静岡県からは6位に富士山 夏に行きたい世界遺産トップ10 1位に選ばれたスポットは?
■じゃらんニュースのランキング 1位は東京都の小笠原諸島
そろそろ夏の旅行計画を立て始める人たちも増えてくる。リクルートが運営する「じゃらんニュース」が、「夏に訪れたい世界遺産ランキング」を発表した。1位に選ばれたのは東京都の島。静岡県の富士山がトップ10に入った。
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「じゃらん 夏に訪れたい世界遺産ランキング」は4月11日から14日まで実施したインターネット調査の結果をもとにしている。対象は全国の20代から50代までの男女で、有効回答数は1036人だった。
ランキングには、涼しくて過ごしやすいスポットや、夏ならではの楽しみ方ができるスポットなどが入った。静岡県からは「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉」が6位に入った。ランキングでは、次のように魅力を説明している。
「富士山は古くから山岳信仰の対象として崇められ、絵画や文学作品にも影響を与えたことから文化遺産として登録されています。7月~9月に登山シーズンを迎えるほか、富士五湖ではカヌーやSUPなどのウォータースポーツが楽しめます。また涼を感じながら散策ができる白糸の滝など、自然と文化を同時に堪能することができます」
1位は東京都心の南方約1000キロに位置する「小笠原諸島」だった。ランキングでは「夏は“ボニンブルー”と呼ばれる透明度抜群の海での海水浴やダイビングのほか、イルカと一緒に泳ぐアクティビティが楽しめます。さらに夜には、満天の星と天の川が見られるスターウォッチングもあり、自然と海を満喫するのにぴったりのシーズンです」と解説されている。トップ10のスポットは以下の通りとなっている。
【夏に訪れたい世界遺産ランキング】
①小笠原諸島(東京都)
②知床(北海道)
③白神山地(青森県・秋田県)
④奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島(鹿児島県・沖縄県)
⑤屋久島(鹿児島県)
⑥富士山‐信仰の対象と芸術の源泉(静岡県・山梨県)
⑦嚴島神社(広島県)
⑧琉球王国のグスクおよび関連遺産群(沖縄県)
⑨白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県・富山県)
⑩平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(岩手県)
日本の世界遺産は1993年に屋久島など4件が登録されてから増加し、2025年3月時点で文化遺産21件、自然遺産5件の計26件が登録されている。今夏の旅行は日本各地の世界遺産を訪ねる計画も選択肢になりそうだ。
(SHIZUOKA Life編集部)