ふきんの洗い方をレクチャー!正しい洗い方を知って衛生的に使おう
清潔さをキープ♪ ふきんの洗い方を徹底解説
食器を拭くのに使ったり、台拭き用として使用したりすることが多いふきん。みなさんはどのように洗っていますか?洗濯機・手洗い・漂白剤・煮洗い(煮沸消毒)などさまざまな方法がありますね。
ふきんによって素材はさまざまで、適切な洗い方は異なります。この記事では、ふきんの洗い方を種類別に紹介し、干すときのポイントやよくある質問も徹底解説していきますよ。
洗う前に。洗濯表示を確認しよう
ふきんとひと口に言っても素材はいろいろあり、素材によって洗い方は異なります。洗う際、まずは洗濯表示を確認するのがおすすめ。洗濯表示の基本的な表示の説明としては、下記の通りです。
たとえば三角形のマークには「漂白」に関する情報が、洗濯おけのマークには「洗濯時の温度」や「手洗いをするかどうか」などの情報が表示されています。そのほか四角形のマークには「乾燥」の情報、アイロンのマークには「アイロン時の温度」などアイロンに関する情報、円のマークには「クリーニング」の情報が記載されていますよ。
基本的な表示を覚えておくと、いろんなメーカーのふきんを購入しても、洗濯に迷うことなく使えますよ。
洗濯表示がない場合・素材別のポイント
素材 / 洗うときのポイント
綿 / 洗濯ネットに入れて洗う
麻 / デリケートな素材なので手洗いや洗濯ネットに入れて洗うのがおすすめ
不織布 / 手洗いでやさしく洗う
マイクロファイバー / 洗濯ネットに入れて洗う。もしくは、中性洗剤でもみ洗いするのがおすすめ
綿は洗って乾かすと縮みやすいので、洗濯ネットに入れて洗うのがおすすめ。麻は、シワになりやすくデリケートな素材なので、できるだけ手洗いをするか洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。
不織布は、一度シワになると取れにくくアイロンが使えません。手洗いでやさしく洗うのが向いているでしょう。マイクロファイバーを洗濯する際は、ネットに入れてほかの洗濯物とからまないようにすることで長持ちしますよ。
洗濯機?手洗い?洗い方の種類と特徴
洗い方の種類
【洗濯機】
・大量のふきんや大判のものも一気に洗える
・調味料が大きくついてしまった汚れや手洗いでは落ちない汚れに最適
【手洗い】
・少ない水でふきん1枚からサッと洗える
・ワンポイントの汚れを取るのに最適
【漂白剤】
・除菌効果や嫌なにおいが取れて衛生的に保てる
・カレーなどがついて洗濯機などで落ちない場合に最適
【煮洗い(煮沸消毒)】
・雑菌や汚れをしっかり落とせる
・定期的にお手入れしたい場合に最適
洗濯機はふきんを一気に洗える反面、衣類などと一緒に洗ってしまうと、ふきんの汚れがほかの衣類についてしまうおそれがあります。手洗いは洗剤などによっては、手が荒れてしまう場合もあるので注意しましょう。
漂白剤を使う場合、色柄物のふきんは色落ちの可能性があるため注意が必要。煮洗い(煮沸消毒)は洗浄力は強いですが、繊維が傷んだり色落ちしたりするおそれがあるので気をつけてくださいね。
【洗濯機】ふきんの上手な洗い方
洗濯機で洗って干す
ふきんはデリケートな素材で作られていることもあるため、洗濯ネットに入れて洗うのがおすすめです。
なるべく衣類とは別に洗濯することで、雑菌移りの防止になります。ふきんだけ洗濯するのはもったいないという場合は、タオル類と一緒に洗濯するようにしましょう。
洗うときのポイント
大きめの洗濯ネットだと中でふきんが動いて摩擦の原因になるため、ふきんにあったサイズのネットを使用する
汚れが気になる場合は、つけおき洗いしてから洗濯機をまわす
【手洗い】ふきんの上手な洗い方
1. 桶にぬるま湯を張り、台所用中性洗剤を数滴垂らす
手洗いでふきんを洗う場合、まずは桶やバケツなどにぬるま湯を張ります。洗いたいふきんが浸かるぐらいお湯を張るのがよいでしょう。
普段台所で使っている中性洗剤を数滴垂らしてください。
2. つけおきしたあと、よくもみ洗いする
