「単身者向けの家が見つからない!」釣りのための和歌山移住計画 〜家探し編〜
釣り人でなくとも誰もが一度は旅先などで此処に住めたらと思った事があるのではないだろうか。今回は一大決心をし、愛知県から和歌山県南部へ移住した筆者の移住についてのきっかけから移住後の経過を記していきたい。第3回となる今回は、住居探しから移住の実現までを紹介したい。
18年勤めた会社を退職
和歌山県での仕事が決まり、新卒で入社し18年勤めてきた会社を退職する事になった。長年お世話になり、苦楽を共にしてきた方々に挨拶をして行く。
「この選択を後悔しないだろうか」そんな不安もあったのだが、役員の方から「いつでも戻ってきてくれていいから」と言われ、非常に心強かった。
和歌山県南部での住居探し
退職前の有休の期間に和歌山県南部での住居探しを進めていった。単身一人暮しの為、まずはアパート等賃貸物件で生活し、移住後の生活に慣れてきたら一軒家の購入を進めようと考えていた。だが、ここで予想外の状況が起こっていた。
単身者向け賃貸が空いてない
現在、和歌山県南部では高速道路の建設が進められており、その工事を行う関係者が賃貸物件に入居しており、単身者向けの賃貸には空きが少ない状態であった。
そもそも賃貸の物件が少ない地域で空いているのはどうみても割高な物件しかない状況。
空き家バンクも利用
空き家バンクに出ている物件を役場に問い合わせてみるが、内覧には時間を要したり、なかなか良い物件が見つからない。現地での情報収集も含めて自宅のある愛知県と和歌山県南部を行き来する日々。道中は釣りをしながらではあるが、退職日も過ぎ、行き来する交通費や食費、宿泊費等、出費ばかりで焦りも出てきた。
はこにわのシェアハウスも検討
勤務先からの距離があるため、候補に入れていなかった、はこにわのシェアハウスに入居する事も考えた。
釣り人向けの設備が充実していて、地域に馴染む意味でもオーナーである山崎さんが身近に居て移住する上での不安を減らせるメリットもある。
しかし通勤時間を考えると難しい選択であった。賃貸が駄目なら最初から一軒家の購入も考えだしていたが、はこにわオーナーの山崎さんから空き家バンクでの購入は最低でも1ヶ月はかかる等、購入に関して色々なアドバイスをうけた。幸い内定を頂いた会社の入社日はこちらの予定に合わせて頂けたため時間をかけても問題は無かった。
勤務先の方から紹介頂く
そんな中、内定頂いた会社の従業員の方から賃貸可能な空き家をご紹介頂いた。現地へ出向き内覧させて頂いたが、一人で暮らすにはもったいない程の広い家。家賃は想定していた金額内で、駐車場付き、十分通勤圏内で、釣り場からも近く、申し分ない。後日家主の方と正式に契約を結び入居が決定した。
住居が決まれば、引っ越しに必要な手続きを確認し住民票の写し変え、運転免許証など住所変更の手続きを進めて行った。
移住(住居)について反省点
今回、住居について、事前の調査不足を実感した。移住する地域ですぐに入居可能な物件を調べておく事は求職活動と同時に進めるべきであったと反省した。費用面でも不動産業者からだと割高感はあるため、移住する前に地域の方と親しくなりコミュニティを作っておくと移住後の生活もしやすくなると実感した。
今回、良い住居が見つけられたのも様々な方にご協力頂いたおかげである。こうして引っ越しも無事終わり、いよいよ夢であった和歌山県南部での生活が始まった。
<稲垣順也/TSURINEWSライター>