【井ノ尻滝】日本滝名鑑4000で紹介される堰堤の下にかかる竹田市の直瀑
自律神経を整えたり、精神を安定させ活力を湧かせたりする効果を持つ「1/fゆらぎ」。
今回は自然界が作り出す"心地よい音"が感じられる『井ノ尻滝(いのしりたき)』をご紹介したいと思います。
アクセス
『井ノ尻滝』があるのは竹田市荻町。
大分駅から国道57号線を経由し、車で1時間30分ほどのところにあります。
近くには、白水ダムや陽目の里キャンピングパーク、音無井路十二号分水があります。
県道695号奥豊後グリーンロードから右折し、1kmほど行った『井ノ尻滝』の手前には、岩肌から水が流れ落ちる場所が。
またその先には水力発電施設「荻柏発電所」の白い建物があります。
水力発電施設隣には新藤川が流れており、橋がかかっていました。
この「井ノ尻橋」を渡った先に『井ノ尻滝』はあります。
道は、滝の近くまで行けるよう整備されていました。
井ノ尻滝
『井ノ尻滝』の落差は8m。落ち口から滝壷まで一気に落下する"直瀑"です。
あまりその名を知られていない滝ですが、岡山県出身の写真家・木田薫氏が出版し、昔から地元の人達に親しまれてきた名前のある滝が収録された「日本滝名鑑4000」にも掲載されています。
日本百名山に選出された祖母山から発する新道川にかかることもあり、滝から流れ落ちる水は透き通っています。
写真には残せなかったのですが、水面を覗くと中で小さな魚たちがたくさん泳いでいました。
また奥まった場所にあるため車通りも少なく、生態系も豊かなようで、川のそばには水を飲みにきたのか鹿の足跡のようなものもありました。
堰堤
『井ノ尻滝』の奥にはもう一つ水が流れ落ちる場所が。
こちらは"堰堤(えんてい)"と呼ばれる川水を他に引いたり、流れを緩やかにしたり、また釣り場をつくったりするために築かれる堤防なのだそう。
二段階に水がざあざあと流れ落ちる様子は、見ているだけで癒されますね。
みなさんも自然の音の中で、「1/fゆらぎ」を感じ、日頃のストレスや悩みを和らげてみてはいかがでしょうか。