ふきんを数分つけおきしたあと、よくもみ洗いしましょう。ふきんの細かい部分も、もみ洗いしておくのがおすすめです。
3. 水でよくすすぎ、よくしぼってから広げて干す
ふきんを水でよくすすいでしぼり、広げて干しましょう。天日干しすると、日光のパワーで除菌効果が見込まれますよ。
洗うときのポイント
洗剤の洗い残しがないようにする
天日干しや風通しのよいところで干し、濡れたまま放置しないようにする
【漂白剤】ふきんの上手な洗い方
1. 漂白剤・食器用洗剤・桶・炊事用手袋・汚れたふきんを準備する
漂白剤でふきんを洗う場合は、まず下記のものを準備しましょう。
・漂白剤
・食器用洗剤
・桶(バケツなど)
・炊事用手袋
・汚れたふきん
2. 食器用洗剤で汚れたふきんを洗い、きれいな水ですすぐ
桶やバケツにふきんが浸かるほどの水を張り、食器用洗剤でふきんを洗います。食器用洗剤は数滴垂らすとよいでしょう。
3. 桶に漂白剤のうすめ液を作る
中性洗剤でふきんを洗ったあと、桶やバケツに漂白剤のうすめ液を作ります。購入した漂白剤にうすめ液の作り方が記載されている場合が多いので、チェックしてみてくださいね。
4. ふきんを入れ、除菌・消臭は約2分、漂白は約30分つけおきする
除菌や消臭をしたい場合は2分ほど、漂白の場合は30分ほどつけおきしましょう。
5. 水でよくすすいだら干して乾燥させる
除菌や消臭、漂白が終わったら手袋をして水ですすぎます。手が荒れる可能性があるので、必ず手袋をするようにしましょう。すすぎが終わったら、日当たりのよい場所で干してよく乾燥させてください。
洗うときのポイント
漂白剤を使う場合は、必ず手袋をする
除菌や消臭・漂白など、目的によってつけおきする時間が異なる
【煮洗い(煮沸消毒)】ふきんの上手な洗い方
1. 鍋と汚れたふきん、菜箸(トング)などを用意する
ふきんを煮洗い(煮沸消毒)する際は、下記のものを用意しましょう。
・鍋
・汚れたふきん
・菜箸(トング)
菜箸やトングは、ふきんを掴んだり取り出したりするのに便利ですよ。
2. 鍋に水を入れ、沸騰させる
まずは鍋にふきんが浸かるぐらいの水を入れて、沸騰させます。
3. 汚れたふきんを入れ煮て、冷水ですすぎ干す
沸騰したら、汚れたふきんを入れて5分ほど煮てください。煮たあとは冷水ですすぎ、干して乾燥させるようにしましょう。
洗うときのポイント
煮沸消毒の場合は、約5分ほど煮る
徹底的に除菌したい場合や殺菌をおこないたい場合に向いている
ふきんを干すときのポイント
ふきんを洗ったら、しっかりと乾燥させることが大切。きちんと乾燥させないと、雑菌が増える原因となります。天気がよい日であれば、天日干しをすると日光のパワーで除菌効果が見込めますよ。
花粉の時期やホコリの付着が心配なときは、乾燥機を使用したり室内の風通しのよい場所に干したりするなど工夫をするとよいでしょう。けっして濡れたままにしないようにしてくださいね。
ふきんを洗うときのよくある質問・Q&A
ふきんはどのくらいの頻度で洗えばいいですか?
毎日洗うのが理想です。その日使用したものはその日に洗うのがおすすめ。
使ったら洗うのが理想ですが、毎日洗うのがむずかしい場合は週に2〜3回洗うとよいでしょう。漂白剤や煮沸消毒などで除菌し、しっかりと乾燥させてください。
ふきんを使ったあとはどうすればいいですか?
本記事で紹介したふきんの洗い方を参考に洗い、しっかりと乾燥させるのがおすすめです。
乾燥させず濡れたまま使用してしまうと、雑菌が増える原因になります。天気のよい日は天日干しをおこなうとよいでしょう。
ふきんの正しい洗い方を知って清潔に保とう!
日常的に使用することが多いふきんは、各家庭によって洗い方がだいぶ違います。ふきんの素材によって適切な洗い方は異なるので、素材ごとに洗濯方法を変えるのがおすすめです。
「ふきんの洗い方をどのようにしたらいいか迷っている」方は、ぜひ上記で紹介した4種類の洗い方を参考にしてみてくださいね。
ライター:miho0407(Webライター)