UNISON SQUARE GARDEN田淵智也「作れて良かった」ニューシングル『傍若のカリスマ』に込めた想い!
声優の安元洋貴と白石晴香がパーソナリティ!週替わりで登場するゲストとのトーク!
リスナーのみなさんからのリクエストを中心に集計したアニメ、ゲーム、声優、特撮に関するナンバーのオリジナルチャートを発表していく1時間のミュージックプログラム、
「A&Gメディアステーション FUN MORE TUNE」!
10月5日のゲストはUNISON SQUARE GARDENの田淵智也さん!
ニューシングル『傍若のカリスマ』について伺いました。
『傍若のカリスマ』はTVアニメ「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」オープニング主題歌。 「ブルーロック」の楽曲を手がけるのは今回で3曲目になります。「ブルーロック一期のオープニングをやらしてもらって凄く評価を頂いたっていうのもあって、別のことをしたいという気持ちにあんまりならなかったんです。“アニメといえばこれだよね”っていう温度感が凄く大事だと思ったので。『カオスが極まる』の空気感をしっかり引き継げるものをというところからスタートしたのは正直あります」
『傍若のカリスマ』を作るにあたってプレッシャーを感じたという田淵さん。「お話をもらった時は逃げ腰というか、ビビってますね。毎回自分から出てくるかどう分からないと思いながら。でもやってやれなかったことは今までないという安心感は持って望みますけど、最初はもう怖いですよね。ほんとに。毎回冷や冷やしています」
さらに作った曲を演奏するプレッシャーも感じていました。「曲って作れば作るほど、複雑になって、“これライブで出来るんかい!”っていうところから始まるんです。でも3週間ぐらい毎日やっていると、ある日急に出来ることがあって。ライブで演奏すると2回目、3回目でいつの間にか仕上がってるってことがあるんです。やっぱり人間って挑戦すると実現できるんです」
田淵さんが縦横無尽に動き回るMVの話も伺いました。「ミュージックビデオはもう全ての仕事の中で1番辛い!ずっとやるんですよ、演奏。 めちゃくちゃ大変っすよ。バンドのミュージックビデオって演奏はあった方がいいというのは当然ファンからしてもあるので、結局演奏パートが多くなるというのが僕らのMVはありがちで。そうすると撮影が回数多くなるんで、アラフォーには大変なんです。頑張りました」
『傍若のカリスマ』にはベース、ドラム、ギターのソロも入っています。それぞれの楽器のソロパート、どんな想いから作ったのでしょうか?「時代的に歌じゃないパートってあんまり好まれないらしくて…。Youtubeなんかも如実にギターソロみたいなところが飛ばされるんですけど、たまには全員のソロがある曲をシングルでやるっていうのは面白そうだなと思って。サビとかは特に凄くストレートなメロディを意図的に書いたので、そのストレートな曲に、バンドといえば楽器のソロみたいな、ザ・ストレートみたいなものを詰め込もうという自覚はありました」
カップリングの『憂鬱はプリンセス』に込めた想いも伺いました。「カップリング聞くのって凄く濃いファンの人たちだけだと思うんで、その人たちだけの宝物になってくれてれば僕はそれで良くて。カップリングは多くの人に聞いて欲しいというより、“この曲俺しか知らないんだよな、超うれしい!”みたいな気持ちになるというか。カップリングならではの緩い曲とかあるじゃないですか。そういうのじゃなくて、今年この2曲しか出ないから出来るだけかっこいいものにしようっていうのを意図的にやった2曲のバランス。両方とも超かっこいいみたいな感じにする方が今回は面白いかなと思って作りましたね」
今年7月24日で結成20周年を迎えたUNISON SQUARE GARDEN。かなり前から20周年を見据え、20年やって初めてロックバンドは完成するっていう気持ちで活動をしていたというUNISON SQUARE GARDENの田淵智也さん。ニューシングル『傍若のカリスマ』は、田淵さんにとってどんな作品になったのでしょうか?「20年やってると、毎回安堵というか、作れて良かったっていう。あとどれぐらい自分から曲が出てくるんだろうっていう、毎日怖いっちゃ怖いというか、そんなにもう無尽蔵に出てくるわけがないだろうみたいな。その限界とかゴールがなんとなくこう自分の中である状態の中で生きてるので、今回もなんとかなって良かったなっていう気持ちが強いです。ちゃんと考えれば曲は作れるっていうのは自分で体験してきたんで。出来る限り頑張ります」