藤枝MYFCの杉田真彦、古巣ソニー仙台のJFL退会に「自分を拾って育ててくれたチーム。びっくりした…」
J2藤枝の杉田、プレーオフ進出へ「雰囲気づくりが大事」
J2藤枝MYFCのキャプテン杉田真彦選手(静岡西高出)が古巣・ソニー仙台の日本フットボールリーグ(JFL)退会を惜しみました。順大を経て加入し、プロへの道筋を開いた名門は「超好きなチーム」。右ひざ前十字靱帯と内側側副靱帯の断裂から復帰した今季は14試合の出場にとどまっていますが、プレーする姿で恩返しを誓います。
ー古巣への思いを。
「自分がニュースで知る前に、今も所属している元チームメートから連絡が来てびっくりしました。一番最初に拾ってもらい、育ててもらったチームです。
今いるメンバーがサッカーを続けられる、続けられないというのも分かりませんし、サッカーを続けたいけど仕事に専念せざるを得ないという先輩もいるかもしれません。その分、自分が活躍して感謝を返していくというわけではないですけど、そういう姿を見せられたらいいなと思います」
ーいわき戦は最終ライン2人を出場停止で欠く難しい状況。
「最近は自分もメンバー外で練習してますけど、誰が出ても変わらないと思えるだけの準備をしているのを見ていますし、自身もいつチャンスが来ても対応できるようにやってきました。
それぞれが100パーセント、120パーセントでやることがチームとして一番まとまると思っていますし、それが一番いいチームだと思います。だから自分も練習では常に100パーセント以上を出すようにしています」
ーチームはレベルアップしている。
「紅白戦を見ても昨年、一昨年と比べ格段にレベルが上がっています。ただ、『俺が俺が』みたいになるのもいいですけど、今はすごい大事な時期でチームがまとまらなきゃいけない時です。
その雰囲気作りがかなり大事になってくると思います。今回のいわき戦も難しい試合になるかもしれません。そうなった時にチームを立ち返らせることができる選手がいるかということが重要になってきます。自分もしっかり準備できているので、いつでもいけます」