「関東の山車祭り展」が成田で開催【成田市】
祭り好きの大学生が企画した展覧会が、成田市文化芸術センターで開催されます。
自ら登壇し、「かなりマニアックな内容」の講演会も行います。
2回目の展示会。学生生活の最後に
千葉商科大学4年生の髙田知宏さんは、印西市生まれ、成田市育ち。
成田市で毎年行われる成田祇園祭に幼少期から触れることで祭りに興味を持ち、中学生の頃より祭りのコレクションや研究を始めました。
研究が進んだのはコロナ禍の頃。
コロナによる行動制限の時期に大学生になった髙田さん。
大学で学ぶテーマとは違いましたが、できた時間で祭りの研究を本格化させました。
そして2022年9月、1回目となる展覧会を開催。
コロナ禍で各地の祭りが中止・縮小される中、祭りに対する関心を喚起するのが目的でした。
展覧会はSNSで注目を集め、個人の企画展ながら2日間で約170人を集客しました。
山車の模型、貴重な写真などを展示
今回2回目となる展覧会を運営するのは、実行委員会の6人。
髙田さんをはじめ、ほぼ全員が成田の囃子(はやし)連に所属する若手です。
展示されるのは、髙田さんが中学生の頃から骨董市やネットショップで集めた書籍、各地から借りた写真や映像、髙田さん自身が実際に出かけた祭りのパンフレット、扇子や手拭いも。
そして、ひときわ目を引くのが山車や人形の模型。
実際の祭りでは装飾で見えないカラクリ部分も再現しているそうです。
これらを制作した宮田有偉(ゆうい)さんも実行委員。
2回目の今回は、前回よりも展示数を大幅に増やし、髙田さんの祭礼研究の結果を披露する講演会も実施します。
髙田さんは研究の集大成ともいえる展覧会にするため、現在、奮闘中です。(取材・執筆/倫)
関東の山車祭り展日時/3月9日(土)・10日(日)午前10時~午後4時場所/成田市文化芸術センター・なごみの米屋スカイタウンギャラリー※祭礼講演会は両日午後2時~ ※祭り囃子の競演は10日(日)午前11時30分~住所/千葉県成田市花崎町828-11 スカイタウン成田4階問い合わせ/080-7696-0481 髙田料金/入場無料