博多駅から徒歩10分の場所を流れる「御笠川」でシーバスフィッシング!【福岡市博多区】
キャンプに代表されるアウトドアブームの中、ここ数年で一気に増えた釣り人口。みなさんの周りにも釣り好きな人は多いのではないでしょうか?このコーナーでは福岡市内から気軽に行ける、フクリパおすすめの釣りスポットをご紹介します。あなたも福岡の海や川や池で大物をゲットしてみませんか?
御笠川について
今回ご紹介する「御笠川」は、福岡県筑紫野市に源を発し、春日市や大野城市、そして福岡市博多区を貫流して、博多湾に注ぐ二級河川です。流域面積は約120平方キロメートル、幹川流路延長は約28キロメートルに及びます。
博多湾に流入する川としては、那珂川・室見川・樋井川・多々良川・瑞梅寺川と並び、福岡市民にとって馴染み深い川となっています。
また、御笠川は那珂川に並び福岡の都心部を流れる川としても知られており、博多駅から距離にして約300m北東、徒歩10分ほどの場所に位置しています。
こんな都会の真ん中を流れる川で魚が釣れるんです!!
今回のターゲットとなるシーバスとは?
「シーバス」とは、ルアーフィッシングにおいて用いられる魚の俗称であり、正式名称は「スズキ」と言います。
主に海域や河川に生息する肉食性の大型魚で、その引きの強さや捕食のゲーム性から、多くの釣り人に人気を博している魚です。
また、シーバス(スズキ)は、その成長段階によって呼び名が変わる出世魚として知られており、体長30cm程度までの若魚を「セイゴ」、体長60cm程度までの中型魚を「フッコ」、そして体長60cmを超える成魚を「スズキ」と呼びます。
シーバスは日本全国の沿岸部、河口域、そして汽水域から淡水域の河川上流まで広く分布しています。その適応能力の高さから、都市部の港湾や運河などでも多く見られます。
特に博多湾はシーバスが数多く生息しており、今回ご紹介する御笠川はシーバスのポイントが多いことでも有名です!
それでは、ポイントをご紹介していきましょう。
ポイント1:新千鳥橋
まずご紹介するのは新千鳥橋。御笠川の最下流部に架かる橋です。
ちょうどマリンメッセ福岡の東側の海に接しています。
ポイントとなるのが橋桁まわり。シーバスは夜間になると明かりに集まる習性があるので、橋に街灯があるのも重要な要素です。
福岡都市高速道路の高架下の橋桁まわりも狙い目です。
新千鳥橋の袂にはトンネルがあり、そこを抜けると反対側に出ることもできます。
トンネルを抜けると逆側のポイントも狙えますよ。
この近辺は足場も良く、海面までの高さも低いので大型シーバスが釣れてもランディング(魚を取り込むこと)することも難しくありません。
また、反対側の防波堤なども有力なポイントのようです。
※ただし、一部釣り禁止エリアや私有地もありますので、釣りをされる際にはくれぐれもご配慮ください。
ポイント2:比恵新橋
先ほどの新千鳥橋から約2.5kmほど上流にある「比恵新橋」。
橋の名前を聞いてピンと来ないかもしれませんが、博多駅の筑紫口を出て約400mほどの場所にあり、福岡都市高速「博多駅東IC」のそばにある橋で、日々通勤や通学で多くの人が行き交っているという、まさに都心に架かる橋なのです。
この比恵新橋の橋の袂には実は階段がありまして・・・
階段を降りると川沿いが遊歩道のようになっており、歩きながら釣りができるんです。
この辺は海水と淡水(真水)が混じり合う「汽水域(きすいいき)」になっており、満潮時には海水と一緒にシーバスが遡上してきます。
ただし水深が浅いので、比較的深みがある川の中心部の橋桁まわりなどを攻めていきましょう。
ポイント3:比恵橋
さらに600mほど上流にある比恵橋にも行ってみました。
実は筆者は学生時代、この近所に住んでおり、よくこの比恵橋付近を散歩しておりました。
橋の中央部から上流方面の眺めです。当時は両岸に草木が生い茂る土手になっていましたが、1999年に発生した福岡水害による大規模な氾濫による浸水被害を受けて護岸工事が進められ、現在のような景観になったそうです。
橋の付近には水位計もありました。通常の水位はとても低いのですが、大雨の時にはこのラインまで増水するようです。
なお、この御笠川には昔から鯉が放流されています。水面を観察していると勇壮に泳ぐ鯉の姿を見ることができますよ。
御笠川のさらに上流を目指してみる
御笠川は上流部まで行かないと堰がありません。
ですので、満潮時にはシーバスもかなり上まで遡上してきます。せっかくなのでさらに上流を目指してみます。
比恵橋から約2km上流にやってくると、ようやく堰が現れました。
ちょうど博多区東光寺町にある「ドン・キホーテ博多駅南店」の裏手です。
ここの堰は金島井堰と呼ばれ、御笠川の最下流部に位置する堰になります。
最初にご紹介した新千鳥橋から実に約5km。ここまでが汽水域となり、海の魚はこの堰より上には辿り着けません。
川を覗いてみると、鯉に混じって本来は海の魚であるボラの姿も見られましたよ。
さらに上流部に行くと、那珂大橋付近で川が二股に分かれます。左手が本流の御笠川、右手が支流の諸岡川となっています。
実はブラックバスも釣れる御笠川
御笠川の中流域から上流域はブラックバスが釣れるスポットとしても有名です。
川の護岸も歩けるようになっており、釣りやすそうです。
板付大橋付近にも堰があり、この界隈も少し深くなっています。橋脚周りや堰、水深が変化する場所を狙ってみましょう。
さらに上流へと進んでいくと、やがて大野城市に入っていきます。
おすすめの釣具店
画像出典:https://castingnet.jp/shop/shop.php?s=49
今回ご紹介した御笠川の近くには釣具の大型専門店「キャスティング福岡店」さんがあります。
シーバスやブラックバス用品をはじめ、豊富なラインナップの釣具が揃っているので、御笠川で釣りをする際にはぜひ立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
キャスティング福岡店
■住所:福岡県福岡市博多区東那珂2-3-53
■TEL:092-432-6081
■営業時間:月~土・祝前日 10:00~21:00/日・祝日 10:00~20:00
■定休日:なし
■公式サイト:https://castingnet.jp/
というわけで、今回は博多駅のそばを流れる「御笠川」をご紹介してみました。
御笠川は都心部を流れる川ながらも、「ランカーシーバス」と言われる80cm以上のサイズが釣れたという実績もある川です。
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