三代将軍・家光が移築した世良田東照宮│群馬県太田市
徳川氏発祥の地と言われる太田市世良田町に鎮座する神社。徳川家康の先祖と言われる新田義季（よしすえ）は、新田荘から世良田郷を含む5か郷を譲られた。利根川沿いの土地「押切」を「徳川（または得川）」と改称し、徳川義季とも名乗った。世良田東照宮は江戸幕府の三代将軍・家光が、先祖の地として日光東照宮の奥社殿などを移築し、家康を祭ったのが始まり。桃山時代の特色を残す拝殿や、造られた当時は日本一大きかったとされる高さ4.95mの鉄燈籠ほか、本殿、唐門、宝物館で見られる棟札などが国の重要文化財に指定されている。2026年まで境内で改修工事を実施中で、本殿、唐門は2023年12月末で改修が終了する予定。以降は拝殿などの工事が行われる。
太田市立新田荘歴史資料館
太田市の歴史や文化に関する文化財を展示する資料館。古代から近現代までをテーマ別に紹介し、中世〜近世では東照宮や新田氏と関わりの深い長楽寺の文化財、徳川義季と伝えられている像などを展示している。
【住所】太田市世良田町3113-9
【問い合わせ】太田市立新田荘歴史資料館 0276-52-2215
【時間】9：30～17：00
【料金】一般200円、中学生以下無料
【休み】月曜（祝日の場合は翌日）、年末年始
世良田東照宮
【住所】太田市世良田町3119-1
【問い合わせ】0276-52-2045
【時間】9：30～16：00（11月～3月）
【料金】拝観料／大人300円、小中学生100円
【休み】無休
