【倉敷市】【2/2(日)開催】高梁川流域クロッシングフォーラム/交流会 ~ 医療・教育・カルチャー・スタートアップの観点から、地域ビジネスの可能性を学ぶフォーラム
高梁川流域圏のひとつである倉敷市。
高梁川流域全体の地域振興を目的としたイベントも数多く開催されています。
そのなかのひとつに、倉敷市が主催する「高梁川流域クロッシングフォーラム/交流会」というイベントがあります。
内容は、ビジネスの各分野で活躍する人々の話を聞き、地域が持つ可能性や今後の展望などを学べるというもの。参加者同士の交流・企業間の連携強化を目的にしていることもあり、イベントをきっかけに新たなつながりが生まれるのも魅力的です。
フォーラムという言葉だとなんだか堅苦しく聞こえますが、高梁川流域圏で暮らし、地域に関心を持つ人ならためになる内容だと思います。
高梁川流域クロッシングフォーラム/交流会の詳細について、担当者に話を聞いてきました。
高梁川流域クロッシングフォーラム/交流会とは
高梁川流域クロッシングフォーラム/交流会は、倉敷市がおこなう高梁川流域クロッシング事業の取り組みのひとつです。
2025年2月2日(日)に開催されます。
「高梁川流域クロッシング事業」について
高梁川流域クロッシング事業は、高梁川流域圏の持続可能な経済発展を目的とする事業です。
高梁川流域にある企業と、圏域内外の企業・教育機関の交流を活性化する機会を提供し、その交流から生まれてくる、地域の資源・技術・サービスを生かしたイノベーションを支援しています。
令和6年度は、以下の二つの取り組みを中心におこなわれました。
・交流フォーラム:クロッシングデイ
・資金調達支援:コネクトローカルプロジェクト
情報発信ポータルサイト「高梁川流域CROSSING」では、本事業の取り組みや事例の紹介がおこなわれています。気になるかたはぜひチェックしてみてください。
この記事で紹介する高梁川流域クロッシングフォーラム/交流会は、交流フォーラム「クロッシングデイ」にあたります。
高梁川流域クロッシングフォーラム/交流会の概要
2025年の高梁川流域クロッシングフォーラム/交流会は、倉敷中央病院付属予防医療プラザで開催されます。
フォーラムは、トークセッションと基調講演で構成されています。
トークセッションは医療・教育・カルチャー・スタートアップの4つのジャンルにわかれておこなわれ、参加者は気になるトークセッションを自由に聴講することが可能です。各分野で活躍する人々が登壇し、地域の課題や地域の未来に向き合います。トークセッションがおこなわれる場所は、5階の古久賀ホールと1階の研修室の2か所です。
基調講演に登壇するのは、データサイエンス、科学方法論、Value Co-Creationなどの分野で活躍している宮田裕章(みやた ひろあき)氏です。
フォーラムの最後は、宮田裕章氏・五十棲浩二(いそずみ こうじ)氏・坂本大典(さかもと だいすけ)氏による「地方の未来、そして展望」というテーマのトークセッションが開催されます。
詳細は以下の画像をチェックしてください。
フォーラムの後には、前回大好評だった交流会も開催されます。
交流会は立食形式でおこなわれるため、参加者同士が気軽に話しやすく、おいしい食事も楽しみながらさらに深い交流が期待できます。
場所は、フォーラムと同じ会場の1階にある「ル リエール」です。定員は50名。事前申込制のため、参加を希望する人は早めの申込がおすすめです。
参加する場合は、専用のGoogleフォームから申込してください。
高梁川流域圏内のビジネスの現状、そして地域の未来をしっかりと学べる高梁川流域クロッシングフォーラム。どのような想いで企画しているのか、倉敷市商工課の片岡勇介(かたおか ゆうすけ)さんに取材しました。
倉敷市商工課にインタビュー
──今回のフォーラムにはどのような企画意図がありますか?
