映える健康ドリンク!漢方ティーモクテルで夏の疲れを癒す
ゲストは当番組に季節ごとにご出演頂いている漢方茶専門店、カンポースタンドの店主・山崎薫さんが登場!暑さも少し和らいできましたが、何しろ今年は凄まじく暑かった・・ここからの気温差の反動も怖いなか、意識すべきことは・・・?
夏から秋の季節の変わり目は、夏の疲れが出たりと体の不調が出やすい時でもあり、夏に汗を多くかいて、体の水分が不足した状態でそのまま秋に入ると咳が出たり、風邪を引きやすくなります。また、夏の暑さで食欲がなく、あまり食べられなかったという人は、体の栄養が不足しているので、免疫力が落ちていたり、元気・やる気が起きないといったことがあるかもしれません。この季節にオススメなのが「漢方ティーモクテル」モクテルとは「似せた、真似た」という意味の「モック」と「カクテル」を組み合わせた造語で、ノンアルコールカクテルの新しい呼び方です。お酒を飲めない方でも楽しみながら美味しく飲めるので、飲食店やバーでも取り扱っているお店が増えてきていますし、お家でも簡単に作って楽しめます。そこで、漢方の専門家からオススメしたのが、「お茶のモクテル、ティーモクテル」見た目もおしゃれで健康にも良いので、今日はお茶を使って漢方的にもおすすめの「漢方ティーモクテル」をご紹介します!
甘味と酸味が体の水分を補う「ミックスベリー ルイボスティーモクテル」
▼用意するもの
・コーディアルシロップ ラズベリー&ローズ(KALDI) ・ルイボスティー(ペットボトル) ・炭酸水 ・ミックスベリー 冷凍(KALDI)
▼作り方
これらをお好みのバランスで割ってください。
ルイボスティーは、冷やしも温めもしない中間のお茶(平性と言います)ミネラルを多く含むので、水分不足やむくみなどが気になる時に、水の巡りを整えてくれます。甘味を足したい時におすすめなのが、コーディアルシロップ。お茶や炭酸水で割るだけで、美味しくておしゃれなドリンクに変身!ここに冷凍のミックスベリーを入れると、甘味と酸味が体の水分を補う「漢方ティーモクテル」ができます。
のどやお肌を潤して免疫アップ!「白きくらげとりんごのアールグレイティーモクテル」
▼用意するもの
・紅茶(アールグレイ)ティーバッグ ・りんごジュース(白濁のもの) ・白きくらげ(業務スーパー) ・クコの実(お好みで)
▼作り方
白きくらげを軽く洗い、ポットに紅茶のティーバッグと一緒に入れて2~3分。氷を入れたグラスに、りんごジュースを半分くらい入れてから、紅茶をゆっくりと注ぎます。その上に白きくらげをトッピングして完成です。
白きくらげは、薬膳では料理やスープに入れたりデザートにしたりと、よく使われる食材です。白い食材は、呼吸器系を潤す働きがあると言われています。(他にも豆腐、牛乳、白ごま、りんご、梨、大根、白菜など)ちなみに白きくらげは、今回業務スーパーで購入。
Q.今回、ルイボスティーやアールグレイを使った漢方ティーモクテルを紹介してもらいましたが、他にはどんなお茶の組み合わせが考えられますか?
緑茶ミントライム、ほうじ茶梅ソーダ、ヤクルトレモンジャスミン(台湾で流行っているらしい!)、白桃缶ウーロンなど、いろいろお茶で「ティーモクテル」を楽しんでみてください!また、ちょっと涼しくなってきて、夏場の疲れが出ている人は「ほうじ茶に梅干し」がおすすめですよ!
■お茶の漢方における性質
薬膳では、食材にはすべて体を「冷やす」から「温める」まで、5段階の性質の「五性」というものがあるのですが、お茶にもざっくり「冷やす~中間~温める」といった性質があります。体が熱い時には、緑茶や麦茶などの冷やすお茶を、体が冷えている時は、紅茶などの温めるお茶を使うなど、体調に合わせてお茶を選んでみるのもいいですね。
■カンポースタンド店主・山崎薫
「漢方を気軽によりカジュアルに感じてもらいたい」という思いから、2019年に漢方茶専門店カンポースタンドをオープン。現在は、ご自身オリジナルの漢方茶のオンライン販売や、体質改善の漢方カウンセリングなど、今の時代に寄り添った新しい漢方のカタチを日々研究中。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)