「なんとなく気分が沈む」「何をするにも億劫に感じる」これで解決!謎の不調の正体とは??【眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話】
原因は自律神経にあり?
「なんとなく気分が沈む」「何をするにも億劫に感じる」「ついイライラして怒りっぽくなる」。忙しい日々に追われていると、そんな心の不調を感じる場面が数多くあります。ほかにも、めまいや頭痛、動悸、肩こり、腰痛、冷えやむくみ不眠といった不快な身体症状に悩まされている人も少なくないでしょう
病院で詳しく検査をしても特に原因が見つからない場合、これらの症状は「疲れ」として一括りにされてしまいがちです。
しかし、疲れにも対処の必要な疲れと、そうでない疲れがあります。趣味のスポーツで思いきり体を動かした後に感じる心地よい疲労感は、体にとってプラスになる疲れといえます。
一方で、仕事や人間関係で強いストレスを受けると、たとえ肉体を酷使していなくても体がずっしりと重くなるような酷い疲れを感じることがあります。問題となるのはこうした不快な症状を伴う疲れです。
不快な症状を感じるとき、私たちの体ではどのような変化が起こっているのでしょうか。そのカギを握るのが「自律神経」です。怒りや緊張といった強いストレスに直面すると自律神経が乱れ、そのシグナルは冒頭に挙げたような不快な症状となって私たちの体に伝わります。
「ストレスの多い毎日で体調が優れない」「年齢とともに体力や気力の衰えを感じる」それらは自律神経の乱れにより引き起こされているのかもしれません。原因がよくわからない疲労に対いしては、自律神経に目を向けることが大切なのです。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』 著:小林弘幸