【旧見付学校】明治8年建造、現存する日本最古の“擬洋風建築”の小学校校舎。現在は資料館として貴重な資料を展示/磐田市
歴史を感じながら学びの魅力を体験
静岡県西部に位置する磐田市は、かつて東海道の宿場町として栄え、多くの歴史的建造物が残っています。
今日はそんな磐田市で、国の史跡にも指定され、教育の歩みを今に伝えるスポットをご紹介します。
明治8年に建てられた、旧見付学校。
和風にも洋風にも見えるこの建物は擬洋風建築と言い、当時、日本の宮大工が、独自の解釈で西洋建築を取り入れて作った校舎です。
現在は資料館として、教育にまつわる貴重な資料を展示しています。
中には昔の授業風景を再現した教室が!
磐田市教育委員会 松井文孝さん:この子たちの持っている教科書がこちらになります。ここには『富士山は日本では2番目の高い山』と書かれています。え、富士山は1番じゃないの?と思われるかもしれません。この教科書が使われていた頃、日本の国土だった台湾の新高山が一番、富士山が二番目だったのです。教科書の内容は時代とともに変わるのですね。
教室では生徒になりきって、当時使われていた“蝋石”で文字を書いてみたり…
昔なつかしい遊びができるコーナーもあり、楽しい体験が盛りだくさんです!
そんな旧見付学校では現在、地元の小中学生が制作したアート作品を展示しています。
磐田市教育委員会 松井文孝さん:貴重な文化財の展示のほか、地域や学校と連携した活用も進めていきたいと考えています。
市のシンボルでもある旧見付学校。
皆さんも昔にタイムスリップしてみませんか?
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■旧見付学校
住所:磐田市見付2452
電話:0538-32-4511
営業時間:9:00〜16:30
休館日:月曜・祝日の翌日・年末年始