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【7/19~8/10】福山市の日本料亭「一燈照隅」で国産鰻を味わう「土用の丑の日会」開催

ひろしまリード

「一燈照隅」店内内観

2024年7月19日(金)~8月10日(土)の期間、広島県福山市昭和町にある日本料理の伝統と素材を生かす日本料亭「一燈照隅(いっとうしょうぐう)」にて、土用の丑の日に合わせた国産生鰻の白焼きや蒲焼きを楽しむ食イベント「土用の丑の日会」が開催されます(※7月25 日(木)、30日(火)、31日(水)、8月7日(水)を除く)。

イベントでは、料理長の元嶋明朋氏が長年の修行により培った日本料理の伝統技法によって素材の持つうまみを引き出した、鰻づくしのコースが提供されます。

2013年に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されて以来、和食は「日本人の伝統的な食文化」として世界的にも関心が集まっています。

一方で日本人の食の多様化や家庭環境の変化等により、「国民の食生活においてはその存在感が薄れつつあることから、若者世代への継承が容易でない」ことが懸念され、「和食文化への理解を深めるための研修会」を行うなど、農林水産省が主導して和食文化普及の取り組みが行われています。

日本では昔から、夏の土用の丑の日に栄養価の高い鰻を食べる風習があります。

その機会に、日本の食文化に触れながら素材を活かした料理を楽しむことで、和食の魅力を知るきっかけ作りの場にしてほしいという思いから、昨年初めて開催され好評を博した「土用の丑の日会」。今年は期間を拡大して開催されます。

今回使用される愛知県産の鰻は、愛知県産の「新子鰻」と呼ばれる若くてふっくらとした身が特徴です。

厳選された土佐産備長炭

料理長自ら厳選した土佐産の備長炭が使用され、大豆から取る深みのあるだし汁をつけながら焼く白焼きや、鰻の頭を煮詰めて作った自家製のたれで仕上げた蒲焼きなど、日本料理の伝統技法を使った料理が楽しめます。

「一燈照隅」は、明治12年創業の兵庫・西宮の老舗高級料亭「播半」で修行し、その「献立表」を引き継いだ元嶋明朋氏が、約45年の料理人人生の集大成として2022年に開業した料亭です。

極限まで調味料を使用せず、日本料理の伝統技法によって素材の持つうまみを引き出した究極の「引き算」の料理をより多くの方に味わってもらうことで和食文化を深め、その技法を次の世代に引き継ぎたいという思いで料理が提供されています。

通常は会員制の料亭として営業されていますが、このままでは廃れかねない「本物の日本料理の技」を守っていくためには、まずは多くの人に味わってもらうことが必要との思いから、一般の方も利用できるイベントとして用意されたのが「土用の丑の日会」です。

愛知県産鰻の白焼き、蒲焼をメインとした鰻づくしのコース仕立て

鰻の三大産地としても有名な愛知県産の鰻は、毎年全国の飲食店から仕入れの声がかかり争奪戦となるほど人気です。

この希少な愛知県産の脂がのった鰻を使用し、蒲焼と白焼きをメインに、鰻づくしのコース仕立てが用意されます。

料理長自ら厳選した土佐の備長炭にてじっくりと焼き上げた鰻は、時間をかけることでふっくらとした身に仕上がり、一口目のパリッとした香ばしい皮とマッチし、絶妙な味わいです。

愛知県産生鰻の白焼き

白焼きは、大豆から取る深みのある出汁をつけながら焼き上げる、「一燈照隅」オリジナルのレシピで提供されます。静岡県産生わさびすりおろしが添えられ、さっぱりと鰻本来の風味が楽しめます。

愛知県産生鰻の蒲焼き

蒲焼きは、鰻の頭と骨を3時間煮詰めてとったたれと香り高い生山椒が添えられ、濃厚な味わいが楽しめます。

「一燈照隅」では、和食の基本とも言われる昆布や鰹の出汁は使用されません。

「料理の素材そのもの」を使って出汁を引き、その食材にまた戻すという技法が用いられます。

素材を余すことなく大切に使い切ることで、素材の旨みが際立ち、食材の生命力が溢れる一皿が完成されます。

愛知県産生鰻のうまき

コース内容:うざく、うまき、お造り、白焼き、蒲焼き、釜炊きご飯・鰻のきもすい、季節のデザート

一燈照隅について

「一燈照隅」店内内観

料理人歴45年の料理長・元嶋明朋氏が積み上げてきた日本料理技術の集大成として2022年、広島県福山市に開業された日本料亭。

お品書きを設けず、旬の食材を中心に仕入れが行われます。

予約時にお客様の好みや体調、来店の背景や会食の趣旨などを伺い、全身全霊でお客様に寄り添った料理が提供されます。

また、お好みの飲み物などに合わせ、調理法や味の調整も行われます。

極限まで調味料を使用せず、また和食の基本といわれる鰹・昆布では出汁を取らず、日本料理の伝統技法によって素材自体のうまみを引き出した品々は、胃に負担のない「究極の引き算料理」ともいわれ、食通のお客様だけでなく、健康志向の高い方や病気による食事制限のある方にも「安心して食べられる」と好評です。

一人一人のお客様と向き合い、一期一会の料理を提供するため、会員制・1日8席のみの完全予約制で営業されています。

料理長 元嶋 明朋(もとしま めいほう)について

<プロフィール>

1962年 熊本県甘天草市生まれ。
1978年 愛媛県道後のホテルに住み込みで料理人として働く。
1982年 兵庫・西宮の老舗高級料亭「播半」に入門。7年間住み込みで日本料理の伝統技法を習得する。
1989年 福山市の高級リゾートホテル和食総料理長に就任。その後、広島県内のホテル総料理長などを歴任。
2022年 「日本料理の伝統技術をより多くの方に知ってもらい、若い世代に継承したい」という思いから、料理人人生の集大成として一燈照隅を開業。

一燈照隅 土用の丑の日会 概要

開催期間2024年7月19日(金)~8月10日(土)19:00~(閉店は22:00)
※7月25日(木)、30日(火)、31日(水)、8月7日(火)を除く住所一燈照隅(広島県福山市昭和町7-10)電話番号084-926-0032メニュー・料金愛知県産鰻の白焼き、蒲焼をメインとした鰻づくしのコース仕立て 16500円(税込)/1名様
※追加料金1500円/1名様にて鰻に合わせた日本酒3種飲み比べをご用意予約完全予約制(8名様まで) お電話または公式HP、SNSにてご予約ください公式サイトhttps://ittoshogu.jp/公式Instagramhttps://www.instagram.com/itto_sho_gu/

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ひろしまリード編集部

地元編集部が「広島をもっと楽しく」するヒントを毎日お届け!広島を愛するみなさんに、広島を満喫してもらえるような情報を発信しています。
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