片岡(敬称略)──
現代の日本は、人口減少など社会全体で抱えている課題が多く、その課題解決の過程のなかに秘められているビジネスチャンスを掴もうと、日々奮闘するかたがたが数多くいらっしゃいます。
高梁川流域クロッシングフォーラムは、地域に根ざし、地域の未来を牽引していくかたがたにとっての課題解決のためのヒントを得る場であったり、新しいことを始めるきっかけの場であったりしてほしいと考えています。
2025年のフォーラムのテーマは「越境せよ」。多種多様な業界のかたをゲストに招いて、業界・職種の垣根を越えて新たな交流が生まれるようなイベントを企画しました。
フォーラムが直接、課題解決につながることは少ないかもしれません。ですが、異なる分野の話を聞いて交流をすることで、新たな知見を得るのはもちろん、そこから課題解決の糸口が見えてくることもあると思うんです。
また、参加者同士の交流をきっかけに新たなビジネスが創出されるなど、取り組みがさらに派生して、流域圏全体を盛り上げていけたらと思います。
──見どころや前回(2024年)のフォーラムと違う点はありますか?
片岡──
もっとも大きな違いは、「教育」と「カルチャー」という新たなカテゴリーについてトークセッションを繰り広げることです。教育もカルチャーも地域に無くてはならない分野ですが、取り上げるのは今回初めての試みです。
特に教育に関しては、地域の未来を背負っていくプレイヤーが生まれる場所でもあるので、教育業界が地域でどのような役割を担っていくのかを学ぶ機会になるのではと思います。
さらに今回は、共同パートナーである倉敷中央医療機構臨床医学研究所様と連携し、医療に関連する会社の取り組みや機器の紹介をする展示ブースを設置するので、ぜひ足を運んでみてください。
──参加するとどのようなメリットが得られると思いますか
片岡──
トークセッションでは各分野のフロントランナーのかたが集まるので、それぞれの業界の貴重なお話が聞けると思います。個人的には、さまざまな業界のお話を聞いていただいて、なにか新しいアイデアや考え方のヒントが得られる場として利用してもらえたらうれしいです。
また、参加者同士で横のつながりが生まれて、新事業がスタートするきっかけのひとつになれたらと思います。
──どのような人におすすめしたいですか
片岡──
地域の経営者がどのような想いでビジネスに取り組んでいるのか、そしてどのような考えを持っているのかを知られる機会だと思います。
現役の経営者のかたはもちろん、教育関係者のかたや、今後起業を考えているかたにもおすすめしたいフォーラムです。特に起業したいかたにとっては、大変参考になるお話が聞けると思います。
あとは、学生のみなさんにもぜひ参加していただきたいです。過去に開催したフォーラムでは、社会人に限らず大学生の参加もちらほらありました。
大学在学中に起業に挑戦するケースも増えていて、「地域のためにこれをやりたい!」と思うことを支援するのも私たち商工課の役割だと考えています。
少しでも興味のある学生のかたは気軽に足を運んでみてくださいね。
──最後に、読者へメッセージをお願いします
いろいろなかたに参加していただきたいイベントです。
参加することで、「こんなに面白い取り組みがあるんだ」「この人はこういう考え方をしているのか」など、今まで無かった新たな視点が自分のなかに生まれると思います。
なにかが変わるきっかけとなるイベントになると思いますので、皆さまのご参加をお待ちしております。
おわりに
ビジネスに疎い筆者ですが、高梁川流域クロッシングフォーラムは、ビジネスに詳しくなくても地域に関心がある人なら誰でも気軽に参加ができるイベントだと感じました。
高梁川流域圏のビジネスと聞くと壮大なテーマに思えますが、医療や教育などのテーマに置き換えることで、自分の身近な生活にも関わっていると実感します。
事業について悩みを抱えている人はもちろん、業界・業種を越えた交流を求める人にもおすすめしたいイベントでした。
イベントの定員は先着200名のため、気になる人は早めの参加申込がおすすめです。高梁川流域というキーワードに興味がある人は、ぜひ足を運んでみてください。