 一方で、ニコニコ代表のくりたしげたか氏は、「『内容に応じて』と文中にあるようにフィクション内のニコニコ本社爆破のように誰が見てもネタであると分かる遊びを妨げるものではありません、念のため」と補足。古参ユーザーにおなじみのネタは引き続き安心して利用できそうです。

<参考・引用>
ニコニコ窓口担当(@nico_nico_talk)
くりたしげたか(Re:turn)ニコニコ代表の人(@sigekun)

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025032109.html

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