サンシャイン水族館で学生が育てた<ミズクラゲ>公開 6カ月間にわたり飼育→展示へ【東京都豊島区】
東京都豊島区にあるサンシャイン水族館は12月12日から来年2月13日まで、専門学校の学生らが約6カ月間にわたり飼育してきたクラゲについて、館内水槽での展示を開始します。
展示されるのはミズクラゲで、「海月空間」内のクラゲパノラマ水槽で公開されます。
同館では、将来の水族館業界を担う人材育成の一助として、学生に水族館の仕事やクラゲ飼育の体験をしてもらうための機会を提供。参加したのは、日本ペット&アニマル専門学校とTCA東京ECO動物海洋専門学校の学生たちです。
約半年間にわたってクラゲを学ぶ
サンシャイン水族館は、今年5月から日本ペット&アニマル専門学校・生物産業科の学生、TCA東京ECO動物海洋専門学校・水族館プロデュース専攻の学生に対して、それぞれの学校別のカリキュラムに沿って、クラゲ飼育担当スタッフによる講義を実施しました。
学生らはクラゲにまつわるレクチャーを受けたほか、サンシャイン水族館内のクラゲ水槽の見学、クラゲ飼育設備に関するレクチャーと水槽・水質の管理を学びました。
そして、飼育状況の現状確認や繁殖・飼育に関するアドバイス、クラゲ代表種の飼育方法についてのレクチャーを受けたのち、約6カ月にわたりミズクラゲを飼育。講義過程の総仕上げとして、サンシャイン水族館の展示水槽デビューを迎えます。
ミズクラゲは学生自身の手によって搬入され、サンシャイン水族館「海月空間」内のクラゲパノラマ水槽に展示されます。
実践と共に教育の現場を支援していく
学生たちは、講義を受けながらそれぞれの校内にあるクラゲ飼育用の水槽でクラゲを飼育。クラゲ飼育における課題や疑問を解決し、実践とともにクラゲの育成について学んできたといいます。
サンシャイン水族館は、「今後も様々な体験学習や就業体験の協力を通じて教育の現場を支援する」としています。
※2025年11月17日の情報です
(サカナト編集部)