野菜の旨味・甘味たっぷりのルーが自慢!地元で20年愛されるカレー専門店『あじーる』 神戸市
神戸市西区岩岡にあるカレー専門店『あじーる』の人気メニューである“野菜をふんだんに使ったカレー”を取材してきました。幅広い世代に愛される名店が生み出すカレーの魅力に迫ります。
お店はJR神戸線大久保駅から北に約6kmほどの場所にあるため、電車ではなく車、自転車、バイクなどで来店することをオススメします。田んぼや畑の広がる地域に店を構えており駐車スペースは約10台分用意されています。お店に近づくと、ドアの前からふわりとスパイシーな香りが漂ってきました♪
観葉植物がセンスよく飾られた店内はボサノバ調の音楽が流れており、家庭的な温かみが感じられます。席に座るとお店の方が「(筆者の服が)汚れないようにナプキンをどうぞ」とお声がけしてくれました。美味しいカレーだけでなく、温かなおもてなしも同店の魅力のひとつなんですね。
手書きの可愛い看板にはお目当ての「限定野菜カレー」の文字が。「限定」とは、当初、地域や季節、数量に限定して提供していたという意味があるそうです。その後、限定野菜カレーの人気が高まったため、季節を問わず提供できるようトッピングを変更し、数量も確保するようになりました。現在は「限定」という名前が残る、あじーるの看板メニューとなっています。その下に書かれている「サラダカレー」も野菜の旨味や甘さを味わえるおすすめカレーなのだそうです。
さっそく「限定野菜カレー」を実食。ルーの上にはカボチャとナスのフライ、皮むきトマトがトッピングされており、今回はエビフライも追加しました。果物や野菜、肉の旨みがギュッと溶け込んだルーがたっぷり。ミニサラダがセットなのも嬉しいポイントです。
様々な素材が溶け込んだルーはスパイスの香りも豊かで、野菜と果物の甘みがしっかりと感じられるコク深い味わいが楽しめます。さらにルーの下にはチンゲン菜、レタス、ほうれん草などの旬の野菜が隠されていました。「野菜の味を存分に味わってもらいたい」という鎮守さんの思いが感じられる嬉しいサプライズに心がときめきます。
エビフライは衣がサクッサクッで身はフワフワ柔らか。カボチャのフライは、カボチャの甘味とカリッとホクホク食感がやみつきになりそうで、人気のトッピングというのも納得です。茄子のフライは夏限定で登場する珍しいトッピングで、仕入れによってブロッコリーなどに変わることもあるそう。これらの野菜は地元農家や親せきから仕入れたものを使用しているそうで、旬の野菜だからこそ出せる濃厚な味わいを堪能することができます。
「美味しそうに盛り付けることや、ビーフカツやビーフ(トッピング)を柔らかく仕上げることに気をつけて調理しています」と話す店主の鎮守(ちんじゅ)さん。今後は新しいトッピングにも挑戦していきたいと語っていました。
10月中旬には同店のすぐお隣に牛すじカレーや牛タンカレーなどが味わえるカレー専門店がオープン予定。そちらもぜひ足を運んでみたいと思う筆者なのでした。
場所
あじーる
(神戸市西区岩岡町3324-1)
営業時間
平日11:00~15:00(L.O14:30)
土日祝11:00~15:30(L.O15:00)
定休日
水曜日
駐車場
店舗前に約10台駐車スペースがあります