イワシとニシン、兵庫津には意外なつながりが?! 兵庫津ミュージアムで秋季企画展「イワシとニシンと兵庫津の商人―江戸時代、サカナは肥料だった―」開催 神戸市
神戸市兵庫区の『兵庫津ミュージアム』で10月12日より、秋季企画展「イワシとニシンと兵庫津の商人―江戸時代、サカナは肥料だった―」が開催されます。期間は12月8日まで。
江戸時代、イワシやニシンは「魚肥(干鰯や鯡粕)」に加工されて木綿や米の肥料に。その結果、日々の生活に欠かせない綿織物や酒が作られ、今につながるひょうごの地域産業となりました。江戸時代後期の兵庫津は、九州四国や北海道産の魚肥がさかんに売り買いされる港町で、北海道の魚肥を積んだ北前船や魚肥を買う尾州廻船でにぎわったのだとか。
本展では魚肥をあつかった兵庫津商人や、魚肥が育んだひょうごの産業にまつわる古文書・錦絵など約50点を展示。展示品から江戸時代の兵庫津のようすを紹介し、海のめぐみと人々との関わりをひもときます。
またミュージアムでは企画展に合わせた講演会やギャラリートークなどの関連イベントも開催(公式サイトで参加予約を受け付けます)。担当者は「イワシやニシンは江戸時代の社会を大きく変える原動力になりました。海の豊かさや限りある海洋資源について見つめなおす機会になれば」とコメントしています。
<記者のひとこと>
イワシやニシンと兵庫津に、そんなつながりがあったなんて知りませんでした!ひょうごの産業をよく知る機会になりそうです♪
会期
2024年10月12日(土)~12月8日(日)
場所
兵庫県立兵庫津ミュージアム
(神戸市兵庫区中之島2丁目2-1)
時間
9:30~17:00
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
観覧料
大人 300円
大学生 200円
高校生以下 無料
(常設展示+初代県庁館の観覧料を含む)