「バンダイホビーセンター新工場」&プラモデル企画開発体験ミュージアム「BHC PDII MUSEUM」の見どころをフォトレポートで紹介
株式会社BANDAI SPIRITSによるプラモデル生産工場 バンダイホビーセンター新工場内(静岡県静岡市)に「BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM(バンダイホビーセンター プラモデザインインダストリアルインスティチュートミュージアム)」(略称:BHC PDII MUSEUM/略称読み:ビーエイチシー ピーディーツーミュージアム)が2025年9月2日(火)にオープン!
ミュージアムは「プラモデルの価値のデザイン」をテーマに、新工場の見学や、自分だけの“プラモデザイナー体験”をはじめ、50年以上に及ぶプラモデル製造で培ったノウハウやこだわり、製品クオリティを支える最新技術が多く展示されています。
そのオープンに先駆け、8月20日(水)にメディア関係者向けの内覧会が開催。稼働中の工場内フロアで新工場とミュージアムの発表会も併せて行われました。
【写真】「バンダイホビーセンター新工場」&「BHC PDII MUSEUM」見どころまとめ
バンダイホビーセンター新工場を初披露
内覧会では、2025年7月24日(木)より稼働を開始したバンダイホビーセンター新工場内の一部も公開。
1台あたり1日で約4,000枚のランナーが製造可能な多色成形機に加え、成形されたプラモデルのランナーを人の手を介さず移動させる天井搬送台車が稼働する様子も確認することができました。
一般の来場者もガラス越しにはなってしまいますが「BHC PDII MUSEUM」内から稼働する工場の様子を確認できるエリアが複数用意されていました。
プラモデルで製造過程を疑似体験できる「BHC PDII MUSEUM」
ミュージアムは総床面積約1500㎡で新工場の2、3階の一部に設置されています。施設内では「ものづくりの魅力発信基地」として、稼働中の工場見学のほか、ガンプラを含むプラモデルの企画開発体験が可能。さらに企画、設計、金型、成形、パッケージデザインなどのプラモデルの一連の製造工程をタッチパネル上で体験でき、自分でデザインしたパッケージ箱を持ち帰ることができます。
その他、実物大ガンダムサイズのガンプラモニュメントや、4,300体以上のプラモデル製品の展示、プラスチック成形の実演も見どころとなっています。
モニュメント・エントランス
建物入口付近には実物大ガンダムサイズ(頭部)のガンプラモニュメントがプラモデルのランナー(枠の部分)にパーツがついた“組み立て前”のデザインで展示。その大きさは最寄り駅となる長沼駅からも視認できるほど。そして建物内エントランス内には実物大の多色成形機の模型も設置されています。
学ぶ -スタディエリア-
こちらのエリアでは、ガンプラをはじめとするプラモデルが出来るまでの一連の工程を学べます。作品再現性や組み立てやすさ、高品質への追求など、バンダイホビーセンターのものづくりへのこだわりがわかりやすく展示。
さらにこのエリアでは、イベント会場などで組み立てられたガンプラ4,000体の展示に加え、床面と壁面には実物サイズの多色成形機が描かれています。
体験する -ラボラトリーエリア-
ラボラトリーエリアでは来場者が“プラモデザイナー”になりきって、製品が生まれるまでの一連の過程を体験できます。内覧会ではプラモデル公式アンバサダー LINKL PLANETのメンバーが各セクションの説明と体験する様子を披露。
エリアの最後にはプラモデルにまつわる展示のほか、記念品の購入可能な自動販売機が設置されていました。
静岡鉄道と協力した施策も実施
内覧会と併せて行われた発表会には株式会社BANDAI SPIRITS 代表取締役社長 榊原博氏、同社ホビーディビジョンGM 高橋誠氏に加えて、BHC PDIIのテーマソング「プラモデザイナー」を担当するプラモデル公式アンバサダー LINKL PLANETが登壇。
発表会では「BHC PDII MUSEUM」について、「自分のセンスでできたパッケージが本物と同様にできるところに非常に驚きと嬉しさを感じました。そういったことが、子どもたちに特に伝わるといいなとは思っております」(高橋氏)と、体験を通して感じたことを見どころとしてアピールしました。
また、新工場・ミュージアムの開業に伴い、静岡鉄道と協力した施策が行われることも明らかに。9月2日より静岡鉄道静岡清水線「長沼駅」の副駅名に「バンダイホビーセンター前」が付くとのこと。その他にも、BHC PDIIのロゴをあしらった車両の運行や、BHC PDIIのパース図をあしらった特別デザインの1日乗車券の販売発売なども行われるそうです。
さらに、新工場の稼働で生産力が向上することによる今後の生産方針について、榊原氏より「全体的にという表現がー適切だとは思いますが、世界的にガンプラが品薄感がでてしまっている状況なので、ここ数年はやはりガンダム(ガンプラ)を主軸として生産体制をとっていきたいと思っています」とのコメントもされました。
BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM 概要
バンダイホビーセンター プラモデザインインダストリアルインスティチュートミュージアム
(略称:BHC PDII MUSEUM/略称読み:ビーエイチシー ピーディーツーミュージアム)
【所在地】
〒420-0813
静岡県静岡市葵区長沼500-15 バンダイホビーセンター新工場2階・3階
【営業時間】
9:00~17:30
【所要時間】
約90分
【入場料】
大人13歳以上:2,860円/小人:1,100円/未就学児:無料 (税10%込)
□新工場ミュージアム「BHC PDII MUSEUM」公式サイト
□バンダイホビーセンター公式サイト
□バンダイホビーサイト
□株式会社BANDAI SPIRITS 公式サイト
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