LUNA SEA、「ライブの真空パック」アンバサダーに就任 ヤマハの新技術で無形の音楽文化資産を遺す
LUNA SEAが、ヤマハ株式会社が開発する「ライブの真空パック」をコンセプトにした取り組みに賛同し、アンバサダーに就任することを発表した。
実際の楽器の演奏をリアルに自動再現する「Real Sound Viewing」や高臨場感ライブビューイングシステム「Distance Viewing」という技術などにより、ライブを再現“真空パック”し、無形の音楽文化資産として遺すことを目的として、今後ヤマハと連携するという。LUNA SEAは、新技術のトライアルの実施への協力や、ライブで新技術を導入してライブデータを記録し、LUNA SEAのライブの体験の保存、再現の機会を創出する。
9月5日にヤマハ銀座スタジオで行われたReal Sound Viewingの媒体関係者向けの体験会では、昨年5月29日に行われた目黒鹿鳴館の音源・映像を題材にして行われた。
会見に参加したメンバーのSUGIZO(Gt)とJ(Ba)は、
「ベートーヴェンやバッハの時代はミュージシャンの魂は"譜面"というものでしか残せなかったんです。それが約100年前には"録音"という形で残すことができるようになり、この1世紀の間は"録音物"という形で残せるようになってました。そして"熱量"や"息遣いなどが残せる今回の企画は、そうした"録音技術や蓄音機の開発などと同じくらいの衝撃があることだと思いました。」(SUGIZO)
「僕ら演者として唯一かなわないことがあるとすれば自分がライブをしている姿を見るということですよね。でも、僕たち今見てきたんですよ。ライブや音楽の未来への可能性というか、ミュージシャンの夢を見せていただいたような気がしました」(J)
と言葉を寄せた。
今後も、ヤマハの新技術のトライアルの実施への協力や、ライブで新技術を導入しライブデータを記録していくとのことなので、一般に発表される機会を楽しみにしていよう。
LUNA SEAは現在、結成35周年を記念した全国ツアーを開催中。来年2月23日(日)にはそのツアーファイナル公演として、約14年ぶりに東京ドームのステージに立つ。チケットの最新情報はオフィシャルサイト・SNSをチェックしてほしい。
>>すべての画像を見る