『魔法使いの約束』ムルのプロフィールまとめ! 猫みたいに無邪気でかわいい“天才学者”? 魂が砕ける前のムルの性格や、シャイロックや賢者との関係を解説
2019年にスマートフォン向けゲームアプリとしてリリースされ、2025年1月からTVアニメが放送中の『魔法使いの約束(まほやく)』。
“賢者”として別世界に召喚された主人公(=プレイヤー)が21人の“賢者の魔法使い”と協力し、年に一度の「大いなる厄災」に備えて様々なトラブルを乗り越えていく物語です。
本記事では『まほやく』に登場する西の魔法使い、ムルのプロフィールについてご紹介。魂が砕ける前のムルの性格や、シャイロックや賢者との関係についても解説しています。
※本記事には『魔法使いの約束』のネタバレが含まれます。
ムルのプロフィール
●所属:西の国
●身長:177㎝
●誕生日:2月11日
●魔道具:指輪
●特技:カードやチェス
●呪文:《エアニュー・ランブル》
性格・人柄
本名はムル・ハート。シャイロックよりも少し年上の約700歳の魔法使いです。天文学や哲学、科学など、幅広い分野で数々の偉業を残してきた彼は、“天才学者”として知られています。
ムルは、この世界では畏怖の対象である「大いなる厄災(=月)」に本気で恋をしている奇特な人物です。恋をするあまり、ムルは「大いなる厄災」の秘密に近づきすぎてしまい、魂が砕け散ってしまいます。
魂が砕け散ったあとのムルは、会話もできない獣のようになってしまったのだとか。そんなムルに対して言葉や常識を教え、一から情操教育を行ったのが、同じ西の魔法使いであるシャイロックでした。
現在のムルは猫のように自由気ままで無邪気ですが、昔の記憶を所々持っており、博識で頭の回転が速いところは昔と変わりません。シャイロック曰く、昔のムルは『憎らしいムル』で、現在のムルは『かわいい、いい子』だそう。
昔のムルはどんな人?
ムルは宝石商として世界中を旅している両親のもとに生まれ、子どもの頃から宝石を掘っていたと言います。魔道具の指輪に嵌まったレッドベリルは、自分で切り出した鉱石で作ったのだとか。
好奇心旺盛で知的欲求のかたまりだったムルは、その後宝石商を初めとして、哲学者や鉱物学者、天文学者、数学者、発明家、名誉教授など数々の肩書きを持つように。世紀の天才として知られていた頃のムルをよく知るシャイロックは、『イカれた天才』と表現していました。
ムルは探求心が強いあまり、当時はかなり無神経で、よく人を怒らせていたと言います。シャイロックに初めて出会った時も、朝まで語り明かしたのちに喧嘩別れをしたほどです。また、デリケートな質問されるとわざと沈黙し、勝手に恐縮する相手を見て楽しむという性格の悪い一面も。
現在のムルもいたずら好きではありますが、昔のムルのような憎たらしさはありません。昔からムルと友人だったシャイロックは、今のムルのことも気に入っている様子。
砕けた魂の欠片を取り戻せば、ムルは昔のムルに戻るようですが、シャイロックはまだムルに食べさせていない魂の欠片をたくさん保持しているようです。
物語のキーパーソン? ムルは賢者が初めて出会った魔法使い
風が強くて猫が騒ぐ、明るい満月の夜、プレイヤーが自分のマンションのエレベーターに乗り込むと、そこはいつもと違うエレベーターでした。
そこに突然現れたのが、「大いなる厄災」の影響で実体を持った魂の欠片のムル。この時のムルは現在の無邪気なムルとは違い、大きな帽子とマントを羽織った礼儀正しい紳士の姿をしています。
ムルはプレイヤーを『賢者様』と呼び、一方的に“世界救済”を依頼。夢かと戸惑うプレイヤーに、「この世界の真実を、あなたに見つけてほしい」とお願いし、ムルは忽然と姿を消しました。そしてプレイヤーは賢者として、「大いなる厄災」によって壊れかけた『魔法使いの約束』の世界へと導かれたのです。
ムルは「大いなる厄災」に最も近づいた人物。また、プレイヤーが最初に出会う人物でもあるため、『魔法使いの約束』のキーパーソンであることが予想されています。
厄災の傷“魂の欠片に実体が生じる”
「大いなる厄災」と戦った時に受けた傷が、魔法使いごとに異なる形で現れる“厄災の奇妙な傷”。
ムルの傷は“魂の欠片に実体が生じる”というもので、各地に散らばった魂の欠片が実体を持ち、それぞれ意志を持って行動します。行動範囲は魂の欠片の近くに限定されているようです。
このようにして実体を持った魂の欠片のムルは、メインストーリーやイベントストーリーなど様々な場所に登場しています。
他の国の魔法使いや賢者との関係
スノウ(北の魔法使い)
スノウは“賢者の魔法使い”の中で最も長寿の強い魔法使い。双子のホワイトと常に一緒に行動していますが、実はホワイトの正体は幽霊で、ホワイトを殺害したのはスノウです。そのきっかけを作ったのがムルでした。
ムルの魂がまだ砕けていなかった頃、ムルから「孤独を知らないまま死んでいくことに疑問は持たないのか」と問われたスノウは、孤独に魅力を感じるように。生まれてからずっと一緒だった双子のホワイトとの間に不和が生まれてしまいました。
その結果、スノウとホワイトの言い争いは殺し合いの喧嘩に発展し、ホワイトは死亡。喧嘩の発端となったムルはシャイロックに連れられて、スノウとホワイトの弟子である世界最強の魔法使いオズに許しを乞いに行ったことがあります。
賢者
賢者(=プレイヤー)が『魔法使いの約束』の世界で初めて出会う魔法使いが、「大いなる厄災」の影響で実体を持った魂の欠片のムルです。そしてムルは賢者に“世界救済”を依頼し、忽然と姿を消しました。
ムルの声優は仲村水希さん
ゲーム・アニメ共通でムルの声優を務めているのは、仲村水希さんです。
仲村水希さんは7月18日生まれ、福井県出身です。舞台俳優としても活躍されており、声優としての主な出演作品には、『ちはやふる3』の土屋憲一役などがあります。
[文/柴田ゆり]